僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

SMAP 草なぎ剛 公然わいせつ罪で逮捕

2009年04月25日 | ニュース・時事

大阪は、昨夜から激しい雨が降り続いている。

このところずっと、のんきに「青春18きっぷ」の旅行記を書いているが、その間、世の中では次々と衝撃的な事件が起きている。

大阪市西淀川区の小学4年生の女児死亡事件は、母親やその同居人らの仕業であった。殺害された女児は双子で、もう一人の子は別れた父親が引き取ったという。その子は幸せに暮らしているというのに、一方の聖香ちゃんは、一緒に暮らす身内の暴虐を受け、短い人生を閉じた。

しかし、だいたい両親が離婚しても、双子を「分ける」というのは、大人の勝手きわまる蛮行である。双子の兄弟姉妹は、昔ではマラソンの宗兄弟、最近では三倉茉奈・佳奈の姉妹を見ていてもわかるように、小さい頃から常に2人で行動をしながら、それぞれの役割を自覚しつつ成長していくので、社会的順応も優れているように思う。

僕のような一人っ子は、子どもの頃からまったく順応性がなかったことを痛いほど感じてきたので、よけいにそう思う。双子を離れ離れにするような親だから、こういう事態を呼び込んだ…と言うのは言い過ぎかもしれないが、それにしても、両親が離婚して、母親が新しい男と暮らし始め、そこに同居する子どもが、男から虐待を受けるという事件の、なんと多いことか。気分が塞ぐ。


驚いた事件のもうひとつは、SMAPの草なぎ剛の「公然わいせつ」である。

「草彅」という漢字はむずかしい。ネットでは「草なぎ」と書かれていることが多い。だいたい僕は、こんな、人に書けないような名前をそのまま芸名に使う人間が嫌いである。それを売り物にしようとしているのかもしれないが、こんな難しい字を使って平気だというのは、ファンへのサービス精神がそもそも欠けている証拠ではないのか、とも思ってしまう。

僕はSMAPのメンバーの「ちょい悪」のイメージが好きで、キムタクやナカイ君やシンゴ君の持つ、「ほのかに悪そうな雰囲気」に、なかなかの魅力を感じる。その中で唯一「100パーセント清潔なんだぞぉ」という印象を振りまきまくっているのがこの草なぎクンである。他に売り物がないからそうしているのだろう。それがまず気に入らない。5人のメンバーで、彼が一番嫌いだ。

どこから見ても間抜けな風貌で、「いい人」のキャラを印象付けようとするのだが、それがどうも偽善くさくて仕方なかった。SMAPのほかのメンバーに比べて控えめ…というのも、控えているのではなく、単に「どんくさい」だけなのでは、と思った。

これまた嫌いな広末涼子と共演した「愛と死をみつめて」というドラマは、草なぎクンが出るというだけで見る気もしなかったが、なんでこういう神様仏様のようないい役ばかり草なぎクンが演じるのか? そして、なぜこんなにも人気があり、テレビ、映画、CMで引っ張りだこなのか…? 不思議で不思議でしようがなかった。芸能人は、不純な要素がほどよく混ざって魅力が出る、と僕は思っているので、こういうキャラクターで売る人間は、きっとウラとオモテの差が激しい、と考えていたし、妻にもいつもそう言っていた。

今回、泥酔して公園で裸になり、公然わいせつ罪で逮捕された事件を聞いて、やっぱりなぁ、と思ったのは言うまでもない。根っからおとなしい人間ではないのである。ストレスがヤマほど積もっていたのかも知れないが。

しかし、尾崎豊も泥酔して全裸になっていた。彼はそのまま息絶えていたので国民的英雄になり、草なぎクンは死ななかったのでわいせつ罪で逮捕された。これって、どう違うの?
そんなことも、ふと思った。

ここまで草なぎクンの悪口を言ってきたが、ここから先は同情論に変わる。
(僕もコロコロ変わる人間なのである。付き合う人は大変だろうな)

酒を飲んで前後不覚になるのは、僕もよくあることだ。
(そ~や、そ~や…という声が聞こえてくる。とほほ)

草なぎクンも、「ビール5杯、焼酎3杯までは記憶がありますが…」と、そのあと、記憶喪失になったことを述懐しているが、僕もこれまで何度も泥酔し、記憶を失った。市民体育館の前でしゃがみこんで寝てしまったこともあり、通りがかった消防署の中に入って「寝かせてくれぃ~」と言ったこともある(らしい)。財布を失ったのもまだほんの2ヶ月ほど前のことだし…。

酒の上での失敗は、僕も多い。数え切れないほどだ。
思い起こせば恥ずかしきことの数々…。

でも、幸いなことに、僕には裸になるクセはなく、ほかにも、逮捕されたりするようなクセ、たとえば女性に抱きつくとかいうクセは、なかったと思うので(たぶん)、何度も酔っ払ってあやうい目に遭ってきたのに、こうして無事に定年までクビにならず、今日を迎えることができたのは、まことに幸運であるといえる。それに引き換え、草なぎクンは、今回の「全裸事件」で、今後の芸能活動に大きな支障がでるほどのダメージを受けた(ま、比べるのもおかしいのだけどね…)。

酔うと、普段内在しているものが出るらしいので、草なぎクンは、もともと服を脱ぎたがる性癖があったのだろう。会見で、パンツ一枚になったことはこれまでにもあった、と言っていた。しかし全裸で騒ぐのはやはりハタ迷惑である。公然わいせつ罪で逮捕されたのも、不当な逮捕であるとはいえまい。

第一報を聞いたときは、
「それみろ、草なぎクンは、だいたい二重人格者なのだ」
と思った僕である。

しかし、さすがに、これだけマスコミに大騒ぎされたら、なんだか気の毒になってきた。同じ酒好きということもあるが、
「別に人を襲ったりしたわけではないのにね~」
という感じもする。

「酔って高揚して、家にいる気になって服を脱いだのではないかと思う」
と弁護士が説明をしていたが、まあ、そうかも知れない。
酔って高揚するというのは、僕もよくわかるのだ。
うんうん。ほんと、よくわかる。

今回の草なぎクンの一件は、
「鬼のクビを取ったように彼を非難しているばかりが能じゃないよ。お前もこれから、気をつけるんだぞ~」
と、どこかからクギを刺されているみたいである。

そうだね。
肝に銘じよう。

な~んや、結局はそんな話かいな。

…とまあ、そんなオチで終わる今日のブログでした。失礼しました。


また次から、「青春18きっぷの旅」の続きを掲載します。

 

 

 

 

コメント (7)
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