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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第210回」

2017-05-22 |   ビタペクト配布活動
 5月22日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第210目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を10個渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2547個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2160部となりました。
 今回で通算226回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2547人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2160家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から1家族が13人の子どもを引率して、保養滞在していました。家庭タイプ孤児院の一家です。
  この家族はこの一家は2006年と2008年と2015年にも保養に来たことがありますが、2006年に保養に来た子どもは今回は1人もいません。
 2015年の保養のときのようすはこちらをご覧ください。 
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第175回」 (家族B)

それぞれの測定結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時16歳)12ベクレル(2006年測定)→13ベクレル(2008年測定)→ 8ベクレル(2015年測定) → 12ベクレル
娘 (28歳) 21ベクレル
孫  (4歳) 21ベクレル ○
女子(16歳) 28ベクレル ○ → 24ベクレル ○
男子(15歳) 36ベクレル ○
男子(15歳) 31ベクレル ○ → 31ベクレル ○
男子(13歳) 39ベクレル ○ → 5ベクレル
女子(13歳)  0ベクレル(2008年測定)→ 33ベクレル ○ → 31ベクレル ○
女子 (7歳) 31ベクレル ○ → 27ベクレル ○
女子 (6歳) 30ベクレル ○ → 29ベクレル ○
女子 (6歳) 22ベクレル ○
女子 (4歳) 22ベクレル ○
男子 (4歳)  7ベクレル
男子(11歳)  8ベクレル
女子(11歳) 33ベクレル ○

 11歳の男の子と女の子は二卵性双生児で、他の家庭タイプ孤児院の一家と暮らしています。
 28歳の娘はお母さんの実子。4歳の孫はこの娘さんの実子です。

 このお母さんは現在10人の里子を育てています。
 このような家庭が現在ゴメリ市内に5家族あるそうです。お母さんはお母さんとしての仕事をしており、毎月、給料(実際には手当)をもらっていますが、平均月収より少ないので、大変だと話していました。
 子ども達は5歳から17歳までの孤児(実際には生みの親がいて、育児放棄された子どもがほとんど。)それぞれ毎月100ドルの孤児手当を支給されていますが、生活は大変、と話していました。
 というのも、孤児であっても健康で低年齢の場合、養子にもらわれていきやすいのですが、障碍があったり、持病があったりすると、引き取り手がおらず、そういった子どもたちが、家庭タイプ孤児院に里子として出されるそうです。両親がアル中になって家庭内暴力が始まり、13歳でこの家に来た、と言う子どももいます。

 最近は海外への保養滞在も数が減ってきて、小さい子どもは優先されますが、大きくなると選ばれなくなる、とお母さんは話していました。
 13歳の女の子と7歳の女の子はイタリアへ保養に行ったことがあり、ホームステイ先の家族から養子縁組の申し出があったのですが、ベラルーシの法律が厳しく、外国人の養親との縁組はできないそうです。
 私からすれば、思い切ってイタリア人の家族に育ててもらうほうが、ベラルーシ国内の孤児の数がその分減るのですから、国の負担が減る・・・と思うのですが。
 そうすると、この家族の里子が2人減るので、その分他の2人の孤児をこの家族に里子として出せるから国にとっては得だと思いますが・・・。

 お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
 13歳の女の子は小児麻痺。6歳の女の子は神経系統の病気ということでしたが、生みの母がいわゆる精神病。遺伝だ、とお母さんは話していましたが、事実関係は不明。
 4歳の男の子は多動。危険な行動を取ることもあるので、お母さんは見てるだけで大変、と言っていました。
 逆にこういう子どもは家庭の中で子どもがたくさんいない、家庭の中で暮らすほうがこの子にとっては安全だと思うのですが、引き取り手がなかったそうです。

 このように問題がある子どもは、養子縁組の話が出ず、里子として、心優しい家庭タイプ孤児院の一家に国が押し付けている状態です。
 お母さんとしての給料を国は出しているとはいえ、結局一般人の中で善意のある人に養育を負担させて、国は甘えているように思えました。
 
 ベラルーシでは孤児は1年に2回保養滞在できるという決まりがあるそうです。
 しかし、そのうち1回は無料で、もう1回は自己負担なので、孤児手当をもらっていても、保養滞在費を捻出するのは大変だと言っていました。
 それで結局イタリアの支援団体やSOS子ども村など無料で行ける保養プログラムに選ばれるよういつも願っているそうです。

 お母さんは国境を越えて、1年に3回、ウクライナへ安い子供服を買いに買出しへ行っているそうです。
 家はゴメリ市から支給されましたが、ローンが残っているし(でも一般人より家庭タイプ孤児院の家庭に優先して家は支給されるし、ローンの負担も楽。)やりくりが大変なので、近所の貸し畑をもらって、そこでにわとりを飼っているそうです。これで卵は買わなくてすむ、とお母さんは話していました。
 都会人ですが、やっぱりたくましいですね。
 牛乳は田舎で乳牛を飼っている知人から安く分けてもらっていますが、その牛乳はだいじょうぶですか、と尋ねたら、放射能の検査済み、(その乳牛を飼っている酪農家の自発的な検査)結果は大丈夫だったので、買っているということでした。
 
 画像は記念撮影したものです。
 今回子どもたちに折り紙、折り鶴、日本製のベラルーシ人から見るとすごくハイテクなのり、昆布茶としいたけ茶をプレゼントしました。
 やっぱりベラルーシにない物は珍しがられるというか、受けますね。(^^)

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費を寄付してくださった方々、折り紙や文房具、昆布茶など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第209回」

2017-05-06 |   ビタペクト配布活動
 5月6日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第209目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を11個渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2537個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2160部となりました。
 今回で通算225回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2537人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2160家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から1家族が14人の子どもを引率して、保養滞在していました。この家族には11個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は1年前にもSOS子ども村で保養滞在していたときがあります。
 そのときの様子は以下をご覧ください。
 
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第193回」(家族B)

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。2016年に測定した結果についても表記してあります。

母親(事故発生時2歳)31ベクレル → 22ベクレル 
父親(事故発生時5歳)(今回初測定)13ベクレル
長男(12歳)42ベクレル ○ → 27ベクレル ○ 
長女(12歳)33ベクレル ○ → 30ベクレル ○
次男 (9歳)39ベクレル ○ → 33ベクレル ○
三男 (4歳)24ベクレル ○ → 21ベクレル ○
養女(10歳)39ベクレル ○ → 24ベクレル ○
養子 (8歳)20ベクレル ○ → 30ベクレル ○
養女 (9歳)41ベクレル ○ → 30ベクレル ○ 
養女 (9歳)32ベクレル ○ → 30ベクレル ○ 
養女 (8歳)(今回初測定)19ベクレル
養女 (7歳)(今回初測定)16ベクレル
姪  (8歳)(今回初測定)27ベクレル ○
女子(10歳)(今回初測定)25ベクレル ○
女子(10歳)(今回初測定)30ベクレル ○
女子 (8歳)(今回初測定)18ベクレル

