とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

岸先生に押し掛けた

2016年07月02日 | 日記

 それは参議院選挙告示の前の事だった。後援会の会議が一段落したころ「岸さんの任期は間もなく切れる。任期中に上京してお礼を言いたいなあ」と提案があった。うん、それはいい。宴席は「とうふ屋うかい」ではどうかと、具体案も飛び出した。「とうふ屋うかい」は東京タワーの真下にあり、離れ個室が58部屋もある高級料亭で、めったに行くことはない。度肝を抜く提案にうろうろしたものの、話が進んで事務的な打ち合わせが詰まっていた。
 7月1日に決行と決まった。せっかくの訪問なので、山形県で初めて日本遺産に認定された「生まれかわりの旅」出羽三山にちなんで、国宝五重塔を含めた文化財の保護や、世界に発信する伝統文化について文化庁からお話を聞きたいと、お願いをしていた。3時半ごろ参議院会館の岸事務所に着くと、文化庁文化財部大谷圭介伝統文化課長と岡田晃章文化財保護調整室助成係の2名が来て下さっていた。「観光立県目指す山形県としては、西の伊勢参り、東の奥参りとして出羽三山は著名であり、インバウンドを狙えると思う。しかし、伊勢に比べ参拝客は減りつつあり、きっかけがあれば充分リバウンドできると思っている。文化庁の助けが欲しい」と訴えた。すると大谷課長は「良く理解できる。先ずは山形県として話を整えて要望されたらどうでしょうか」だった。先ずはそれからである。
 1時間半ほどのレクチャーが終わり、待望の「とうふ屋」に行った。ずらりのお迎えに、目のやり場がない。奥まった離れの一室に通され宴が始まった。岸先生のあいさつは「自前で東京まで来て、招待されて感激している。大体は断っているのだが今日は有難い。2次会は私に任せてくれ」その通りに2次会は赤坂のスナックだった。最後まで付き合ってくれた岸先生のやさしさに感激した。

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