僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

足の向くままランニング

2011年01月25日 | ランニング

連日、新潟や秋田などをはじめ、列島各地での大雪のニュースが流れる。
屋根に上がって雪お
ろしをしている人たちの映像を見ながら、本当に大変だなぁと思う。

一方、大阪 (というか、僕が住んでいる藤井寺市周辺) は雪どころか雨も降らない。 もうどれだけの期間、雨が降っていないだろう。 今年に入り、突然強風と共にバラバラっと降ってきたことはあったが、それもこのごろはない。 全くと言っていいほど雨が降らず、従ってジョギングに出て大和川の堤防から川を眺めると、水量がめっきり少なくなっている。 

しかし、いくら雪が降らないと言っても、今年は寒い。 特に毎日、風が強い。
ジョギングに出ると、堤防はさえぎるものがないので、吹きさらしである。
昨日も堤防コースを走っていると、追い風の時はいいが、Uターン
すると、まともに向かい風を受け、よろけながら走らなければならない。 この日は10キロ走の予定をしていたが、5キロでイヤになり、家に戻った。

「あかんなぁ。 寄る年波には勝てないということかなぁ…」 と妻の前で言い訳がましくつぶやいたあと、コスパへ行くため、リュックに水着やタオル、着替えなどを詰め込みながら、ふと 「あのこと」 が頭に浮かんだ。 「あのこと」 …とは、間寛平ちゃんが地球一周マラソンで毎日40~50キロを走っていたという、あのニュースである。

寛平ちゃんは61歳である。
僕よりひとつ下だけの年齢だというのに、あれだけのことができるのだ。  

う~~む。 歳のせいにしてはいけない。 努力することから逃れるために、どんなことも歳のせいで片付けてしまうと、そのうち、本当に老け込んでしまう。 体力もズルズルと衰えていく。 むろん無理は禁物だろうけど、それにしても最近はすぐに 「や~めた」 と投げ出してしまう自分がなさけない。 もっと頑張らなければ…

そう思うと、コスパへ行く準備ができた頃には、もう一度走りに出よう、という気になってきた。 妻に 「これからコスパへ行くけど、その前にそこらへんを走ってから行くので、帰りは少し遅くなると思うよ」 と言って家を出た。 そしてリュックを背負ったまま、大和川の堤防を、大阪市内のほうに向いて走り始めた。

相変わらず脚は重いが、普段と違うコースを走ると、疲れ方が少ないように感じる。

トコトコと、歩くのと変わらないスローなペースで走り、いつの間にか堤防から大阪市内に下りて、街の中を走っていた。 足の向くまま、気の向くままである。

街の中を走ると、さらに気分が変わり、リズムが出てくる。 リュックを背負っているせいで背中が汗で濡れ始めたが、周りの景色が変化に富んでいるので、精神的な疲労を感じない。 そのぶん脚もなんとか動いてくれる。 

前方に大型スーパーが見えてきたので、そのまま中に入り、トイレを拝借して、また外に出た。 走り始めて1時間余りが経っていた。 これ以上向こうへ行くのは無理と思い、同じ道を引き返して、また1時間余り走ってわが家の近くを通り、藤井寺駅前のコスパに着いたときは、さすがにヘトヘトだった。 

あぁ…やれやれ。 全部で何キロ走ったのかよくわからないが、休憩は挟んだけれど、これだけ長時間走ったというのはここ数年間なかったことではないか…という満足感で、心が和んだ。

コスパのロッカーで水着に着替えてプールへ行ったけれど、先にジャグジーに浸かり、ふき出すお湯でふくらはぎや太ももをほぐしていると、ふんわりと気持ちが良くなって、泳ぐのが面倒になった。 そのままロッカーに戻ってお風呂に入り、それからジャージーを着て裸足のまま (室内用シューズは持ってこなかったので) トレーニングジムの一角に大きなマットが敷いてあるストレッチコーナーへ行き、30分ほどストレッチをしたりヨガのまねごとをしたりして、最後にもう一度お風呂に入った。 結局コスパでは、何の運動もせずに1時間半を過ごしたのである。

コスパを出て自転車置き場へ行き、自分のマウンテンを探したが、どこにもない。
「あれぇ…? おかしいなぁ…」 とキョロキョロしているうちに、ふと気がついた。
そうだ。 今日はここへ自転車ではなく、ランニングで来たのだった。
そんなことも、もう忘れている。

いくら身体を鍛錬しても、頭のほうがボケていては、な~んにもならんがな  。

 

 

 

 

 

 

 

 

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