 今回初測定の養女二人は最近この一家に引き取られたそうです。
 姪はゴメリ市内で自分の両親と普段生活しています。
 女子3人はお母さんの友人の子どもです。

 子どもたちの健康状態ですが、長女は腎臓病のため、腎臓を一つ摘出しています。
 長男は大きさは小さいですが、甲状腺に腺腫が見つかったそうです。
 お母さんも甲状腺が肥大しています。お父さんは心臓病だそうです。これは被爆のせいではなく遺伝かも、とお母さんは話していました。お父さんのお父さんは40代で心臓病で亡くなっているそうです。
 姪は生まれつき心臓に穴が開いています。8歳の女子は父親がウクライナ人でウクライナ生まれ、ウクライナ育ちですが、最近ベラルーシへ引っ越してきたそうです。
 他の子ども達は比較的健康だそうです。

 前回と今回の測定結果を見ると、全体的に数値は下がりましたが、ビタペクト3を飲まないといけないレベル(体重1キロあたり20ベクレル以上)です。
 この一家は食品は市内の店舗で普通に売られているものを食べることがほとんど、と話していました。

 画像は記念撮影したものです。
 今回子どもたちに折り紙、折り鶴、日本製の鉛筆やベラルーシ人から見るとすごくハイテクなのりをプレゼントしました。そして昆布茶。
 昆布茶はベラルーシにありませんでしたので、お父さんとお母さんは興味津々でした。
 子ども達はビタペクト3をおいしいと言って、食べていたそうです。今回もビタペクト3を渡したら、みんな大喜びで、早く食べたい、と言っていました。(←一度にたくさん食べないようにご両親は注意してください。)
 三男坊君は、
「ぼくはヨウ素が足りないから、飲む。」
と私に言っていましたが、4歳なのに頭よすぎません?(実はビタペクト3にはヨウ素は含まれていないです。昆布茶を飲みましょう。)

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や文房具、昆布茶など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 
 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第208回」

2017-04-05 |   ビタペクト配布活動
 4月5日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第208目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を11個渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2526個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2160部となりました。
 今回で通算224回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2526人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2160家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が地元の教会の信者の子どもたちなど14人を引率していました。この家族は2011年11月と2012年5月と2014年4月にもSOS子ども村に滞在しています。そのときの様子は以下をご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第126回」

チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第133回」

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第162回」

 今回は家族Bにはビタペクト3を渡していません。この家族Bのお母さんは家族Aのお母さんの娘です。
 それぞれの体重1キロあたりの測定結果はこのとおりです。以前の測定結果も矢印で示しています。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

(家族A)

母親(事故発生時14歳) 4ベクレル → 6ベクレル → 9ベクレル → 6ベクレル
養女(11歳)0ベクレル → 22ベクレル ○ → 40ベクレル ○ → 30ベクレル ○
養女(10歳)0ベクレル → 34ベクレル ○ → 33ベクレル ○ → 29ベクレル ○
女子(16歳)27ベクレル ○ → 22ベクレル ○
女子(16歳)29ベクレル ○ → 21ベクレル ○
女子(13歳)14ベクレル → 23ベクレル ○ → 27ベクレル ○ → 27ベクレル ○
男子(17歳)31ベクレル ○ → 20ベクレル ○
女子(14歳)(2012年測定)27ベクレル ○ → 19ベクレル ○
女子(16歳)(今回初測定)32ベクレル ○
男子(14歳)(今回初測定)15ベクレル
男子(13歳)(今回初測定)33ベクレル ○ 
女子(12歳)(今回初測定)31ベクレル ○
男子(12歳)27ベクレル ○ 


(家族B)
 
母親(25歳)33ベクレル
長女 (2歳)22ベクレル


 この2歳の長女はまだ小さいので、ビタペクト3を飲むことができません。
 家族Aの14歳の女の子は20ベクレル以下でしたが、2歳の女の子にビタペクト3は早いので、それをこの14歳の女の子にあげてほしいとお母さんに頼まれました。
 しかし14歳の女の子は「これ、酸っぱいから飲みたくない。」とか文句を言い出し、お母さんから叱られていたのですが、この子が前回飲んだのは、ビタペクト3ではなく、セルロースですね。たぶん勘違いしています。

 12歳の男の子は2012年にSOS子ども村へ保養に来たときに、最高記録である261ベクレルだった男の子の弟です。
 
 この兄弟については、 チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動・第1回」「ゴメリ在住一家への支援活動・第2回」をご覧ください。
 
 今回この弟にとんでもない結果が出ていなくてよかったです。きっとお母さんが正しい食生活を続けている証拠だと思います。
 
 画像は記念撮影した様子です。今回は日本文化情報センターへ遊びに来てくれましたので、センター内での撮影です。小さい子どもは寝てしまって写っていません。図書館内のソファーで寝ていました。 
 年齢の高い子どもは日本について質問をたくさんしていました。着物や漢字、おすしなどに興味津々でした。

 子どもたちに折り紙、折り鶴、日本のシールなどをプレゼントしました。
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第207回」

2017-03-20 |   ビタペクト配布活動
 3月20日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第207目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を7個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2515個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2160部となりました。
 今回で通算223回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2515人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2160家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(家族A)

 グルボーコエ(チェルノブイリ原発から約450キロ)から来た家族。
 この家族にはビタペクト3を2個渡しました。
 この一家は2008年、2014年、2015年にも保養に来たことがあります。
 そのときの様子はこちらをご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第78回」(家族B)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第159回」(家族A)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第174回」(家族A)

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。2008年、2014年、2015年に測定をした子どもはその結果も表記しました。
 ○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

母親(事故発生時15歳)17ベクレル ○ → 16ベクレル → 12ベクレル → 14ベクレル
長女(25歳)  4ベクレル → 15ベクレル
次男(19歳) 17ベクレル(2014年) → 3ベクレル → 17ベクレル
三男(15歳) 27ベクレル ○ → 25ベクレル ○ → 19ベクレル → 14ベクレル
次女(10歳)  0ベクレル → 33ベクレル ○ → 17ベクレル → 33ベクレル ○
孫(女・3歳) 11ベクレル(今回初測定)
孫(男・1歳) 17ベクレル(今回初測定)
男子(13歳) 22ベクレル ○ → 6ベクレル → 31ベクレル ○

 孫2人は長女の子どもです。チロ基金としてはこの長女とその娘は別の家族とせず(家族A)といっしょに表記しています。
 三男は急性白血病患者です。13歳の男の子は養子で、肝臓に腫瘍ができています。
 このお母さんとはまたゆっくり話ができませんでした。13歳の男の子がSOS子ども村のすぐ近くにある子ども腫瘍学センター(病院)に通院治療を請けているので、1日2回連れて行っていました。
 ただ、33ベクレルだった次女が、自分の家の水道の水を生で飲んでいるから、一人だけ数値が高いと思うとお母さんが言い出しました。
 何でも自分の家の水道水を測定にだしたことがあるそうです。すると、放射能に汚染されている、という結果だったので、「どうしたらいいんですか。」ときいても、「どうしようもない。」という返事しかもらえなかったそうです。
 もっとも「数値はどれぐらいだったんですか?」と私がきいても、お母さんは、覚えていないと言う返事でした。おそらく高い数値ではなかったと思います。そうでなかったら、とっくにこの町で病人が続出すると思います。

