めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

東京大空襲を知っていますか?

2015-03-10 16:28:40 | 戦争

4年前の東日本大震災は、私達日本人にとって深く心に刻まれる歴史として
これからも長く伝えられて行く惨禍ですが、今日は70年前に、この東京の地で
実際に在った余りにも惨たらしい殺戮の日です。
私が生まれる前の戦争中のこととはいえ、一夜にして10万人にも及ぶ人々が
殺された事実は決して忘れてはならないのです。

今まで大きな戦争が世界で行われると、様々な場所で多くの人々が殺害されました。

戦争だから仕方がないと言うのではなく、戦争を行なう事が、いかに多くの人を傷つけ
後世まで人々の心を苦しめるかという事を知らなければなりません。

人類の歴史は戦いの歴史と言ってもよく、人々は争う事によって自分の欲望を満たし、

より多くのテリトリーを広げてきました。
しかしながら、いつの世もその代償は大きく、その代償を癒すべくまた戦争を始めると言った
悪循環を繰り返してきました。

平和と言われる時代は、次への戦いの準備の様に、史実の中に人間の愚かさとして示され

単に、痛みや苦しみを忘れる期間で有るかのようです。
東京のみならず、第二次世界大戦において、日本中の都市が焼き払われ、人々は
何のためらいも無く、まるで虫けらの様に殺されていったのです。

日本が、この余りにも悲惨な戦いに突入しなければならなかったのは、世界の列強との

引くに引かれぬ理由があったにせよ、多くの日本人にとっては、何の意味も無かったのです。
例え負け戦となっても、戦争を肯定した人々にとっては自らの命の保証が成され
日本中の何の罪もない多くの人々が殺されたと言う事実は、戦争がいかに理不尽で
許しがたい行為であるかという事です。。

福島の原発汚染も、原発の必要性が前面に出され、もしもの時のリスクが人々に知らされず

想定外と言う事態が起こって初めてその悲惨さが浮き彫りとされました。
戦争も、大災害も、その被害を被るのは一般の多くの人々です。
原子力発電も、戦争も、人の欲を満たそうとする事には変わり有りません。
しかし、その代償はあまりにも大きい事を知らなければなりません。

一時の欲望の為に、未来永劫人々の心を苦しめる事になってしまうのです。

人類は素晴らしい頭脳を持ち、地球に君臨し、自分たちのテリトリーを広げてきました。
あらゆる知識を持ち、様々な事を学び進歩してきました。

しかし、人々は戦う事で自分たちの進歩を確認する事は出来ても、

戦う事で自分たちの首を絞めている事を忘れがちです。
過去を反省して未来へ繋ぐことが出来るのが人類であるはずなのに
何故、惨禍を繰り返すのでしょう。
何の理由があるにせよ、戦いや目先の欲望は、多くの人々を苦しめる事を
忘れない様、この悲惨な記録を後世に伝えて行かなければなりません。



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