一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

色づく秋

2018-09-24 17:05:48 | 雑記


       カマクラにも田んぼがある。

       四季折々の木々の変化も見逃せないが、
       田んぼは人間がかかわっているだけ
       重みがちがって、
       見る側の思いを深くする。

       2月頃の田起こし。
       (今は機械でやるが、以前はおじいさんが
        一人で鍬で土を起こしていた)

       田んぼに水を張って田植えの準備。
       (夜になると水田に月が映る)

       田植えは機械でやるので、あっという間に終わる。

       青々とした田んぼには、うるさいほどの蛙の合唱。

       やがて青田は花を咲かせ(稲の花)、
       実をつけはじめる。

       蝉が鳴く頃、
       盛夏の田んぼは勢いづいて、たくましささえ感じる。
       

       そして現在、
       ここカマクラは北関東より田植えが遅かった(6月)
       だけ、まだ茎は青いが、
       実がしっかりついて
       稲穂は日に日に色づいている。

       スズメよけに
       網も張られた。

       間もなく一面、黄色い絨毯のようになり、
       稲刈り、稲架(はさ)掛けの光景も見られるだろう。

       
       毎年くりかえされる農家の仕事。
       

       現実には、
       お米は買ったほうが安価かもしれないが、
       営々とした営みに頭が下がる。