ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシの子どもたちが描いた広島の絵の展覧会が開催中です

2017-07-19 | チロ基金
ベラルーシの子どもたちが描いた広島の絵が、現在展示されています。

会期
7月13日(木)〜23日(日)

時間
10:00〜17:00 ※最終日のみ16:00終了

会場
名豊ビルギャラリー
豊橋市駅前大通2丁目 開発ビル9F

備考
会期中、15日、16日、17日、22日、23日は、13:00から作者による「おりづるの旅」読み聞かせを実施予定です。

協賛
株式会社PHP研究所 NGO 「ANT-Hiroshima」


問い合わせ先:中部ガス 名豊ビルギャラリー TEL:0532-51-5610


 こちらの記事もご参照ください。

 今回投稿の記事は、後ほどまとめます。
 ベラルーシの子どもたちが一生懸命描いた絵が日本の皆様の目に届き、本当によかったです。
 展示を決めてくださった方々にも感謝申し上げます。

 それから、日本のマスコミが取材して報道してくれているのはうれしいのですが、ここでもう一度お知らせしておきます。
 この子どもたちの作品を日本へ郵送するための郵送費はチロ基金が支援しました。

 チロ基金が手伝わなかったら、子どもたちが絵を描いても、日本へ送ることができなかったということです。多くの日本人が見えないところで協力していることをここでお知らせしたいです。

 このあたり、日本のマスコミからベラルーシに住んでいる私(チロ基金代表者)がインタビューを受けていないので、報道されていませんが、このブログ上でお知らせ、そしてチロ基金支援者の皆様に感謝の言葉を述べます。
 チロ基金支援者の皆様のおかげで、ベラルーシの子どもたちの作品を日本へ送ることができました。
 深く感謝申し上げます。

 平和について、戦争について、ベラルーシ人も日本人も再び考える大事な機会になったと思います。
 このような企画に関わることができ、本当によかったです。支援者の皆様のおかげです。


ユーラシアバザーのご報告

2017-07-19 | チロ基金
 先日お知らせしました日本ユーラシア協会大阪府連主催の『2017年夏のユーラシアバザール』についてご報告です。

 バザーにお越しくださった皆様、そしてベラルーシの商品をお買い上げくださった皆様、本当にありがとうございました! 厚くお礼申し上げます。
 日本人の皆様がベラルーシの商品を通し、ベラルーシの文化に触れていただき、また興味を持ってくださったら、本当にうれしいです。(^^)
 チロ基金のような小さな基金にとっては、バザーの売上金はとても大切な活動資金となります。
 売上金は今後の基金の活動のため、有効に活用させていただきます。
(チロ基金の活動について詳しくは、このブログこちらをご覧下さい。)

 今回は予想以上の売り上げがあったと報告がありました! 今後の活動において大きな助けとなります。ありがとうございます。 

 会場の中で広いスペースを用意してくださっただけではなく、ベラルーシ商品のPRを熱心にしてくださる日本ユーラシア協会大阪府連の方々にもお礼申し上げます。
 
 日本ユーラシア協会大阪府連の皆様、「Vesna!」のスタッフの皆様、毎回裏方で大変なご苦労があると思います。
 スタッフの方々やお買い上げくださった方々のおかげで、チロ基金の活動が継続できていること、いつも痛感しています。本当にご苦労様でした。
 ベラルーシという日本ではあまり知られていない国のことを日本でご紹介してくださる、この貴重な機会に毎回お誘いくださり、本当に嬉しく思っています。
 
 ご協力くださった皆様に、深く感謝申し上げます。
 次回のバザーでも再びお世話になると思いますが、チロ基金をどうぞよろしくお願いいたします。

 それではまた次回のバザーをお楽しみに・・・(^^)

 (画像は今回のバザーのようすです。)


  

バザー参加のお知らせ 「夏のユーラシアバザール」

2017-06-13 | チロ基金
 日本ユーラシア協会大阪府連が恒例のバザールを開催します。
 このバザールにはヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」が参加し、民芸品などベラルーシ製品を中心とした雑貨を販売します。売上金は全額チロ基金の活動資金に還元されますので、ご興味のある方、お気軽にお越しください。