 チェルノブイリ原発事故発生からもうすぐ31年ですが、地面にしみこんだ放射性物質が、地下水にしみこんでいる混ざっている状態なのかもしれません。ベラルーシでは地下水を汲み上げて水道水に使っている自治体が多いのです。
 お母さんの話ではグルボーコエは周りの土地と比べて標高が低く、放射能がたまりやすいと思うと話していました。
 水道から放射能の含まれた水が出ているなんてショックです。
 フィルターを通してろ過した水を飲むようにすればいいのではないかと思いますが、全て放射性物質が取り切れるか分かりません。
 水道水が汚染されているとなると、「きのこをきれいに洗って放射能を取りのぞきましょう。」といったアドバイスが役に立たなくなります。
 何だか心配です。


(家族B) 
 コルマ(チェルノブイリ原発から約140キロ)からお母さんが5人の実子と2人の養子をつれて保養に来ていました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

母親(事故発生時3歳)21ベクレル
女子(12歳) 45ベクレル ○
男子(10歳) 30ベクレル ○
男子 (7歳) 43ベクレル ○
男子 (5歳) 28ベクレル ○
男子 (2歳) 29ベクレル
養子 (3歳) 40ベクレル ○
養子 (2歳) 36ベクレル 
 
 この一家にはさらに3人の実子がいますが、今回はお父さんと留守番をしているそうです。
 お母さんは子どもたちの数値が高かったので、驚いたそうです。
 お話によると、この一家はもともとゴメリ市に住んでいました。お母さんの祖母が病気になり、介護が必要になったので、思い切ってゴメリの家を売って、祖母の住む村に引っ越したそうです。
 それが5年前。祖母は2年後亡くなったのですが、自然環境のいい村で子どもを育てようと考え、養子ももらいました。
 この村は実際には汚染地域に指定されていたのですが、住むことは許されていました。1年前には汚染地域指定から完全に解除されたそうです。
 ところが、引っ越してから家族が病気になるようになったそうです。まず45歳の父親が急に高血圧になり、降圧薬を飲んでいるのに、全く血圧が下がらないそうです。
 7歳の男の子は、生まれたとき健康だったのに、現在心臓に穴が空き、頻脈になって、この冬2回入院したそうです。医師は18歳になったら、心臓手術をするよう勧めましたが、それまでの11年間は、半年おきに入院しないといけないそうです。

 12歳の女の子は慢性頭痛に悩まされるようになりました。
 10歳の男の子は2カ月前、海外へ保養に行ったそうです。それで、この子は数値が低いとお母さんは話していましたが、私からすると他の子どもと大きな違いはないように思います。
 
 他の子ども達は比較的健康だそうです。
 お母さんは被爆の原因を家で飼っているヤギの乳を飲んでいるからだと、主張していました。
 この一家は、森のキノコ、ベリー、野生動物の肉(ジビエ)、販売されている牛乳などは一切口にしていないそうです。
 一度、心配して飼っているヤギの乳を検査してもらったところ、
「6ベクレルだから大丈夫。」
と言われたそうです。それが本当に大丈夫なのか、あまりお母さんは信じていないようでした。

  画像は記念撮影したものです。全員写っているわけではありません。お絵かきが好きな子どもたちが多かったです。(^^)

 今回子どもたちに折り紙、折り鶴、日本のシールなどをプレゼントしました。
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第206回」

2017-02-24 |   ビタペクト配布活動
 2月24日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第206目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2508個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2158部となりました。
 今回で通算222回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2508人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2158家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回はグロドノ(チェルノブイリ原発から約400キロ)から家庭タイプ型孤児院の家族がSOS子ども村に保養滞在していました。
 ご両親が13人の養子と1人の知人の子どもを引率していました。家庭タイプの孤児院とベラルーシで言われる家族です。この家族には12個のセルロースを渡しました。
 この家族は2008年、2011年、2012年、2014年、2016年にも保養に来たことがあります。
 
2008年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第81回」(家族B)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/6c2428b23895a02787fe67d908faf93a


 2011年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第125回」(家族A)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f3ca7b747528f104915448e904e47992


 2012年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第142回」(家族A)

 2014年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第169回」(家族A)

 2016年の保養滞在のようすこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第188回」(家族A)
 以前の測定結果と今回の結果はこのとおりです。

 2008年、2011年、2012年、2014年、2016年、今回の結果を順番に表記してあります。
 ○印の子どもにビタペクトT(2008年はビタペクト2)を、▽の印の子どもに1個ずつセルロースを渡しました。
 
母親(事故発生時16歳)19ベクレル → 6ベクレル → 10ベクレル → 12ベクレル → 3ベクレル → 11ベクレル

父親(事故発生時3歳)(2017年初測定)7ベクレル

男子(17歳) 7ベクレル → 29ベクレル ○ → 0ベクレル → 0ベクレル → 4ベクレル → 15ベクレル

女子(17歳)(2017年初測定)23ベクレル ○

女子(16歳) 7ベクレル → 12ベクレル → 25ベクレル ○ → 22ベクレル ○ → 29ベクレル ▽ → 30ベクレル ○

女子(15歳)(2014年初測定) 0ベクレル → 19ベクレル → 38ベクレル ○

男子(15歳)40ベクレル ○ → 28ベクレル ○ → 26ベクレル ○ → 26ベクレル ○ → 5ベクレル → 19ベクレル ○

男子(15歳)54ベクレル ○ → 30ベクレル ○ → 22ベクレル ○ → 27ベクレル ○ → 5ベクレル → 28ベクレル ○

女子(15歳)(2011年初測定)33ベクレル ○ → 30ベクレル ○ → 0ベクレル → 4ベクレル → 33ベクレル ○ 

男子(11歳)(2014年初測定)22ベクレル ○ → 24ベクレル ▽ → 29ベクレル ○

男子(11歳)(2016年初測定)28ベクレル ▽ → 42ベクレル ○

男子(10歳)(2017年初測定)23ベクレル ○

男子 (9歳)(2011年初測定)30ベクレル ○ → 21ベクレル → 25ベクレル ○ → 33ベクレル ▽ → 36ベクレル ○

男子 (5歳)(2016年初測定)29ベクレル ▽ → 22ベクレル ○

女子 (4歳)(2016年初測定)18ベクレル ▽ → 34ベクレル ○

女子 (7歳)(2017年初測定)24ベクレル ○

 15歳の男の子2人は双子です。5歳の男の子と4歳の女の子は兄妹です。7歳の女の子は知人の子どもですが、経済的に困窮している家庭の子どもで、頼まれて引率したそうです。
 この家族にはまた新しい養子が3人増えていました。
 17歳の女の子は最近養子に入ったようなのですが、いわゆる養護学校に通っているそうです。複雑な事情があって、この家族とともに暮らすようになったようです。
 17歳の男の子は1年前に急にアレルゲン不明のアレルギーにかかりました。全身に湿疹ができるので、病院へ行き、原因を調べたのですが、分からないと医者に言われたそうです。両親は
「花粉症だ。」
というのですが、涙が出たり、といった典型的な花粉症の症状はないそうです。
 さらには
ボルシチェビークのせいかもしれない。」
とお母さんが言うので、
「どこかで触ったんですか?」
と質問したら、
「分からない。」
と言う返事。本人も何も言わないし、でも17歳なんだから、ボルシチェビークに触ったかどうかぐらい分かると思うんですが・・・
 とにかく原因を知りたいので、ミンスクの専門病院に行って診察してもらうと、お父さんは話していました。 

 画像は記念撮影したものです。お昼寝中の小さい子どもは写っていません。
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、文房具、お守りなどをプレゼントしました。
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第205回」

