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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「住所」がないと生きることはできないのか

2019-10-16 09:28:46 | 民主主義・人権
昨日(10/14)の投稿で言及したように、台風が関東地方を直撃したとき、台東区の対応で、ホームレスの人たちを避難所に入れないことの理由に挙げたのが、「住所」がないからだと言うことだった。(今日(10/15)になって台東区は謝罪している。)

この国では住所がないと生活保護も拒否される。生活保護の拒否理由の規定があるのだろう。

要するに、ホームレスは憲法25条(生存権)があるにもかかわらず、法律規定のせいで人権の享受はできず門前払い扱いになっているということだ。

実はこうしたことを大学などで研究している人は少ないし、そうした研究者と接してもあまり成果はないのが現状である。実際に研究者でホームレスの救済をしている人は少なく、すぐに名前が分かるのは藤田孝典さんである。

こうしたことから、私は日本におけるホームレスへの世間のまなざしは、インドでのカースト(実はこの言葉はインドにはなく、イギリス人の言葉である)と近似していると考えている。

(※インドの最下層「不可触」が思い浮かぶ。かつての映画に「女盗賊プーラン」という作品があったが、彼女(政治家になった人)もこの出自である。)

その理由であるが、研究対象にはなっているが、政治の問題では事実上敬遠されていて、実際にはホームレスへの救済、つまり家に住める権利は拒否されている。

その問題が今回の台東区の対応で浮き彫りになったと思う。

ホームレスは住所がない。住所がないと生活はできないのだろうか。憲法の外にいることになるのだろうか。もう一度考え直している。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
名無しの探偵

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