『2017年 夏のユーラシアバザール』(日本ユーラシア協会大阪府連主催)
日時:7月13日(木)~15日(土)     
   午前10時から午後7時まで。
            
会場:日本ユーラシア協会大阪府連内 ユーラシア文化センター
   大阪市中央区谷町7丁目3番4
   新谷町第3ビル3階313号室

   地下鉄谷町線「谷町6丁目駅」下車。
   4番出口を上がり南(右方向)へ徒歩5分西側(右側)
  
電話:06-6763-0877

 日本ユーラシア協会大阪府連のサイトはこちらです。
 詳細はこのサイト内の「ロシア物産とバザール」のコンテンツをご覧下さい。
 またこのサイトで会場の周辺地図を見ることができます。
 
 今までにこのバザールに参加して得た売上金は、ベラルーシの子どもたち(チェルノブイリ被災児、障害児、孤児、貧困家庭の子弟など)の支援、またベラルーシにおける日本文化の紹介、交流活動・・・などに使われました。
(詳細はHP「ベラルーシの部屋」内「チロ基金の活動報告」もご覧ください。)

 特にCD「月と日」についてはその1枚の売上金が1個の健康食品ビタペクト3の購入につながり、チェルノブイリ原発事故の被災地の子どもに配られます。ビタペクト3を飲むと体内にたまった放射能物質が排出される効果があります。
 2002年から行っているチロ基金の「ビタペクト配布活動」について詳しくはこちら(HP「ベラルーシの部屋」内)とこちら(このブログ内)をご覧ください。

 チロ基金はすでに200回以上に渡り、2000個以上のビタペクトをベラルーシに住むチェルノブイリの子どもたちに配り続けています。
 この活動の趣旨にご賛同してくださる皆様、ご協力をお願いいたします。

(ベラルーシ語に翻訳された日本の歌CD「月と日」について詳しくはこちらです。自分で言うのも何ですが、おもしろいので聞いてみてください!)

 CD「月と日」公式サイトの英語バージョンはこちらです。

 ヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」のサイトはこちらです。

 ベラルーシ音楽CDについての紹介はこちら。「みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ 」

 みなさまのご協力をお願いいたします。
 
(一部の方より、お問い合わせがあるのですが、当バザールでは「ビタペクト」やそのほかのサプリメントは取り扱っておりません。またヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」でも取り扱っておりません。
 以前、今回のバザーで新美南吉ロシア語訳童話集「ごんぎつね」を販売すると告知していましたが、日本国内販売向け用は完売いたしましたので、お取り扱いいたしません。ご了承ください。)

 バザーの会場では、もちろんベラルーシの民芸品だけではなく、ロシアや東欧の商品も扱っています。詳しくは日本ユーラシア協会大阪府連のサイトをじっくりとご覧ください。

ロシア・東欧文化の好きな方、ぜひ足を運んでください。これでユーラシア各国を旅した気分になれますね。(^^)

 画像は昨年のベラルーシコーナーのようす。
 
 

チロ基金創立20周年記念将棋大会 (3)

2017-05-28 | チロ基金
 今回はチロ基金支援者の方々から、賞品も提供していただきまして、助かりました。
 賞品は日本のお菓子(ベラルーシでは入手不可能)、参加賞は5円玉お守り、フリクションペン、雑誌「にっぽにあ」ロシア語版などです。それと中古だったのですが、日本のアニメDVDも配りました。
 貴重な賞品、参加賞を提供してくださった日本人支援者の皆様、どうもありがとうございました。感謝申し上げます。
 特にベラルーシ人参加者は喜んでいたと思います。(^^)

 また対局時計はベラルーシ将棋協会から8台もお借りしました。
 感謝しております。
 ベラルーシ将棋協会の公式サイトはこちら

 今回はあまり時間がなく、最後がバタバタと終わってしまったのですが、次回はもう少し余裕を持って対局の運営をしないといけないなあ、と私自身は思いました。
 しかし、参加者の皆さんは、喜んでいたと思います。また、人種を超えた交流もできる場になりました。
 将棋が国境を越えた友情を育んでくれています。その点がすばらしいですね。
 これからもベラルーシでの将棋人口がどんどん増えたら、さらに二国間の交流が深まると思います。

チロ基金創立20周年記念将棋大会 (2)