2017-02-06 |   ビタペクト配布活動
2月6日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第205目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はセルロースを13個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2496個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2158部となりました。
 今回で通算221回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2496人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2158家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 家庭タイプ型孤児院の2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。
 

(家族A)

 お母さんがゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)の近くのテレシコビッチ村から、7人の子どもを引率していました
 この家族は2013年11月にも保養滞在していました。そのときの様子はこちらの過去ログをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第156回」 

 この家族には7個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの前回と今回の内部被爆測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時25歳)11ベクレル → 13ベクレル 
女子(17歳) 42ベクレル ○ → 34ベクレル ○
女子(17歳) 33ベクレル ○ → 21ベクレル ○
女子(16歳) 26ベクレル ○ → 38ベクレル ○
男子(15歳) 30ベクレル ○ → 21ベクレル ○
男子(14歳) 39ベクレル ○ → 36ベクレル ○
男子(14歳)(今回初測定)37ベクレル ○
女子(13歳) 23ベクレル ○ → 39ベクレル ○

 21ベクレルだった17歳の女の子と16歳の女の子はアレルギー体質で、突然激しい咳をすることがあるそうです。
 医者は花粉症だと言ったので、自宅前の花壇の花を切ったところ、治ったとお母さんは言っていました
 ところがこの咳は冬でも起こると言うので、「それは花粉症ではないのでは・・・。」と私が言うと、単に埃のせいかもしれないとお母さんは考えているそうです。ただ
「SOS子ども村に来てからは、まったく咳が出ていない。ここは空気がきれいだからに違いない。」
とも話していましたので、結局何がアレルギー反応の原因になっているか分からないようです。

 お母さんは5年前心臓発作を起こしたと以前話していましたが、その後腸の病気になって倒れたので、救急車で運ばれ緊急手術をした結果、小腸の一部を除去したそうです。
 それが半年前で、後遺症のためずっと下痢が続いているのですが、医者の言うとおりにさまざまなサプリや薬を飲んでも全く改善せず、苦しんでいました。
 こんな状態でも、養子である子どもたちを育てているお母さん・・・
「おかげで7キロやせたわ。」
と笑っていましたが、話を聞いている私は大丈夫なのかしら?と本当に心配になりました。
 しかし医者でもないので、どうしたらいいのか分からないし、もっとちゃんとした医者に相談するほうがいいのではないか?と話しました。しかしこんな症状にビタペクトが効くかどうかもはっきり答えられなし、専門家ではないからまるでお役に立てません・・・。
 

(家族B)

 ゴメリ州べトカ(チェルノブイリ原発から約150キロ)から来た家族。お母さんが里子7人を引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。

 この家族は2013年2月にも保養滞在していたことがあります。
 そのときの様子はこちらの過去ログをご覧ください。

 チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第144回」

 前回と今回の内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトを渡しました。

母親(事故発生時25歳)45ベクレル → 20ベクレル
女子(17歳)37ベクレル ○ → 41ベクレル ○
女子(17歳)23ベクレル ○ → 35ベクレル ○
女子(16歳)29ベクレル ○ → 24ベクレル ○
女子(14歳)31ベクレル ○ → 26ベクレル ○
男子(13歳)(今回初測定)16ベクレル
男子(12歳)30ベクレル ○ → 40ベクレル ○
男子(11歳)(今回初測定)21ベクレル ○

 12歳の男の子は以前、走ることはできないと話していましたが、この家族に引き取られ、多くの兄弟たちといっしょに暮らしていくうちに、走ることができるようになり、健康になったそうです。
 子ども達は比較的健康だそうで、最近引き取られた11歳の男の子が、「末っ子だから。」とみんなのアイドルのようにかわいがられていました。

 両家族とも、夏になると1-2ヶ月の期間で、イタリア、ドイツ、ベルギーなどに保養に行っているそうです。
 しかし1回しか行っていない子ども、複数回行ったことのある子ども、年少のころは毎年行っていたが、年長になってからはいっていない子など、状況はさまざまでした。

 画像は記念撮影したものです。
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、お母さんには古い着物で作った巾着袋などをプレゼントしました。
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第204回」

2017-01-16 |   ビタペクト配布活動
 1月16日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第204目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はセルロースを3個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを3部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2483個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2156部となりました。
 今回で通算220回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2483人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2156家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今年はビタペクト3がまだチェコから輸入されておらず、今回はセルロースの配布となりました。ビタペクト3がベラルーシに届き次第、購入の予定です。
 今回は3家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。


(家族A)

お母さんがマリナ・ゴルカ市(チェルノブリ原発から約280キロ)から2人の実子を引率していました。この家族には1個のセルロースを渡しました。
 それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。△印の子どもにセルロースを渡しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時9歳)13ベクレル
女子(14歳)  9ベクレル
女子 (3歳) 26ベクレル △

 14歳の女の子ですが、6年前に甲状腺肥大が見つかり、投薬治療を続けています。最近やっと小さくなってきたとお母さんは喜んでいました。しかし2年前から太りだし、14歳の今体重が96キロあります。
 食べすぎなどが理由ではなく、ホルモンバランスの異常だと思います。
 甲状腺のほうはよくなってきたそうなので、もしかするとこれからやせてくるかも知れません。


(家族B)
 お母さんがブレスト市(チェルノブイリ原発から約440キロ)3人の実子を引率していました。
 この家族には2個のセルロースを渡しました。
 それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。△印の子どもにセルロースを渡しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時13歳)34ベクレル
男子(13歳) 25ベクレル △
女子(11歳) 28ベクレル △
女子 (8歳)  7ベクレル

 お母さんはゴメリ州の出身で、13歳の息子もゴメリ州の生まれだそうです。生まれてから5ヵ月後にブレストに引越しをして、その後はブレスト在住。さらに2人の子どもが生まれたそうです。
 子ども達は比較的健康だそうですが、お母さんは慢性胃炎に悩まされているそうです。


(家族C)

 お母さんがブレスト市(チェルノブイリ原発から約440キロ)4人の実子を引率していました。
 この家族にはセルロースを渡していません。
 それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。

男子(13歳) 19ベクレル
女子(11歳)  6ベクレル
男子 (8歳)  6ベクレル

 このお母さん(チェルノブリ原発事故発生時15歳)はさらに2人の娘(22歳と5歳)を引率していましたが、この2人がインフルエンザにかかってしまい、ベルラド研究所へ測定に行きませんでした。
 お母さんの話によると、子ども達は持病などはないそうです。お母さん自身は、多産のためか、最近は歯が悪くなり、しかも疲れが慢性的に取れないということでした。
 お母さんはウクライナ西部の出身で、今はベラルーシに住んでいるということでした。

 画像は記念撮影したものですが、年長の子ども達は学校に行っていたり、インフルエンザで寝ている子どももいて、全員が写っているわけではありません。 

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、文房具、おもちゃなどをプレゼントしました。
 早速折り紙に挑戦する子どももいて、とっても喜んでいました。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第203回」

2016-12-22 |   ビタペクト配布活動
 12月22日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第203目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を4個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2483個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2153部となりました。
 今回で通算219回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2483人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2153家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回は2家族がゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。


(家族A)

 お母さんが6人の実子と1人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時)11ベクレル
長女(12歳)  4ベクレル
長男(10歳) 19ベクレル ○
次男 (8歳)  6ベクレル
三男 (6歳) 24ベクレル ○
四男 (4歳)  7ベクレル
次女 (1歳) 27ベクレル
女子(10歳)  6ベクレル


