アンパンマン生みの親のやなせたかし
さんが先日、94歳で亡くなった。
ご本人によると、
アンパンマンは「世界最弱のヒーロー」
で、空を飛び回り、自分の顔をちぎって
ひもじい人に分けるのだそうだ。
どうやら、戦争の体験、ひもじさなど
が背景にあるらしい。
さだめしアンパンマンは正義の味方、
スーパーマンなのだろう。
新聞には、
この深さが幼子の心に素直に感応する。
大人は首をかしげ、幼子は夢中になる、
とあったが、
全くその通り。
わが家のチビも大のアンパンマン好き。
写真のようなものから
(これはボタンを押すとダンスをしたり
手をたたいたりする)
DVDを入れると30個近くもアンパン
マン・グッズがあろうか。
他にアンパンマン類の本……どれもこれも
幼子にとっては超ヒット商品なのだ。
なぜ、それほどまでに彼らの心を惹くのか、
毎日眺めていても分からない。
もっとも最近はやや、バイキンマンが好き
になったようだが。
かくいう私もやなせさんの
”手のひらを太陽に”の歌は大好き。
♪ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
---------
生きているから 悲しいんだ
手のひらを太陽に
---------♪
みなさん御存じの歌。
いい歌だと思う。
どこか金子みすずの詩に似たような素直さ
がある。
人間の生を根本から肯定するような。
合掌。