2017-05-28 | チロ基金
 チロ基金創立20周年記念将棋大会の結果はこのとおりです。

1位 ヤロスラフさん 初段
2位 アントンさん 二段
3位 前田さん 初級
4位 アレクセイさん 二級
5位 エレーナさん 四級
6位 ゲオルギイさん 二級
6位 パーベルさん 十二級
8位 マルガリータさん 九級
9位 エヴゲーニイさん 三級
10位 武野さん
11位 出居さん
12位 ユリヤさん
13位 イローナさん
14位 月成さん
15位 アウグスタさん 十六級
15位 亜龍さん

 参加者数が多かったわりに対局回数はそんなに多くなかったので、同点が多いです。
 私としては、やはり日本人の前田さんが上位に入ったので、同じ日本人としてうれしかったですよ。それから日本とちがって男女別で対局しないのに、5位に入ったエレーナさんは大健闘だったと思います。
 でも参加者の皆さんそれぞれがんばっていたと思います。

チロ基金創立20周年記念将棋大会 (1)

2017-05-28 | チロ基金
2017年5月28日ミンスク市立第5児童図書館でチロ基金創立20周年記念将棋大会が行われました。
 今回は16人が参加。しかもこのうち4名は日本からの参加、さらには1名が中国から飛び入り参加しました。
 実際にはドタキャンした人もいて、参加人数が偶数になるようにするのに苦労しました。将棋を習い始めて一ヶ月も経っていない人もいましたが、「大きな森のどうぶつしょうぎ」一組を使って、初心者でも参加できるようにしました。
 チロ基金の財力(^^;)で、どうぶつしょうぎのセットを買っておいてよかったですよ。
 (どうぶつしょうぎとは、こちら。)

 人数調整にとまどり、時間通りに始まらなかったのですが、何とか6回の対局ができました。初心者もいれば、有段者もいるという状況でしたので、今回も前回の新年将棋大会に引き続き、駒落ちで対決です。

(今回の将棋大会についてロシア語でのご報告はこちら。)

チロ基金創立20周年

2017-05-05 | チロ基金
 2017年5月チロ基金は創立20周年を迎えました。
 
 創立当初より、無理はせず、細く長く続けようと思っていたチロ基金の活動が20年も続きましたこと、ひとえに多くの支援者の方々のおかげです。 
 チロ基金の活動に常日頃からご賛同下さっている多くの方々に、改めて深くお礼申し上げます。 本当にありがとうございました。
 今後もまた一年一年、少しずつですが積み重ねていこうと気持ちを新たにしております。

 今月末にはチロ基金20周年記念将棋大会を開催する予定です。
 また改めてご報告いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 2017年5月28日追記です。
 予定通りチロ基金創立20周年記念将棋大会が開催されました。
 詳しいご報告はこちらです。

中国新聞紙上でベラルーシの子どもたちが描いた絵が紹介されました

2017-04-18 | チロ基金
チロ基金の活動「戦争と平和の絵本と子どもたちの絵」の記事でもご紹介しましたが、2017年4月17日付の中国新聞紙上で、紹介していただきました。

 この記事に関しては「ヒロシマ平和メディアセンター」のHPから見ることができます。
 こちらがリンク先です。ぜひご覧ください。

 ベラルーシの子どもたちの作品がカラー写真で掲載されているのを見ると、本当にうれしく、今回のこの活動を行ってよかったとしみじみ思いました。
 日本の関係者の皆様に喜んでもらえてよかったと思うと同時に、ベラルーシの子どもたち、つまり戦争を知らない若い世代に平和について、考える機会を与えてくださり、感謝申し上げます。
 このように次の世代につなげ、さらには広い世界に、平和が大切なものであることを伝えていかないといけませんね。

(画像は私がハーモニー絵画教室で撮影したもので、エレーナ先生と今回の作品を描いてくれた生徒さんです。何だか女の子しかいない印象ですが、生徒さんの中には男の子もいます。)
 

チロ基金の活動「戦争と平和の絵本と子どもたちの絵」

2017-02-16 | チロ基金
 新しい活動報告をいたします。昨年広島県にお住まいのS様から2冊の日本の絵本「おりづるの旅 さだこの祈りをのせて」(うみのしほ・作 狩野富貴子・絵 PHP研究所・出版)と「ピンク色の雲-おばあちゃんのヒロシマ」(宇留賀佳代子・作 稲田善樹・絵 てらいんく・出版)のロシア語版を日本文化情報センターに寄贈していただきました。どちらも広島の原爆がテーマです。

