goo blog サービス終了のお知らせ 

蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

サイロンの挽歌

2021年02月11日 | 本の感想
サイロンの挽歌(宵野ゆめ ハヤカワ文庫)

グインサーガ続編プロジェクト第2弾。

外伝「七人の魔道士」の後のサイロンを舞台にした話。シルヴィアの愛人?パリスが率いる??トルク(ねずみ)の大集団がサイロンに現れ、グインはその対策に追われる、という筋。

うーん、栗本グインのときからそうなんだけど、グインが主人公のエピソードは、どうもつまらないんだよねえ。グインがシルヴィアにだけは強く出られないという設定もどうしても馴染めない。
敵がねずみというのもぱっとしない原因だろうか?

あと、黒幕がグラチウスとヤンダル・ゾックばかりというのにも飽きが出てきた。魅力的や悪役の出現が待たれる(ナリスがその役割を果たすのだろうか?)。

本書によると、これからケイロニアは没落していくらしいのだが、そうすると中原にはまともな国は残らないことになってしまいそうだ。これぞグラチウスやヤンダルの思うつぼ???

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 野の医者は笑う | トップ | Fukushima50 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

本の感想」カテゴリの最新記事