一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

鬼の霍乱

2013-10-01 17:15:08 | 健康


     鬼の霍乱か、先週から体調がすぐれず
     医者にいったら風邪だといわれ、薬を
     いっぱいもらってきた。

     喉の痛みから声が出なくなった。
     おまけに体がだるくて、何をする意欲
     もない。

     こういったひどい風邪をこのところ1年
     に1回はひいている。
     たいてい年末の押し迫った時期だった。
     (年末最終日に病院にいくと、もっと
      早くに来なくちゃと医者に叱られた)

     それが11月になり、いつしか10月に。
     今年は気がついたら9月末にやってしまった。
     年々、周期が早まるということはそれだけ
     身体が軟弱に、免疫力が失(な)くなった
     ということなのだろう。

     何種かの薬を飲んでウトウトしていると、
     夢を見る。
     どうでもいい夢は起きたら忘れるのに、
     遅刻しそうになったり失敗した夢はいつま
     でも覚えているのは何故だろう。
     そのためか、どっと疲れる。

     仕方がないから起きて新聞をみる。
     前々回、このブログで葬式の話を書いたが、
     さっき来た夕刊に、
     「GPS付き宇宙葬」が日本でも始まった
     という記事があった。

     1㌘の遺灰をカプセルに納めて打ち上げる
     のだそうだ。
     「あの流れ星がおじいちゃんよ」も夢では
     ないとあったが……。

     わが家の近くの林が今日、通ったら、きれ
     いに刈り込んであって、
     バオバブの木に似たのがあった。
     (これまで鬱蒼として気づかなかった)

     バオバブといえばサン・テグジュぺリの
     『星の王子さま』だ。
     そのなかで、こんなことをいっている。

   
     「心で見なくちゃ、物事はよく見えない、
      ってことさ。かんじんなことは目には
      見えないんだよ」

     いずれにせよ、しばらくわが家は静かだ。
     お喋りの私が声が出ないからだ。 
     

       ※ 写真は家の近くの林にある、
             私がバオバブと名付けた木