 1歳の次女の数値が高かったので、お母さんはこの子にもビタペクト3を飲ませたいと話していましたが、長男にあげたビタペクト3を飲ませてみて、腹痛など起こさなければ、2人で1個のビタペクト3を飲むように話しました。

 10歳の長男と10歳の女の子は背骨が歪んでいます。
 他の子どもたちはよく風邪をひく以外は持病などはありません。
 お母さんは甲状腺に異常があり、ヨード剤を毎日飲んでいるそうです。
 定期的に超音波検査を受けて、様子を見ているという状態です。
 このお母さんはチェルノブイリ原発事故が起きたとき、両親の判断でロシアの親戚の家に一ヶ月預けられました。
 行ってみると、放射能について正しい知識がなかった人たちから「あの子チェルノブイリ原発の近くから来たんだって。」「病気がうつるかも。怖いわあ。」と怖がられたそうです。
いじめなどはなかったのですが、子供心にも「どうして私のことをみんな怖がるのだろう?」と不思議に思っていたそうです。
「今となっては笑い話よ。」とお母さんは笑っていました。
 その後も毎年両親の判断で夏休みにはロシアの親戚の家で過ごし、また学校からロシアの保養地へ集団保養に行ったこともあるそうです。



 (家族B)

 お母さんが5人の実子と2人の子どもを引率していました。この家族にも2個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時5歳) 8ベクレル
長男(14歳) 14ベクレル
長女(12歳) 20ベクレル ○
次男 (6歳) 21ベクレル ○
三男 (3歳)  7ベクレル
女子(14歳)  3ベクレル
女子(14歳) 12ベクレル
 
 このほか1歳の次女がいますが、WBCに座っていられず、測定していません。 
 長男はSOS子ども村に来てから、しばらくして中耳炎になって、しかも高熱が出たため、入院してしまいました。
 他の子どもたちは比較的健康で、ただ冬場はよく風邪をひくそうです。
 お母さんは、出産のたびに病気になるようになり、腎臓結石にもなって、出産後、まだ入院中のときに石が出そうになったことがあるそうです。(聞いているだけで痛い。)

 お母さんはチェルノブイリ原発が起きた当初のことは覚えていませんが、学校に入学してから、甲状腺の検査を他の子どもたちと一斉に受けて、その後投薬治療が必要と言われたので、しばらく飲んでいたそうです。
 再検査のときに治ったと医師から言われたので、薬を飲むのをやめ、その後は現在に至るまで飲んでいないそうです。

 14歳の女の子2人は姉妹ですが、ロシア出身で、半年前にゴメリに引っ越してきたばかりだそうです。
 だから、内部被爆が少ないのだ、とお母さんは話していましたが、どうでしょう?
 事故から時間も経ち、被爆の原因は食物からなので、あまり関係ないと思います。


 画像は記念撮影したようすです。ただ入院したため、ここには写っていない子どももいます。
 今回は日本文化情報センターで着物と人形展が始まったので、SOS子ども村からセンターのほうへ訪問してもらいました。女の子は着物に大喜びでしたが、男の子や小さすぎる子どもたちは、長く展示物を見ることができず、かと言って図書館内で騒いだりすると他の来館者に迷惑がかかるので、DVDでアニメ(ジブリアニメ「魔女の宅急便」。原作は児童文学なので児童図書館での上映が○印のアニメ。)を見ることに・・・
 みんな急に静かになりました。(^^;)

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、お母さんたちには小物入れをプレゼントしました。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 今年最後のビタペクト3配布活動になりました。来年もこの活動が続けられるよう、皆様の支援をどうかよろしくお願いいたします。


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第202回」

2016-11-28 |   ビタペクト配布活動
11月28日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第202目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2479個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2151部となりました。
 今回で通算218回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2479人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2151家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回は2家族がボブルイスク市(チェルノブイリ原発から約200キロ)SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)

 お母さんが3人の実子と姪を引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時4歳)10ベクレル
長女(12歳) 21ベクレル ○
次女 (8歳) 19ベクレル
三女 (6歳) 22ベクレル ○
姪 (11歳)  3ベクレル

 姪はオルシャ(チェルノブイリ原発から約350キロ)在住です。

 お母さんに子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。
 長女は花粉症で、三女は食物アレルギーだそうです。アレルゲンになる食べ物の種類が多すぎて、食事が大変だそうです。
 姪は11歳ですが体重が67キロで肥満。甲状腺にも異常があり、それで体重増加しているらしく、投薬治療を受けています。


(家族B)

 お母さんが9人の子どもと1人の孫を引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2011年1月、2015年5月にも保養滞在したことがあります。
 そのときの様子はこちらをご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第113回」(家族B)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第178回」(家族B)

 2011年、2015年と今回の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時16歳)0ベクレル → 14ベクレル →  11ベクレル
男子(16歳) 0ベクレル → 41ベクレル ○ → 25ベクレル ○
男子(16歳)36ベクレル ○ → 12ベクレル → 19ベクレル
女子(13歳)30ベクレル ○ → 14ベクレル → 13ベクレル
男子(13歳)35ベクレル ○ → 22ベクレル ○ → 23ベクレル ○
女子(11歳)25ベクレル ○ → 44ベクレル ○ → 11ベクレル
男子(10歳) 0ベクレル → 25ベクレル ○ → 22ベクレル ○
男子 (9歳) 0ベクレル → 25ベクレル ○ → 16ベクレル
男子 (8歳) 0ベクレル → 21ベクレル ○ → 24ベクレル ○
女子 (6歳)(今回初測定)36ベクレル ○ → 28ベクレル ○
孫  (4歳)(今回初測定)31ベクレル ○

 この家族には11人子どもがいるのですが、そのうち9人をお母さんが連れてきていました。
 16歳の男の子2人と13歳の男の子と女の子は双子です。
 
 子どもたちの健康状態についてお母さんからお話をうかがいました。
 10歳の男の子は障害者認定を受けています。これは以前聞いていたのですが、最近家族全員甲状腺の検査を受けたら、次々と異常が見つかったそうです。
 13歳の女の子は甲状腺に腺腫ができており、経過観察しているとすぐに2倍の大きさになったそうです。今は直径が1センチほど。
 11歳の女の子は甲状腺に小さいのう胞が複数できており、9歳の男の子も甲状腺に小さいのう胞ができているそうです。
 お母さん自身も甲状腺に直径1.5センチの腺腫が2つできており、10歳の男の子は甲状腺が年齢とともに成長しないといけないのに、大きさが変わらないため、母子そろって甲状腺の投薬治療を受けています。

 さらに検査を受けて、のう胞などの大きさをチェックし、特に腺腫の大きさが大きくなっていくようだったら、モギリョフにある専門病院に行き、さらに腺腫の大きさが直径3センチ以上になったら、手術で除去すると医者に言われているそうです。

 1年前にはこんな異常が見つかっていなかったのが、急にこんなことになって、お母さんはショックを受けていました。


 画像は記念撮影したようすです。ただ家族Bの孫はホームシックになったので、保養を切り上げて親元に帰ったそうです。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、シャープペンシル、お母さんには小物入れをプレゼントしました。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第201回」

