めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

新生活始まる

2014-01-16 14:23:54 | 日記

目黒川の桜が硬く蕾を閉ざして、川面を寒風が吹きぬける中、
我が家の新年最初の一大事業が終わった。

昨年まで、二人の子供たちが独り立ちして、社会の一員となり
我々夫婦の生活も、新婚当初のような二人だけの静かなものと
なっていた。

そんな中、突然の息子の引っ越し。しかも、帰ってくると言う選択。
生活と言う事からすると、息子も働いていることだし、家賃も一軒分で
上手く調整をすればお互いのメリットは大きい。

だが、我が家は1人増えたとしても、以前は4人で暮らしていたのだから
大したことないのだが、一人帰ってきただけでなく、一人住まいをしていた
家具も一軒分おまけで付いてきたのだ。
妻が、引っ越し当日でぎっくり腰を患った程の量である。
当初のもくろみははかなく消え、段ボールのおびただしい数に
部屋の中が一段と暗くなってしまった。

個人の価値観に違いないが、奴の持ち込んだ荷物の半分以上は
趣味の領域で、妻や私には何の価値もない。
しかし、これを処分したら息子にとって仕事以外で何の楽しみも
無くなってしまうと妻は優しいが、どう見ても廃品業者が引き取りそうな
何に使うか解からない物ばかりだ。

学生時代から集めていた漫画の単項本が本棚一面に並ぶ。
社会人になったから、もう必要が無いじゃないかと言ったら、
アナタと同じと突っ込まれた。
そういえば、社会に出てからも大学からの週刊マンガをずっと読んでいたっけ!?

だが、息子が帰ってきてから我が家の一日のスケジュールが変わった、
仕事柄、昼近くに出勤して夜遅く帰っていた生活が、息子の早朝出勤で
早く起きざるを得なくなってしまった。
妻は、息子が大学生だった頃の様に、早朝から食事を作り弁当を持たせ
忙しげに見送った。

女性は事態の急変にすぐ対応するものだ。
私は、まだ覚めない目をこすりながら、背もたれに身を任せ
自分のスケジュールタイムが来るまでぐだぐだと横になって息子を見送った。


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