蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ボーダーライン

2017年05月30日 | 映画の感想
ボーダーライン

主人公(エミリー・ブラント)はFBIで麻薬捜査をしていたが、国防総省に出向?してメキシコの麻薬組織の長を捕らえるチームに所属する。チームは海千山千のベテラン揃いで、合法性が怪しい手口の数々に主人公は戸惑いをおぼえるが・・・という話。

筋がスピーディーに二転三転してついていくのが大変だったが、なんとか理解できて、ドンデン返しの快感もあった。ベニチオ・デル・トロの存在感が圧倒的。

映画の主人公は確かにエミリー・ブロントなのだが、彼女はチームリーダのマット(ジョシュ・ブローリン)や有力メンバのアレハンドロ(デル・トロ)に翻弄され、彼らの手のひらの上で踊っているような存在。
普通なら、彼女が成長して最後にはチームの一員として認められる・・・といった展開が予想されたのだが、結局、最後まで彼女が仲間はずれのまま放り出されてしまう、みたいなラストは、カタルシスがないというのか、少々残念だった。ただの娯楽作品にはしたくないという監督のメッセージなのかな??

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