ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」 (5)

2012-06-26 | チロ基金
 画像に写っているのはこの一家の親戚の方(お母さん同士がいとこなのだそうです。)です。わざわざ日本文化情報センターに来てくれました。
 3個のビタペクト3と(ワジーム君にはセルロースを渡したのでビタペクト3のことはお母さんは分からないので)飲み方のパンフレットを託しました。
 翌日にはゴメリに戻るので、この一家に手渡してくれます。

 お母さんには私から連絡しました。大人と子どもとでは1日に飲む量が違いますし、ワジーム君はすでにセルロースを飲み終わっていますが、とにかく家族4人が全員飲み終わったら、再測定に必ず行くことをお願いしました。
 その結果、(おそらく1回目の測定よりは数値がよくなっていると思いますが)それでも体重1人あたり20ベクレル以上、という結果だった場合は、またビタペクト3を飲まなくてはいけません。
 その場合にもビタペクト3を秋に渡すから、ということになりました。

 私の予想ではサーシャ君は1回ビタペクト3を飲むだけで大丈夫だと思いますが、3桁台のエレーナさんとワジーム君はおそらく1回飲んだだけでは足りないでしょう・・・。

 どうしてこの一家は飛びぬけて結果が悪いのか・・・原因ははっきりしませんが、低収入の家庭なので、食費を浮かすために、森でキノコを拾って常食したのがまちがいだったかも・・・とお母さんは話していました。

 とにかくこの一家の再測定の結果はまたこのブログでご報告いたします。
 よい結果が出ることを祈っています。
 
 

 
 
 
 

チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」 (4)

2012-06-26 | チロ基金
 これは次男(7歳。名前はサーシャ君)の結果です。
 体重1キロ当たり32.76ベクレルでした。
 こちらもSOS子ども村に行ってたら、ビタペクトを渡される数値です。

チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」 (3)

2012-06-26 | チロ基金
 これは長女(18歳。名前はエレーナさん)の測定結果です。
 これも体重1キロあたりに換算しました。その結果は103.83ベクレルです。
 よくない結果です・・・。(3桁代・・・。)

チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」 (2)

2012-06-26 | チロ基金
 この一家はゴメリに住んでいるのでなかなか会いにくいのですが、親戚の人がミンスクへ来る用事があったので、測定結果を持って来てくれました。
 これはお母さんの測定結果です。
 お母さんは電話で「私は400でした。どうしよう。」と動揺していましたが、この結果を見ると、単位(ミリシーベルト)や数字の読み方を間違えていますね・・・。

 実際には10257.4ベクレル、とあります。これは体全体の結果なので、体重1キロあたりに計算してみました。
 その結果は179.95ベクレルでした。
 約180ベクレルですね。
 大人とはいえ、チロ基金としては心配なレベルです。

 結果表ですが、自宅住所など個人情報に関する部分には画像を加工しています。
 測定場所はゴメリ市立第1診療所となっています。
(身長まで測定していましたが、関係ないですね・・・。)

 お母さんの年齢は39歳で、チェルノブイリ原発事故当時は13歳です。
 
 
 
 

チロ基金の活動「ビタペクト無料配布146回・ゴメリ在住一家への支援活動」 (1)

2012-06-26 |   ビタペクト配布活動
 2012年5月にチロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第133回」を行いました。詳しくはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/0868d17ae4e7c2494bab8ba8df4de346


 このとき測定結果が体重1キロ当たり261ベクレルだった14歳の男の子がいました。
 引率していたお母さんはこの男の子(名前はワジーム君)のお母さんに結果を報告。
 さらに保養を終えて帰宅した後、お母さん(名前はオリガさん)は、自分たち家族全員の測定を希望し、地元の検査機関に行きました。
 その後私にお母さんから電話がかかってきて
「私の結果は400だった。他の子どもたちもよくないので、支援してほしい。」
と頼まれました。
 そこでチロ基金としても何かできないかと考え、ビタペクト3をこの家族に渡すことになりました。
 詳しくは続きの投稿をご覧ください。
 
 画像はベルラド研究所でのワジーム君の測定結果票です。
 個人情報に関する部分は画像を加工してあります。

これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1913個となりました。
 今回で通算146回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1913人の子どもにビタペクトを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a