蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

フォードVSフェラーリ

2022年05月17日 | 映画の感想
フォードVSフェラーリ

シェルビー(マット・デイモン)は1959年ルマン耐久レースを制するが、心臓病のために引退。アメリカでスポーツカーの開発・販売を行っていた。
1963年ヘンリー・フォード二世は、若者にウケが悪い会社のイメージを刷新しようとメジャーなレースへの参加をもくろみ、フェラーリを買収しようとするが、エンツォ・フェラーリにすげなくソデにされ自力でのルマン制覇を目指す。
リー・アイアコッカ(当時フォードの副社長)はシェルビーをチームマネージャとしてスカウトし、シェルビーは草レースの雄?ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)をドライバーにしようとする・・・という話。

アイアコッカと対立するもう一人の副社長(レオ・ビープ→中年のケンをプロジェクトのイメージに合わないと排斥しようとする。本作では悪役だが、実際は優れた経営者として評価されているらしい)を絡めて、創造的で勝ち抜ける組織作りはどうあるべきか?をテーマにしている。

シェルビーが、フォード二世を説得するためにとった秘策が面白かった。実話なのだろうか。

私くらいの世代にとっては、リー・アイアコッカはとても有名なアメリカ人なのだが、若い人に聞くと殆どの人が彼を知らなかった。そんなものなのか・・・
コメント
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