僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

韓国に関する僕のイメージ

2019年09月23日 | 旅行

いま、日韓関係がさまざまな形で取り沙汰され、「史上最悪の関係」とまで言われるほどになっています。でも、それは政府同士の関係を言っているのであり、両国の国民同士の関係は悪くないということもよく言われている。そのへんは実際どうなんだろうなぁ、と、このごろよく思う。

先日の新聞記事によると、日本人の高齢者の多くが「韓国嫌い」で、「若い世代と大違い」 とありました。やっぱり、世代によって大違いなんでしょうかね~

まあ、今の若い人たちは、「日韓問題」と言っても、たぶん関心が薄い人も多いだろうし、過去の歴史問題で、韓国の政府やマスコミが日本を批判し続けているということなんかにも、わりと無関心だったりするんでしょうね。

僕は高齢者ですが、それほど韓国嫌いではありません。大統領の文在寅(ムン・ジェイン)は大嫌いですけど。この大統領が日本を責めることで国民の人気を得ようとしているのだから、両国が仲良くなれるはずありませんよね。

ところで僕の場合、たとえばスポーツ、特にサッカー、野球、女子バレーボールなどで相手が韓国だと、テレビ観戦していても異常に血が騒ぐ。最近では、高校野球の日本代表が韓国代表に敗れたり、女子バレーW杯では先週、韓国に逆転負けを喫したりして、「うぅっ、残念!」と悔しがったりしています。でも、だからといって韓国という国自体が嫌い、というのとはまた少し違いますけどね~(よく似たものか?)。

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さて、僕自身のことを言えば、40歳前後の頃に、韓国語を熱心に勉強したことがあり、その成果を試すため「韓国語の武者修行」と称して約1週間、韓国のあちらこちらを歩き回ったことがあります。

最近また、あの頃の韓国旅行のことをよく思い出します。楽しい思いも、嫌な思いも両方したけれど、あれから約30年経った今でも、深く心に沁み込んでいる旅でした。

今日はその旅の話ですが

釜山、慶州、ソウルの3か所を巡ったのですが、何せ「語学修行」ですから、ホテルの予約はいっさいせず、現地に着いてから、ガイドブックに載っているホテルに電話を入れてそこへ宿泊する、という具合でした。

 

 
 韓国内は、釜山から慶州、
 ソウルと全てバスで移動しました。


 
 仏国寺で。 慶州にある韓国を代表する寺院です。
 

旅行中、歩いている時に何人もの男たちから声をかけられました。何を話しかけてくるのかと言えば、内容はだいたい二通りです。

ひとつは、日本人と見たら文句をつけてくる男たち。みんな老人で「日本人は韓国人に悪いことばかりしてきたから嫌いだ」という意味のことを、わざわざ近づいてきて言い、す~っと向こうへ行くのです。

そして、もうひとつのパターンは、
「いいカノジョいるよ。遊ばない?」
と日本語で言いながら寄って来る客引きの男たち。ソウルで一番の繁華街・明洞(ミョンドン)というところでは、昼間なのに、ホント何人の男たちから声をかけられたことだろうか。確かに当時は韓国人女性を目当てに訪韓する日本の男が多かったのも事実なので、僕もそう見られたのでしょう。もちろん無視しました。ホンマですよ!(ここ、強調)。

また、慶州の鉄道の駅の窓口で、駅員にソウル行きの特急列車のチケットのことを聞くと、その駅員は僕のぎこちない韓国語にイラっとしたのか「オプスムニダ(無い)!」と怒鳴って、ピシャリとガラス戸を締められました。そんな気分を悪くするようなことも何度かありました。

でも、親切な人もいました。ソウルの満員の地下鉄の中で、僕は大きな荷物を抱えて立っていたのですが、座っていた男性がすっと立って「どうそ、ここへ」と言ってくれました。せっかくなので座らせてもらったのですが、あの時はうれしかったですね。

また、慶州からソウルへ行く長距離バスの乗り場が分からず、通行人の男性に尋ねたところ、かなり距離があったにもかかわらず、その男性はそこまで一緒に歩いて連れて行ってくれました。そういう親切な人たちも、多くいるんですよね。

百貨店や土産物屋さんなどのお店では、女性の店員さんがとても愛想がよく、僕がカタコトを話すと笑顔でペラペラペラ~っと返してきます(何を言ってるのかわからなかったけど)。

中国の北京では、ほとんどブスっとした応対で、釣銭をポイと投げられたり、店員同士おしゃべりをして客に見向きもしなかったり、というケースが多かったし、パリでも、大衆的な店の店員さんは物を買っても不愛想な応対が多い。その点、あの時の韓国旅行では、いろんなお店の人たちが笑顔で親切に応じてくれていたことが印象に残っています。

ま、30年ほど前はそういう感じでした。今はどうか知りませんけど。

ところで話は変わりますが、慶州からソウルへの長距離バスに乗った時のこと。バスに乗ると、すぐに「乗客の皆さん、シートベルトを締めてください」という車内放送がありました。

しかしその当時は、日本でもシートベルトは今のように義務化されておらず、そもそも運転手席や助手席でもないのに、バスの客席でシートベルトを締めるなんて思いも寄らないことだった。それで僕もベルトをせず、座っていた。するとバスがグングンと加速を始め、猛スピードになった。日本でこれほどスピードを出すバスなど乗ったことがない。さらに、道路自体がきちんと整備されていないのか、ガタガタガッタンとすごい振動だ。僕は椅子からピョンピョンと宙に跳ねてひっくり返りそうになった。あわててシートベルトを締めたことは言うまでもありません。あの運転はひどかったし怖かった~。どんなことでも、日本と同じように考えていてはダメだという一つの典型ですね。

韓国へ行ったのはそれ一度きりなので、今でもその時のさまざまな体験が、僕の韓国のイメージとして残っています。

ところで、30年前に勉強した韓国語は、日本語と語順が同じということもあり、とても覚えやすいんですよね。覚えやすいし、発音もしやすい。つまり、会話がしやすい。今でもけっこう覚えています。それに引き換え、最近勉強したイタリア語ですが、旅行からまだ2か月も経っていないのに、ほとんど忘れちゃいました。とほほ。

 

 

 

 

 

 

 

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