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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その473 ネット検索の危険性編

2012-03-07 15:54:00 | ノンジャンル
最近のサイトでは、多種多様且つ膨大な量のネットニュースが配信されている。 ちょっと前迄は、何かの調べ物というと百科事典や広辞苑を使うというのが通常だった。

現在ではそれが大きくさま変わりし、何かの情報を調べる場合には、まずネットで検索というのがごく一般的になってきている。 ネット検索では百科事典より遙かに速く楽に知りたい情報が得られる。 非常に便利である。

(但し、うっかりGoogleの検索エンジンやツールバーなどを利用すると、アナタがどこのエロサイトを見て、どのエロ写真を鑑賞したかも大センセイに筒抜けになるので、ご覚悟を。)

しかし、残念ながらこれらの情報・ニュースには、かなりの間違いや説明不足があるようだ。 最近フィンランドの燃料電池メーカーが「水で発電する燃料電池」を発売したというニュースがあった。 水を燃料電池に注げばたちどころに発電、電気を使用できるというものだ。 

「水さえあればどこでもチャージ可能――フィンランド生まれの「水」充電式モバイルバッテリー 燃料電池のフタを開け、中に少量の水を注ぐと、その水分を使って発電するのだ」

(ITmedia ガジェットより ITmedia ガジェットは注目度の高いデジタルグッズの最新トレンドを発信する専門情報 サイトです ・なのだそうだ)

ところがこれがとんだ間違いで、この記事を書いた人自体が燃料電池の概念を知らないんじゃないかと疑わせる節がある。

この電池は固体高分子形燃料電池と思われるが、この電池の燃料は「水」ではなく「水素」である。 水は水素を作るためのものであり、反応の結果として生ずるもので、水自体が燃料というわけではない。 (水の電気分解の逆) したがって「水分を使って発電する」というのは、あきらかにおかしい。


この種の記事はついつい読み飛ばしてしまうが、上に似たような誤りや説明不足がある記事は随分と多い。 原因は、記者の知識不足や誤解・故意に面白おかしく書き立てるための嘘八百・企業の提灯持ち記事では都合の悪いことは書かない、などなど色々ある。

一々あら探しして重箱の隅をつつくようなこともしたくないので、取り立てて指摘もしないが、重要な情報(読む人にとって)で謝りや間違って受け取られやすい書き方があると、場合によっては深刻な被害にあうかもしれない。 特に自分の専門外の情報を調べる時には、こちらに知識がないだけに要注意である。


ネット検索以外で比較的正確なものというと、まずブリタニカが筆頭で、その他伝統のある百科事典類は概ね間違いなさそうだ。 但し最新の情報があるとは限らないので、その点が難点である。 

それに現代用語の知識ですら間違いが発見されたので、この種の事典類が常に必ず正確という保証もない。 情報とか知識などは、まあそんなものなんでしょうな。



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