会津の話が途中であったが吉武輝子の訃報により中断
した。今日は会津磐梯山にまつわる話を。
市中を車でいくと、やがて猪苗代湖の北方に会津連峰
と磐梯山(標高1816mの活火山)が見えてくる。
会津磐梯山といえば、小原庄助さん。
♪(エンヤ~)会津磐梯山は宝の(コリャ)山よ
笹に黄金が(エ~マタ)なりさがる
(お囃子)
小原庄助さん、なんで身上(しんしょう)つぶした
朝寝朝酒朝湯が大好きで
それで身上つぶした
ハアもっともだ、もっともだ ♪
同じ県民として(会津と太平洋岸の南相馬市とは地形
も天気も産物も、はたまた方言もかなり異なるのだが)
♪小原庄助さん♪のくだりは自然と口について出る。
子供の頃、ちょっと寝坊したり家の手伝いを怠けたり
すると、「庄助さんになるぞ」といって怒られたものだ。
(大人も自嘲的にというか、休むいいわけに使っていた)
あんまり馴染んでいて(歌詞が明快すぎて)疑問にも
思わなかったが、磐梯山を見るのも初めてだった。
(つまり、会津を訪れるのも今回が初めて)
実物をみてびっくり、こんなにカッコいい山とは思わ
なんだ。
ところで小原庄助さんって誰?
道楽三昧で家財産を使い果たし、身上をつぶした(破産
した)江戸時代の材木屋とか、幕末の志士とか、会津漆
器の塗り師とか……諸説あるらしい。
酒好き、遊び好きは共通しているようだが。
長年の疑問がとけて拍子抜けしたというか、どうでもい
いことながら決着ついてすっきり!
4月はじめにはご覧のように冠雪していたが、ちょっと
前に電話したら、会津も桜がちょうど満開だとか。
季節はめぐって確実に花開くが、復興にも春の兆しが
見えて欲しい。