僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

青春18きっぷの旅 五能線

2009年04月29日 | 旅行

旅の最終日は、青森から秋田まで「リゾートしらかみ」に乗る。
今日の場合は、乗り換えなしで、その列車に乗りっぱなしである。

秋田からは、夕方に出る飛行機で大阪へ帰る。

「リゾートしらかみ」は今人気のある五能線を走る臨時快速列車で、これは何百円かの指定席券を事前に購入しておけば、青春18切符を乗車券として使って乗ることができる。今回の旅で指定席というものに座ったのは初めてである。

水森かおりの「五能線」という歌があるが、歌がヒットした以上に、実際のこのローカル線は人気があるようで、鉄道雑誌の「ローカル線風景ベスト1」に選ばれたこともある路線だという。

        

http://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/index.html


青森発8時00分の「リゾートしらかみ」に乗車した。

秋田着が13時22分。5時間22分の乗車時間である。

   

 

 秋田駅内のトイレ。面白いので写真を撮ったが、このあとすぐに、
  「トイレおんな」の扉が開き、中から女性が出てきたのでヒヤッとした。
  そんなところを撮影したら、変質者と間違えられかねない  



さて、8時00分発の「リゾートしらかみ」に乗り込んだ。
青森~秋田は次のルートで走って行く。


 


 

   僕たちが乗った列車「リゾートしらかみ」




 

  
車窓に広がるリンゴ畑のはるかかなたに、岩木山が見えた。
   津軽富士と呼ばれる美しい山。岩手山と間違えそうであるが…

 

 

  車内では、やがて津軽三味線の生演奏が始まった。  
  

 



 


  
日本海を一望する絶景ポイントにさしかかる。

   列車は特に景色のいいところでは、徐行運転をしてくれる。

 



 

  この風景は、なんとなく 紀勢本線の串本付近に似ている




 

  
深浦駅。太宰治が小説「津軽」を執筆のため投宿した部屋を
   再現した文学館などがあり、降りてみたい駅だったが…。

 

  

   青森駅で買った 帆立釜めし で~す。

 

 
僕は、こういう ご飯に具の混ざった弁当が好きです。
  あ、すみません、別に聞かれもしていないのにね…。 



 

 人気の五能線も、僕の乗ったこの車両には乗客はほとんどいない。
  この日は、4月9日。春休みも終わり、学校はこれからだし、
  会社は年度始めで、新入社員も張り切る季節。
  こんな時期にのんびり列車旅行をする人なんて、少なくて当然…?




 

 
窓は景色が良く見えるように超ワイドだ。
   なんだか…窓際に缶ビールのようなものが見える。誰や? 飲んでるのは!


               



  

 
青森を8時に発った列車は、午後1時22分に秋田駅に着いた。
  ホームから上がると、竿灯祭りの飾りが僕たちを出迎えてくれた。



秋田空港から大阪へ帰るのは午後6時15分発の日航便だ。
3時半ごろのリムジンバスに乗って空港に行くことにした。
それまで、約2時間、秋田市内で過ごせる。

「秋田市民民族芸能伝承館」というのがガイドブックに載っていた。
そこまで歩くことにした。

駅からまっすぐ西へ歩くと、千秋公園のポケットパークという美しい噴水に沿った道に出る。市内を流れる旭川を渡って右に曲がって、さらに左折すると、「ねぶり流し館」という建物があった。ここが市民民族芸能伝承館だった。

入場料は100円。
秋田市の民族行事が紹介され、竿灯祭の実演もあった。


 

 

  
秋田市内。右側は千秋公園のポケットパーク。
   公園は、これより右 (北) 側に、広がっている。
   この公園もまた、昔、自転車旅行で来て以来だ。

 

 

 
 「秋田ねぶり流し館」では、地元の人が、竿灯祭りの
   実演を見せてくれた。これだけの提灯を、一人で、
   腰で支えているのにはびっくりした。ぱちぱちぱち。

 

 

 
「ねぶり流し館」の2階のほうで、太鼓の叩く音がしたので、
  僕たちは、「何をやっているのか?」と思い、上がって行った。
  すると、一つの部屋で、若い女性2人が太鼓を叩き、笛を吹いていた。
  観光客ではないだろう。地元の娘さんだろうか? 
  思わず聞き惚れ、見惚れ、写真を撮らせてもらった。

 

   
   
  
つかの間の秋田めぐりも終わり、空港へ。
   こんなのがあったので、妻に写真を撮ってもらった。
   「なまはげにしては、顔に迫力がないみたいだけど…」
    と、妻の評。すみませんね、どうも。



 


秋田空港で食事をして、6時15分の大阪伊丹空港行きの便に乗った。

岩手山、岩木山と、好きな二つの山は見たが、
鳥海山は見られないままに旅が終わった…
と思っていたら、飛行機の窓からなんとその鳥海山が見えたのだ(写真)。

最後の最後に、予想外の風景に出会えるとは…
実にラッキーなめぐり逢いであった。


             


この旅行は、40年前の自転車旅行と重なるところが多かった。

いったん書き始めたら、「あれも書きたい、これも書きたい」と、
次々と書きたいことが頭に浮かんできて、省略するのに苦労した。

長話におつき合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 

コメント (8)
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