めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

日本列島の新たなる時代

2016-04-27 18:07:27 | 災害

季節の移り変わりは早いもので、ほんの少し前桜が散って、
いよいよ初夏に向けて、ツツジが咲き始めてきたと
思っていましたが、ここ数日、都内に至る所で咲いている

美しいツツジが、すでに満開の時期を過ぎ始めています。
外見的には美しいものの、カメラを向けようと覗き込むと
多くの花が、写真として写すにはすでに遅すぎたかのように
縮れて変色を始めています。
私達が気が付かないのか、春から夏へと、自然界は刻々と
その姿を変えています。

考えてみれば、この間、日本中が熊本大地震に釘付けでした。
多くの人々が住む家を失い、野や山も、至る所で傷跡が痛々しく
美しい自然に抱かれた大らかで実直な熊本の人々が、いつまでも続く
悲しみと不安に苦しんでいます。
熊本県民自慢の熊本城のみならず、昏々と沸き出でていた名水が枯れ
見るも無残な水前寺公園至っては、まるで人々の喉の渇きを見る様で
本当に痛々しい光景です。

所で、今や、日本中がこの大地震の行方に注目していますが、
この間も、日本各地で、様々な地震が相変わらず続いているのが
不気味と言うより恐ろしいです。
活断層の数は、専門家ですら解からないとの事、私達東京都民が
心配する直下型の大地震の予想すら不可能と言われます。
かつて、関東を襲った大地震と今回の地震の規模は変わらない強さであり
もし、同じような揺れが東京を襲ったら、この何倍何十倍、いやそれ以上の
甚大なる被害が予想されます。

私達の住む日本列島は、世界的に見ても、きわめて危険な地域であり
一国に4枚のプレートがひしめき合う場所は、世界でも珍しと言われます。
すなわち、私達は地球上でもっとも地殻変動の激しい所に
生活をしているのです。
この事は、今に始まった事ではなく、太古の昔から、日本は地球のエネルギーが
地上に吹き出る所に生まれいて、日本列島そのものが変化しつつある地球の
割れ目の上にあるとも言えるのです。

そんな日本列島に、安全な場所はあり得ないと言うのが地質学の常識です。
今まで、日本で起こった大きな地震の場所を描いていくと、日本列島が
全て塗りつぶされる事から見ても、明かな事実と言えるのです。
しかし、この事は、今に始まった事では無く、私達の生活は、大地が
大きく揺れて、大災害が発生する事を前提として生きて行く事が大切です。

問題は、かつては、大地震の発生間隔が大きく、例え遭遇したとしても、
人生で一度有るか無いかの状態だったのですが、近年になって、その間隔が
縮まり、しかも、同じところを何度も襲う傾向が増えて来た事です。
今回の熊本大地震も、巨大な揺れが二度に渡って襲来し、その後も
余震が頻繁に起こります。

私達人間の尺度と、地球の尺度は著しく違っています。

火山の噴火の歴史に於いても、数千年に一度と言ったものから、数万年
数十万年に一度の噴火と言うのも知られています。
しかし、我々の都合で、長いスパンで考えやすいのですが、
地球の歴史からすると、数年、数十年、更には、数百年も噴火し続けている
火山も多く存在しているのです。

つまり、地震とて、何年も続く可能性もあるのです。

東日本大震災以来、日本列島は新たなる時代に入ったと言われます。
地震の揺れが巨大であったため、日本中の火山に影響が有ったと言われます。
現に、震災以来、日本中の火山の活動が活発と成っています。
と成れば、地震の数も規模も大きくなると考えられます。

かつての、穏やかな日本の四季は、過去のものと考えなければならない

新たなる変動の時期に入っていると言っても過言ではないでしょう。
もしも地震が来たら、と言う考えから、絶対にやって来ると言う事を前提に
日頃から準備を怠らない様な生活が、これからの日本人の生き方として
考えて行かなければならないのかも知れません。



 


 

 



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