めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

目黒川で桜に酔いしれる

2016-04-02 16:42:53 | お花見

終末を迎え、目黒河畔は、桜見物をする人達で
早朝から大賑わいです。
目黒駅や中目黒駅などから、次々に溢れ出てくる
人の波は、殆どが目黒川に向かっています。

多少雲が多く、肌寒いものの、人の流れは止まること無く、

まるでサラリーマンで溢れる早朝のプラットホームの様に
逆行する事を諦めさせるほどの勢いです。
しかしながら、仕事に向かう時の様な、殺伐とした冷たい
表情ではなく、誰もが、空を仰ぐように、何処までも続く
ピンクの桜トンネルに歓声を上げます。

今日は、花冷えといいますか、朝からかなり冷え込んでいて、

多くの人々は、冬の厚手の出で立ちで歩いています。
桜の花が蕾の数を超えた頃から、日に日に、遊歩道を歩く
観光客の数は増し、この終末を目指して、日本各地から
大型バスを連ねてやって来た人達も加わると、遊歩道は
歩く人々の頭しか見えません。

開花宣言がされてから、もう十日以上過ぎていますが、

この間、あまり気温が上がらなかった事もあって、
今年の目黒川の桜は、本当に長く楽しめる様です。
しかも、今年は、例年に比べ、花の色が濃くて、花の付きも
しっかりとしている為、後から咲いてきた花が最初の花と合わさり
本当に見事な花模様を見せてくれています。

今日、明日と、やや曇り気味なのですが、桜の花の色は、

曇った時の方がはっきりとしていて、特に写真を撮るには
ベストのコンディションと言えます。
更に、今年は、強い風が余り吹かない事もあって、
桜が揺れない為、綺麗なショットが撮れると思われます。

日没を迎え、更に人混みが増えて、特に中目黒は大渋滞です。

中目黒で降りて目黒川に向かう人が多いですが、
今日、明日は、出来るだけ、遠い駅から降りて歩く事をお薦めします。

本日のお薦めは、渋谷駅から、代官山に向かい、代官山から

目黒川に下って来るコースです。
渋谷駅は、谷の底に有る為、代官山まで、300m程上り坂ですが、
この間も沢山の桜が咲いていて、ゆっくりと都会の春を楽しめます。
目黒川まで、ゆっくり歩いてショッピングをしたり桜を見たりしても
せいぜい一時間ほどで川まで到達します。

夜になると、恒例の提灯がエキゾチックな雰囲気を醸し出して

桜見物のハイライトと成ります。
後数日の光景ですが、春の息吹と、心の躍動を感じて、
美しい桜並木を満喫してください。

     
遂に満開です          東横線中目黒駅

     
青い橋を覆い尽くす     人気の赤い橋の桜


今年の桜は色が濃い