ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ペクチン配合セルロースについて (1)

2011-09-06 | 放射能関連情報
チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」で応急措置としてビタペクトTの代わりに配ったペクチン入りセルロースについてです。
 セルロースはダイエットや便秘に効果があるとされている食物繊維の一種です。セルロースについては6月26日付の投稿「ベラルーシの児童における環境不適応症候群とその改善法」でもご紹介しましたが、
「便通をよくするためにセルロースを摂取する。」
とあり、気になっていました。

「環境不適応症候群とその改善法」について詳しくはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/95333e3d4ec7d1ead056b0cda97793cc


 セルロースはベラルーシではここ数年スーパーマーケットで健康食品として売られており、種類も増えてきました。
 ビタペクトTはビタミンとミネラル類が含まれていますので、薬局で販売されており、一般の食料品店では買えませんが、セルロースは買えます。
 この画像はベラルーシで入手できるセルロース商品の外観です。ベラルーシ製のものとロシア製のものがあり、この画像に写っているものの他にもいくつか種類があり、気軽に購入できます。
 (値段もいろいろです。)

 この中でもペクチンが配合されているベラルーシ製のセルロース商品をチロ基金は購入し、SOS子ども村で配ることになりました。
 ベルラド研究所とSOS子ども村の両方に意見を求めましたが、セルロースだけではなくペクチンが配合されているなら、ビタペクトTの代用ができる、ということでした。しかしビタペクトTとちがってビタミンとミネラル類が入っていないので、やはりビタペクトTを子どもたちにあげるほうが望ましいそうです。
 SOS子ども村からは保養家族に対して常にマルチビタミン剤を渡しているので、それならペクチン入りのセルロースを与えてもよい、ということに決定しました。
 今回子どもたちに渡したセルロースの商品名は「ペクチン配合植物性セルロース・ツルコケモモ」です。 

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