2016-11-04 |   ビタペクト配布活動
 11月4日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第201目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2471個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2150部となりました。
 今回で通算217回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2471人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2150家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)

 ミンスク州の南にあるスタールイエ・ダローギ(チェルノブイリ原発から約220キロ)から来た家族。
 この家族には3個のビタペクトTを渡しました。この家族は家庭タイプ孤児院で、お母さんが1人の息子と10人の里子を引率していました。この家族は2011年にも保養滞在したことがあります。
 前回の保養の様子はこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第117回」(家族A)

 前回と今回のそれぞれの体内放射能値はこのとおりです。今回初測定の子どもは今回の結果だけ公開しています。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
 
母親(事故発生時26歳)12ベクレル → 11ベクレル
息子(14歳) 24ベクレル ○ → 14ベクレル
男子(16歳) 15ベクレル 
女子(14歳) 17ベクレル 
男子(13歳) 23ベクレル ○ → 20ベクレル ○
女子(13歳) 20ベクレル ○ → 18ベクレル
女子(11歳) 21ベクレル ○
女子 (9歳) 19ベクレル 
女子 (9歳) 15ベクレル
女子 (7歳)  6ベクレル 
女子 (6歳) 23ベクレル ○

 13歳の男の子と女の子は双子です。
 子どもたちの健康状態について聞き取り調査をしました。
 16歳の男の子は十二指腸憩室炎をおこしたことがありますが、現在は治っているそうです。
 13歳の男の子はアデノイド肥大で、手術で切除しました。その後11歳の女の子もアデノイドの手術を受けましたが、1年後もとの大きさに肥大したので、今度はイタリアで野保養滞在中に再手術を受けたそうです。
 さらに6歳の女の子ももうすぐアデノイドの手術を受けるということでした。
 
 子どもたちは6歳の女の子以外、全員毎年夏休みの間、3ヶ月イタリアやアイルランドで保養滞在しているそうですが、滞在中内部被爆の測定などは受けていないそうです。

 お母さん自身は関節痛がひどく、体のあちこちが痛いそうです。


(家族B)

 ミンスク州クループキ地区にあるキエベツ村(っチェルノブイリ原発から約125キロ)から来た家族。お母さんが4人の里子を引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。

 それぞれの体内放射能値はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
 
母親(事故発生時8歳)6ベクレル 
娘  (9歳) 14ベクレル  
男子(15歳) 21ベクレル ○ 
女子(12歳)  5ベクレル 
男子 (9歳) 21ベクレル ○ 

 お母さんの娘は代謝障害とお母さんが話していましたが、非常に太っているということでした。この一家の母方の家系はみんな太っていて、やせたくてもやせられない、とお母さんは話していました。お母さん自身もやせたいと話していて、糖尿病患者だそうです。
 9歳の男の子は吃音で、治療を受けていますがなかなか治らないそうです。
 
 病気も持った里子を育てるのは大変な「仕事」だと思いました。子どもたちの中には大事に育てられていても、肉親に会いたがる子もいるそうで、そのような話をお母さんたちから聞いても私などは何と答えたらいいのかも分かりませんでした。
  画像は記念撮影したようすですが、別のイベントへの参加のためで写っていない子どもたちもいます。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんには着物で作った巾着袋をプレゼントしました。

 千羽鶴プロジェクトの折鶴の作り方の紙がついになくなりました。つまっり1000人の子どもたちに配り終えたということです。
 思えばチロ基金創立15年記念に始まったこのプロジェクトですが、4年半ほどで1000枚配り終えたということになります。来年はチロ基金創立20年に当たります。このプロジェクトを続けるかどうか今から検討したいと考えています。、

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第200回」

2016-10-17 |   ビタペクト配布活動
 10月17日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第200目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を4個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2466個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2148部となりました。
 今回で通算216回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2466人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2148家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回は2家族が保養滞在していました。

 (家族A)

 ゴメリ州ジトコフ地区にあるビリチャ村(チェルノブイリ原発から約190キロ)から来た家族。この家族に1個のビタペクト3を渡しました。お母さんが9人の養子を引率していました。
 この家族は2010年3月と2012年1月にも保養滞在していたことがあります。
 そのときの様子はこちらをご覧ください。

 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第100回」(家族A)

 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第128回」(家族A) 
 過去の測定結果と今回の内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時6歳)7ベクレル → 16ベクレル → 13ベクレル
女子(16歳) 21ベクレル ○ → 25ベクレル ○ → 18ベクレル △
女子(14歳) 14ベクレル → 15ベクレル ○ →18ベクレル △ 
男子(12歳) 25ベクレル ○ → 4ベクレル
男子(12歳)(今回初測定) 9ベクレル
男子 (8歳) 25ベクレル ○ (2012年初測定) → 4ベクレル
女子 (8歳)(今回初測定)17ベクレル
女子 (8歳)(今回初測定)16ベクレル
女子 (8歳)(今回初測定)22ベクレル ○
女子 (7歳)(今回初測定) 6ベクレル
 
 子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。
 16歳の女の子はよく風邪をひくそうです。子どもたち全員が風邪になるのは当たり前のようです。
 12歳の男の子は生母が妊娠中に無理やり流産しようとして、それが失敗して未熟児で生まれてきたせいか、腎臓が悪くどもりも治っておらず、ほとんどしゃべらないそうです。
 養母が献身的に世話をしているそうですが、生まれたときからハンデを背負っているので、後から取り返すのは非常に根気と時間がかかるし、それが成功するとも限らないなと思いました。 
 

(家族B)

 ゴメリ州ジトコビッチ(チェルノブイリ原発から約190キロ)から来た家族。この家族に2個のビタペクト3を渡しました。
 お母さんが3人の実子、2人の養子を引率していました。この家族は以前グラダ村に住んでいましたが、最近ジトコビッチ市に引っ越したそうです。3人の子どもは家族Aのお母さんが2012年に引率していました。この3人の子どもの前回の測定結果と今回の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時4歳)17ベクレル
長女(15歳) 17ベクレル ○ → 10ベクレル
次女(14歳) 16ベクレル ○ → 15ベクレル
三女(12歳) 35ベクレル ○ → 18ベクレル △
男子(13歳)(今回初測定)26ベクレル ○
女子 (4歳)(今回初測定)24ベクレル ○

 三女は6歳のときに自転車に乗っていて転倒し、頭を強くぶつけたそうです。6年経った今も慢性的な頭痛を訴え、体が弱くときどき視界が一部暗くなると訴えているということでした。
 私はそれは絶対おかしいので、早く脳の精密検査を受けたほうがいいと話しました。地方にはよい病院もないので、今保養滞在しているうちにミンスクの病院へ検査にいくほうがいいとも話しました。
 13歳の男の子は常に落ち着きがなく、ときどき攻撃的になるので、投薬治療を受けているそうです。それを飲んでいると落ち着くそうです。

 ここで△印の説明をします。18ベクレルの女の子が3人いたので、3人で一つと言う形でビタペクト3を渡しました。そのため合計4個のビタペクト3を渡したことになりました。
 成長期の女の子がそろって20ベクレル近かったのでお母さんたちたっての希望で渡しました。

 養子をたくさん育てるのは大変だと思います。しかしこのようなお母さんたちのおかげで、助けられている命がたくさんあるのだと改めて思いました。 
画像は記念撮影したようすです。ただ小さい子ども達はお昼寝中で写っていません。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いたカード、お母さんには小物入れをプレゼントしました。

