蛙と蝸牛

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スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ

2017年12月26日 | 映画の感想
スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ

その昔、エピソード4が公開された頃は日本でもSFがブームで、私も「SFマガジン」を毎月購読していた。このため、当時は、日本公開前から「アメリカからすごいSF映画が来る」という評判で持ち切りだった。確かにエピソード4は期待に違わぬ出来で、当時としては見たこともないSFX(だっかか?特撮のこと)の見事さには本当にびっくりしたし、「やっぱりアメリカは違う」なんて感心したものだった。
それに第1作なのにエピソード4から始まり、その後6まで作った後に1~3を作る予定という(わけの分からない)シリーズ構成が、とてもクールに見えた。

エピソード5までは、それなりに大人向け映画だったと思う(個人的にはエピソード5が一番好き)が、6あたりから大衆迎合路線?が強化されて残念だった。
エピソード1はまあまあだったものの、2、3を見た時は、正直言って(当時7~9が作られることが決まっていたわけではなかったものの)「7から先ができても見続けることができるだろうか?」と思ったものだった。

エピソード7から製作元締が変わってさらにイヤな予感がした。7は、ストーリーの骨格が1と全く同じで、細部にいくと(言葉を選ばずに言うと)子供だましとしか言いようがない展開が多かった。1と似せることでオールドファンの郷愁?を誘い、(よく言えば)わかりやすいストーリーで新しいファンを満足させよう、というもくろみなのかもしれないけど。

で、エピソード8。上記のように文句を言っていても、いざ公開されるといそいそと見に行ってしまう。そして、オープニングの演奏を聴くと、単純にも「さあ、これから面白いお話が始まるんだ!」という興奮をおぼえてしまうのだった。
本作もご都合主義な筋はたくさん見られたが、レイアとルークが出てくる場面は、やっぱり感慨深い。
特にレイアは、もう9で見ることはできないはずだと思うと、スターウォーズとともに馬齢を重ねてきたオレの人生も終わりに近づいたんだなあ、などと切なくなってしまう。
一方、ルークは、童顔というのか、老成したイメージが全くなくて「変わらないねえ」とこれまたしんみりしてしまった。

さあ、大団円(9)はどうなるのか?
それより気になったのは、8のラストシーン。これって10への布石??
それ(10の製作)だけはやめてほしいが、D社はそんなに甘く?ないよね。
せめて外伝としての位置づけにするか、全くの新シリーズにしてください。


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