僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

鹿も満腹 ~奈良公園~

2014年11月24日 | 日常のいろいろなこと

 

 
  絶好の行楽日和。 奈良公園も紅葉に囲まれていた。

 

昨日(23日)一家3人で奈良公園へ行った。3連休の真ん中でしかも絶好の行楽日和とあって、奈良公園はこれまで見たこともないほどの人の数であった。


モミィは2年前に初めて奈良公園で鹿とふれあってから鹿のファンになった。で、この日も鹿せんべいを買った。10枚で150円。消費税率が上がった時には値上げはせず、せんべいが少し薄く、小さくなったそうである。鹿には迷惑な話だ。


 
    モミィも鹿せんべいを買う。


公園内のあちらこちらで、おばさんが鹿せんべいを売っている。なかなか売れ行きは良さそうだ。ほとんどの子ども、あるいは外国人らしい大人なども、鹿せんべいを持って鹿に食べさせようとしている。


ところがこの日は人の数が多すぎた。だから鹿せんべいを持って鹿を追い回す人間たちに、鹿が閉口しているように見えた。あちらからも、こちらからも鹿せんべいを口に入れてもらって、さすがに数多くいる鹿たちも、みんなすっかり満腹状態になっていたようである。いくらせんべいが好きだといっても、鹿も生き物。無限に食欲が湧き続けるはずありませんよね。


僕たちはここへ来る時に、JR奈良駅前にあったスーパーイオンで、お弁当やサンドウィッチやお寿司などを買い、公園の見晴らしのいい場所にレジャーシートを敷いてお昼御飯を食べた。モミィが鹿せんべいを買ったのはその後だったから、時間が遅かった。すでにその時間には、鹿たちは、鹿せんべいを食べ飽きていたのだった。


モミィが、ちょこんと座っている鹿の口元にせんべいを差し出す。…が、鹿は知らんぷり。せんべいに目もくれない。他の人たちもせんべいを手にしたまま「食べてくれないわ~」と嘆いている。


公園内にはあちこちで鹿せんべいを売っている。もうこれ以上売っても、鹿は食べてくれないのだから、たとえば駐車場の入り口に「満車」と表示されているみたいな感じで、「満腹」とか貼り紙をして少しの間だけでも販売を中止したらどうか。でないと、買ったお客さんが気の毒だ…な~んて思ったりした。


でも、鹿の中には、せんべいには知らん顔をしておきながら、子供が食べているポップコーンを奪い取ろうとしたり、ベンチでおじさんが食べている焼きそばに食いつこうとしておじさんを驚かせたりしているのもいたので、ひょっとして満腹ではないが、鹿せんべいには飽き飽きしていたのかも知れない。まあ、人間だって、同じものばかり食べていたらイヤになるのと同様だろう。


そんな鹿を追うモミィについて歩いていたら、ある瞬間、僕も妻もその姿を見失った。「うわっ、大変だ。モミィが消えた!」。こんな広い奈良公園でモミィが迷子になったら一大事である。遊園地のような館内放送もない。「えらいこっちゃ」と青ざめた。…幸い1、2分後に見つかったのでホッと胸を撫で下ろす。
…やれやれ。よかった~。一時はどうなることかと…


モミィが持っていた鹿せんべいは、あちこちで座っている鹿の前に置いたりして、一応10枚全部終了した。人ごみの中を歩き、東大寺の建物をモミィに見せて本日の予定終了ということにした。


よ~く歩いた。モミィも足腰が丈夫だ。いくらでも歩くので、改めて驚いた。


さて、この次は、鹿がお腹をすかしているときに来なければね。

  

   
    鹿にせんべいを差し出すのだが…鹿は知らんぷり。

 

  
    こちらの鹿も、知らんぷり。
  

 

   
   この鹿は自分から近づいてきた。今度こそ食べてくれそうだ。

 

    
     …と思ったら、プイと横向いて、去って行った。

 

  

   
    

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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