蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ブラザーズ・グリム

2006年09月21日 | 映画の感想
ナポレオン占領下のドイツ。グリム兄弟は御祓師を装った詐欺を常習として各地を転々としていた。ある村で女の子が何人も森に消える事件があり、兄弟は解決を依頼されるが、うろんなウワサを聞いたフランス軍に捕まり処刑されそうになる。村の女狩人が兄弟を救い、三人で森の謎を解こうとするが・・・という話。

ナポレオン時代のドイツがどんなところだったのか全く知識がないが、この映画のセット」・CGは、きれいすぎず、汚すぎず、いかにもそれらしく作られていてストーリーそのものより興味深く見られた。

グリム兄弟はこの映画の中ではただの詐欺師で、映画のエピソードが童話の創作とどのように結びついたのかの説明がほとんどない(ほのめかす程度)ので、主役をグリムにした意義がほとんど感じられない。
主役の二人より敵役のフランス軍の将軍やイタリア人の諜報将校(?)の方が、アクが強くて魅力を感じさせた。

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