蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

15時17分、パリ行き

2018年03月31日 | 映画の感想
15時17分、パリ行き

パリに向かう高速列車の中でテロリストによる銃撃事件が発生する。たまたま乗り合わせた休暇中のアメリカ軍兵士とその友人3人らが徒手空拳ながら犯人を取り押さえる・・・という実話に基づく話。ただし、事件そのものより、主役3人の子供時代から長く続いている友情物語が中心に描かれる。

主役3人(スペンサー・ストーン、アンソニー・サドラー、アレック・スカラトス)は、本人が演じている、というのは、テレビや映画評で明かされていて、私もそれを知った上で見た。
それを知らなければ、ラストシーンでもっとびっくり(というか混乱→「えっ、何?どうなってんの?」という感じ?)できたのに・・・と思うと残念だった。(単なる合成映像と勘違いした可能性も高いけど)

多分、クリント・イーストウッド監督はラストシーンから逆算して、本人たちをキャスティングしたんだと思う。
実話に基づく映画で、ラストシーンに現実の映像や写真を登場させるというのは、よくあるパターンだが、それを逆手に取った本作の構成は、監督の稚気あふれる(観客への)挑戦もしくは映画関係者に対する挑発なんだろう。(かつ、経費削減も目的かも知れんが)

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