Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

幕末・明治の超絶技巧 

2010-12-10 23:09:44 | Weblog
泉屋博古館分館 2010年10月16日~12月12日
このあと静岡、大阪、岡山会場へ巡回

 清水三年坂美術館コレクションを中心にした幕末明治の工芸の展覧会。 江戸時代の工芸、特に金工は刀と関連があるので佐野美術館を幹事館として金工や刀と関連のある館を巡回するようです。泉屋といえば住友、住友といえば銅山だし(と勝手に納得)。幕末・明治の工芸が金工以外も牙彫とか、焼き物とか、漆とかもすごいのは知ってますが、三次元で実際に見ると萌えるは~。欲しくなります。特に「鯉鮟鱇対花瓶」、上を向いた魚の口が花瓶の口で、底にはうなぎとか貝殻とかを従えている(鮟鱇)のである。
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開窯300年 マイセン 西洋磁器の誕生

2010-12-10 22:51:17 | Weblog
大倉集古館 2010年10月2日~12月19日
この後京都会場、東京町田会場、愛知会場へ巡回

 マイセンは1710年が開窯でメモリアルイアー。「マイセン磁器の300年展」という別の展覧会もサントリー美術館他で開催されます。「開窯300年~」は町田市立博物館が幹事館で、日本国内のコレクションで主に構成して比較的小規模な館を巡回し、「マイセン磁器の300年」はNHKプロモーションの企画で、マイセン磁器美術館から借りてわりと大きい館を巡回する、ようです。18世紀は異国趣味の時代であったか。シノワズリと大倉の異国風味建築があいます。コッメディア・デッラルテの人形があってちょっとイタリアテイストもあったりとか。三次元的な細工がしてあるので図版ではなく実物を見るとしびれます。中国で作られた染付を写したマイセン、インドネシアで作られた更紗を写したフランスの布、オランダの本の挿図を写した日本の絵、なんて通観する展覧会、たとえばメトロポリタンとか大英博物館とかならできるかな~ ホテルオークラでは1950年製のマイセンによる「マイセン茶懐石」などもやってます。
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