 ついにSOS子ども村へのこの活動も200回となりました。今後もできる限りこの活動を続けて行きたいです。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、小物入れなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第199回」

2016-09-26 |   ビタペクト配布活動
 9月26日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第199目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を9個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2462個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2146部となりました。
 今回で通算215回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2462人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2146家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



  今回はミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)から2家族が保養に来ていました。

(家族A)

 お母さんが実子5人を引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2014年2月にもSOS子ども村へ保養に来ていたことがあります。
 そのときの様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第173回」(家族B)

 前回と今回の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時11歳) 9ベクレル → 13ベクレル
長女(13歳) 34ベクレル ○ → 26ベクレル ○
次男(10歳) 32ベクレル ○ → 17ベクレル
三男 (7歳) 28ベクレル ○ → 30ベクレル ○
次女 (5歳) 26ベクレル ○ → 28ベクレル ○
四男 (2歳)(今回初測定)15ベクレル

 お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
 みんな比較的健康で、2歳の四男が一番小さいけど一番元気だとお母さんは話していました。
 前回数値が高いほうだった次男の結果が今回よくて、お母さんは喜んでいました。しかも次男はびビタペクト3の味が大好きで、「今回はビタペクト3もらえないの? 残念・・・。」と言っていました。
 一方長女は前回ビタペクト3を飲んでおいしくなかったと話していました。それで途中で飲むのをやめてしまい、残りを次男がかじっていたそうです。
 長女は「私はまだ子どもだった。」そうで、今回はがんばって最後まで飲んでみると話していました。


(家族B)

 お母さんが6人の実子を引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。
 測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時12歳) 18ベクレル 
長男(12歳)27ベクレル ○ 
次男 (9歳)21ベクレル ○ 
三男 (8歳)28ベクレル ○ 
次女 (8歳)22ベクレル ○ 
四男 (3歳)23ベクレル ○
三女 (2歳)30ベクレル ○

 子ども達はみんな健康と言うことでしたが、結果がよくないことをお母さんは心配していました。
 この一家はミンスク生まれのミンスク育ちですが、最近ミンスク郊外の一軒屋に引っ越したそうです。
 その隣の家ではヤギを飼っており、そのヤギ乳を安くで分けてもらっているそうです。それを毎日子ども達は飲んでおり、(お母さんはヤギ乳の味が好きではないので飲んでいません。)それが内部被爆の原因ではないかと話していました。
 そのヤギ乳を測定したことは一度もないそうです。
 確かにミンスク郊外なんて、汚染地域に指定されたこともないし、気にすることも全くなかったでしょう。
 今回子どもの内部被爆を調べて驚いていましたが、近いうちに市場へ行ってヤギ乳の測定をするとお母さんは話していました。
 一度調べたほうが絶対にいいですよね。

 画像は記念撮影したようすです。ただ小さい子ども達はお昼寝中で写っていません。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いたカード、お母さんにはちりめん小物入れをプレゼントしました。

前にも保養滞在していた子どもたちは「折鶴作れたよ。」と報告していました。今回初めて滞在するもう一つの家族の子どもたちも上手に教えてくれることでしょう。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、小物入れなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第198回」

2016-09-05 |   ビタペクト配布活動
 9月5日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第198回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2453個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2144部となりました。
 今回で通算214回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2453人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2144家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



  今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が保養に来ていました。

(家族A)

 お母さんが実子4人と姪2人を引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。それぞれの内部被爆の結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。 

母親(チェルノブイリ事故発生時3歳)13ベクレル
女子(15歳)25ベクレル ○
女子 (5歳)19ベクレル ○
男子 (3歳) 7ベクレル
姪  (8歳) 6ベクレル
姪  (5歳)26ベクレル ○

 この一家には1歳の女の子がいますが、WBCにじっと座れなかったので測定を受けていません。
 子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。みんな比較的健康ですが、冬場には気管支炎になったり、かんきつ類のアレルギーがあったりします。

 お母さんは足に瘤ができたのですが、数年前に除去手術をして、成功したそうです。今は低血圧が悩みだそうです。

 ゴメリ郊外の一軒屋で暮らしており、広い畑でいろいろな野菜を作っていますが、放射能を測定したことはありません。しかしこの保養に来て被爆のことが気になったので、一度野菜を測定をしたいと話していました。

 このお母さんのお父さんはチェルノブイリ原発から20キロにある村の出身で、事故が起きたときはゴメリに引っ越していたのですが、事故後ふるさとの村が強制移住対象地域になり、無人になってしまいました。
 お父さん(こどもたちのおじいちゃん)は1年に1度許可をもらって親戚と先祖の墓参りに行くそうです。
 しかしお母さんも子どもたちも放射能が危険なので一度もお墓参りに行ったことがなく、また行きたくないということでした。


 (家族B)

 お母さんが実子1人、養女1人、姪2人、親戚3人と友人の子ども1人を引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。それぞれの内部被爆の結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。 

母親(チェルノブイリ事故発生時9歳)12ベクレル
女子 (7歳)25ベクレル ○
養女 (7歳)19ベクレル ○
姪 (11歳)20ベクレル ○
姪  (7歳)26ベクレル ○
男子(12歳) 4ベクレル
女子 (6歳) 8ベクレル
女子 (5歳) 7ベクレル
男子(13歳)23ベクレル ○

 11歳と7歳の姪は姉妹です。
 12歳の男の子と6歳と5歳の女の子は兄妹です。
 13歳の男の子は友人の子どもです。

 7才の女の子は甲状腺腫が見られ、3年間検査を受け続けましたが、大きさは大きくもならず小さくもならず、変化はないそうです。もし今後大きくなったら、手術を受けなくてはいけないのかとお母さんは心配していました。
 
 養女は生まれつき口蓋裂でしたが、手術をして成功し身体障害者認定も取り消されました。一方で毎年イタリアへ優先的に保養に招かれており、慢性気管支炎も治ったそうです。
 イタリアでの保養では以前はWBCでの測定がありましたが、ここ数年は測定していないそうです。
 口蓋烈後の手術後、イタリアでは補強用の器具を無償で口の中に入れてくれたそうです。

 12歳の親戚の男の子は喘息を持っています。
 6歳の親戚の女の子は腎臓病で、アレルギー体質です。

 13歳の男の子はいろんな病気にしょっちゅうかかるそうです。本人は「自分は病弱だから兵役免除されるからいい。」と話しているそうです。

 お母さん自身は20年間足の関節が痛く、病院に行っても原因が分からないので、放置(がまん)している状態。さらには数年前ガンにかかって手術をしましたが、今のところ再発はしていないそうです。他にも
今は貧血気味ですが、レバーや牛肉を食べるなど食べ物から鉄分を採るよう工夫しているということでした。 
  
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんたちには着物で作った巾着袋をプレゼントしました。  
 画像は記念撮影した様子です。1人の女の子が恥ずかしがって隠れてしまいましたが、みんなとても仲良く暮らしている様子がうかがえ、お母さんたちも「またこのメンバーで保養に行きたいわ。」と和気藹々でした。

最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第197回」

2016-08-12 |   ビタペクト配布活動
 8月12日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第197回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを3部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2445個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2142部となりました。
 今回で通算213回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2445人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2142家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回はブレスト市(チェルノブイリ原発から約440キロ)から3家族が保養に来ていました。