 せっかくロシア語に翻訳されていてすぐにベラルーシ人の子どもでも理解できるわけですから、感想文をこちらから広島へ返礼としてお送りしようと思ったのですが、もっと分かりやすく本を読んだ感想や受けた印象などを絵に描いてもらおうという企画が立ち上がりました。

 協力してくれたのはミンスク市内にあるハーモニー絵画教室のエレーナ・ブラト先生です。
 この絵画教室は公立の施設で小中学生に美術や手工芸、スポーツなどを教えているスベートチ青少年センターの中にある絵画教室です。約30名の子どもが週に2回絵画を習っています。
 エレーナ先生がこの企画に賛同してくださり、まず2冊の絵本を低学年の子どもには読み聞かせ、また高学年の子どもは自分で読み返し、自分たちが感じたことを自由に絵で表現してもらいました。
 集まった作品はまとめて郵送し、現在無事広島に届いています。S様がそれぞれ配布元または作者に全て渡してくださるとのことなので、広島や東京で展覧会などに出展させてもらえれば、より多くの人に見てもらえると思います。

 今回郵送費をチロ基金が支援しましたので、ここにご報告させていただきます。
 この2冊の絵本は日本文化情報センターで閲覧できるようになっていますので、今後も多くのベラルーシ人児童に読んでもらえると思います。
 
 原爆とか戦争と言っても、よく分からないという子どももたくさんいる時代になりましたが、
常に語り続けなくてはいけませんね・・・とエレーナ先生とお話しました。
 戦争とは何か、平和とは何か、一言では語りつくせませんが、絵本を読んだり、絵を描いたりするのも多くある平和教育の方法の一つではないかと思います。
 そんな中、このような機会をベラルーシの子どもたちに与えてくださった広島のS様、本当にありがとうございました。この2冊の絵本を読んだ子どもは人種を問わず、まじめに戦争と平和について考えると思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 追記です。
 ベラルーシの子どもたちが描いた作品は2017年4月17日付中国新聞「平和欄」で紹介されました!
 

「ミンスクが日本語能力試験の会場に」「日本語学習者への支援活動についてお知らせ」

2017-01-20 | チロ基金
毎年世界の多くの国で実施されている日本語能力試験(JLPT)ですが,国際交流基金より,2017年7月の試験実施地の一つとして,新たにミンスクが決定した旨、正式に通知されました。
 ヨーロッパの田舎扱いされていたベラルーシですが、やっとこれで大都市(厳密に言うと日本語学習者が多い地域)の仲間入りを果たしましたよ。
 うれしいニュースです。

 これで、わざわざ越境して受験しに行かなくてもよくなったわけです。
 受験者の負担も大きく減りました。またベラルーシでの日本語学習熱もこれからますます上がっていくことを期待しています。

 さて、ここでチロ基金からお知らせです。
 1998年から2016年まで続けてきた日本語能力試験受験者への交通費支援活動ですが、2017年にミンスクが試験会場の一つとして正式に選ばれたことを機に、この活動を終了いたします。
 今まで多大なご支援をくださった日本人の皆様方に厚くお礼申し上げます。

 19年間で合計53名(のべ人数)の受験者にミンスクーモスクワ間あるいはキエフ間の交通費を支給しました。
 
 2017年からはこの支援活動の形を変えて、ベラルーシの地方都市に住む日本語学習者がミンスクで受験しやすくなるよう、新たな交通費の支援活動(地方都市ーミンスク間)を始める予定です。
 連動して行ってきた絵本の翻訳活動も継続いたします。

 詳細は改めてお知らせいたします。
 皆様方のご支援、ご協力を引き続きよろしくお願いいたします。
 
 

日本語能力試験受験者への交通費支援活動(1998年-2016年)

2016-12-04 | チロ基金
 毎年7月と12月の第1日曜日に国際交流基金主催の日本語能力試験が世界各地で一斉に実施されます。
 しかしベラルーシでは日本語学習者数そのものが少なく、試験会場になったことはありません。
 したがって越境して受験しなくてはいけませんが、試験会場となる都市までの交通費がベラルーシ人受験者の大きな負担となっています。