(家族A)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。
 この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2005年と2006年にもSOS子ども村に保養滞在しています。
 そのときの様子はこちらをご覧ください。
2005年「ビタペクト2」&『放射能と栄養』無料支給・配布運動 第33回
2006年「ビタペクト2」&『放射能と栄養』無料支給・配布運動 第47回

 あのアクロバット体操一家と10年ぶりの再会。うれしかったです。(^^)
 前回会ったときは6人目の赤ちゃんをお母さんは妊娠中でした。現在お母さんは7人の子どもに恵まれ、上の子ども3人は成人。(あの長男君が24歳!)時間ってあっという間に経つんですね。

 今回の測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

母親(チェルノブイリ事故発生時15歳)19ベクレル
長女(14歳)17ベクレル 
次女(10歳)19ベクレル ○
五男 (3歳)32ベクレル ○

 子どもたちはみんな健康で、スポーツをしたり、お母さんも食事に注意したりしてるそうです。
 お母さんも健康そのものという顔つきと体つきで、うらやましい。理想的ですね。
 でも今回3回目の滞在で初めてビタペクト3を子どもたちが飲むことになり、お母さんは少し心配していました。
 チェルノブイリ原発から離れたところに住んでいて、事故が起きてからずっと時間が経ってから、生まれた子どもたちですが、被爆から逃れることができないというのが現状です。もちろん大量の被爆をしているわけではないのですが・・・

(家族B)
 
 お母さんが4人の子どもと1人の孫を引率していました。
 この家族には3個のビタペクト3を渡しました。

 今回の測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

母親(チェルノブイリ事故発生時14歳)17ベクレル
女子(15歳)16ベクレル 
女子(10歳)38ベクレル ○
男子 (7歳)25ベクレル ○
男子 (6歳)23ベクレル ○
孫  (5歳)17ベクレル

 お母さんに子どもたちの健康状態について尋ねました。
 子ども達は4人とも遠視だそうです。
 15歳の女の子は小さいときから太っていて現在体重が90キロを超えています。
 これはおかしいということで検査をした結果、ホルモンバランスの異常が見つかり、そのせいで体重増加が止まらないのでは、ということで、ホルモン剤を処方してもらっているそうです。
 急激に太る場合は甲状腺が出すホルモンの異常もありえますが、子どものときから太っていてやせていたときがないそうです。ダイエットをしても全くやせられないと悩んでいました。
 今飲んでいるホルモン剤が効けばいいけど・・・と期待しているようでした。


(家族C)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。


今回の測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(チェルノブイリ事故発生時9歳)21ベクレル
長女(12歳)22ベクレル ○ 
次女(10歳)22ベクレル ○
三女 (4歳)32ベクレル ○

 お母さんは副鼻腔炎に長年悩まされていましたが、今は治ったそうです。子どもたちも副鼻腔炎にたびたびかかると話していました。
 次女は生まれたとき心臓に穴が開いていましたが、数ヵ月後自然にふさがったそうです。
 三女はいわゆるでべそ(臍ヘルニア)ですが、これもそのうち治るだろうと特別な治療は受けていません。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんたちには着物で作った巾着袋をプレゼントしました。  
 画像は記念撮影した様子です。(保養滞在とは関係のない子どもも1人写っています。)(^^;)

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第196回」

2016-07-25 |   ビタペクト配布活動
 7月25日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第196回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2437個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2139部となりました。
 今回で通算212回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2437人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2139家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回はミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)から2家族が保養に来ていました。

(家族A)

 お母さんが3人実子と4人の親戚の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 今回の測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

母親(チェルノブイリ事故発生時2歳)19ベクレル
長女 (8歳)20ベクレル ○
次女 (8歳)21ベクレル ○
三女 (4歳)26ベクレル ○
男子(12歳)18ベクレル
男子(11歳)14ベクレル 
女子 (9歳)13ベクレル
男子 (7歳)18ベクレル

 このうち9歳の女の子はミンスクではなくゴメリ(チェルノブイリ原発から約140キロ)在住です。 

 お母さんに子ども達の健康状態についてお話を伺いました。
 長女は骨髄腫です。他の子供たちは比較的健康。
 5年前に長女が白血病にかかっていることが分かり、入院。治療が始まりました。投薬を続けた結果、現在は退院し、普通に生活を送っていますが、薬は手放せないうえ、骨がもろくなって(骨の中のカルシウムがどんどん溶けてしまうと言う症状が出ます。)骨折を起こしやすいので、常にカルシウム剤を飲み続けているそうです。
 治療用の薬、カルシウム剤、ともにベラルーシでは高価で、家計の負担になっているが、仕方がないとお母さんは話していました。
 難病患者に対する手当をもらっているそうですが、とても足りないということでした。
 いつまた重症化するか分からないと医者からは言われています。

 今回は保養に来ていませんが、お父さんはチェルノブイリ原発に近いゴメリ州の村の出身。事故が起きた後、ゴメリ州のべトカ(チェルノブイリ原発から約150キロ)に強制移住となりました。その後さらにミンスクへ移住。
 その後お母さんとミンスクで出会って結婚。子ども達はみんなミンスク生まれのミンスク育ちだそうです。
 お母さんはゴメリ在住の親戚の女の子のほうが内部被爆が少なかったことに驚いていましたが、大きな差があるわけではありません。
 チェルノブイリ原発から近いかどうかなんて今や関係なくなっているのが実情です。

 
(家族B)

 お母さんが3人の実子と3人の親戚の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 今回の測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しています。

長女 (8歳)15ベクレル
男子(14歳)19ベクレル
男子(12歳)20ベクレル ○
女子 (6歳)23ベクレル ○

 このお母さんには5歳の長男と生後6ヶ月の次男がいます。
 しかし長男は小児麻痺で座ることができず、WBCの測定が受けられませんでした。次男もまだお座りができないため、お母さんはSOS子ども村で2人の子どもと留守番。測定を受けていません。
 14歳と12歳の男の子はモズィリ(チェルノブイリ原発から約90キロ)在住です。

 長男は生後半年の定期健診で発達の遅れが見つかり、小児麻痺と診断されました。
 座れないのでベビーカーに乗っていますが、特別なベビーカーが必要で、それは国から無償で支給されるものの、申請手続きがお役所仕事で、たらい回しにされ、2年後ようやくもらえました。
 しかし部品があちこち抜けたりする不良品で、親が自分で修理したり改造したりしたそうです。
 5年後に車椅子がもらえるらしいのですが、座れるぐらいにまでよくなってほしいと願っていました。
 
 この家族のお父さんもかつてチェルノブイリ原発から約110キロの地点にある汚染地域の村に住んでいました。事故後強制移住で、親戚はばらばらに。お父さんの家族はミンスクに移住して、その後はずっとミンスクで暮らしているそうです。
 
 どちらの家族の場合も父親が幼少期に被爆していると思われますが、事故後およそ20年や25年経過して生まれた子どもに障害や骨髄腫などの難病があることと、因果関係があるのかないのか分かりません。
 分かりませんが、このブログに記しておきます。
 
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、お母さんたちには着物で作った巾着袋をプレゼントしました。  
 画像は記念撮影した様子です。(家族Bの長男は写っていません。また保養とは関係のない子どもが1人写っています。)

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。