 チロ基金は1998年から日本語能力試験受験希望者で、日本文化情報センター所有の日本の絵本を日本語からロシア語あるいはベラルーシ語に翻訳してくれたベラルーシ人の日本語学習者に、受験地までの交通費を支給する活動を行っています。

 試験会場に指定されており、べラルーシから近くてベラルーシ人がビザなしで入国できる国はロシアとウクライナです。
 そこでミンスク・モスクワ間(1998年以降現在まで。)、あるいはミンスク・キエフ間(2011年から2013年まで。2014年以降は中止。)の列車往復代を支援しています。

 2016年はのべ6名のベラルーシ人が絵本の翻訳作業をし、このうち3名が7月に、さらに2名が12月に受験しました。

 2016年度の翻訳絵本の画像はこちらの日本文化情報センターのサイトでご紹介しています。

 絵本を寄贈してくださった日本人の方々に厚くお礼申し上げます。
 上記のサイトはロシア語ですが、画像で翻訳された絵本の表紙を見ることができます。

 日本文化情報センターとしては、翻訳された絵本の数が増えて大変助かっています。すでに約100冊の日本の絵本がベラルーシの子ども達に読まれています。

 現在までの交通費支援者数はこのとおりです。 

1998年度 4名
1999年度 7名
2000年度 8名
2003年度 1名
2004年度 1名
2007年度 4名
2008年度 6名
2010年度 1名
2011年度 2名
2012年度 3名
2013年度 4名
2014年度 3名
2015年度 4名
2016年度 5名

 今までで合計53名(のべ人数)の受験者に交通費を支給しました。

 最後になりましたが、今年モスクワで受験した5名のための往復列車代をチロ基金を通じ支援して下さった日本人の協力者様、本当にありがとうございました。

 日本語能力試験を受験した人たちが、学んだ日本語を生かして、将来日本とベラルーシを結ぶような仕事をしてくれたら・・・といつも願っています。


(絵本の翻訳活動についてはHP「ベラルーシの部屋」内のこちらのページをご覧ください。ただし、内容は98年度のものだけです。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no1/no1.html


(過去の日本語能力試験受験者への交通費支援活動についてはHP「ベラルーシの部屋」内のこちらのページをご覧ください。ただし、内容は2003年、2004年のものだけです。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/japanese.html


(日本語能力試験についてはこちらの公式サイトをご覧ください。)

http://www.jlpt.jp/



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 2017年1月の追記です。
 2017年から日本語能力試験の会場の一つとしてベラルーシのミンスクが正式に決定しました。
 これをもちまして、この支援活動を終了します。
 長年にわたり、この活動をご支援してくださってきた日本人の皆様、本当にありがとうございました。
 
 2017年からはベラルーシの地方都市に住む日本語学習者がミンスクで受験しやすくなるよう、新たな交通費の支援活動を始める予定です。

 詳細は改めてお知らせいたします。

東日本大震災から5年・「ビタペクト無料配布 第206回」

2016-03-11 | チロ基金
 東日本大震災から今日で5年。明日は福島第1原発が最初の放射能拡散を起こしてから5年ですね。
 また3月11日という日付がやってきました。
 後日詳しくご報告しますが、日本文化情報センターで東日本大震災を振り返り、また放射能被爆から自分を守る方法についてのベラルーシ人向けレクチャーを行います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ご報告です。

 日本文化情報センターで東日本大震災当時を振り返り、また5年が経過した現在の様子をベラルーシの人たちに知ってもらうための講演会を行いました。また放射能被爆対策についてもチロ基金の取り組みについてお話しました。

 参加者は20名ほどで、ベラルーシでは日本という外国の震災については関心も薄れているのかもしれませんが、来場くださった方々はみんな意識が高く、困難の中でかえって見つけられたものを学ぼうという人たちばかりでした。

 ベラルーシは地震も津波も起こらないので、被害の大きさや被災した日本人の辛苦など想像できない人も多いと思います。しかし放射能汚染に感しては、チェルノブイリ原発事故後に生まれた世代も無関係ではない現在進行形の問題なので、他人事ではない気持ちで会場に来てくれたと思います。

 レクチャーでは震災に関する主なデータ。現在の状況、特に被災地の人口の減少について、また小児甲状腺がんの発病数についてお話しました。
 もう120人以上も福島で甲状腺がんの子どもが見つかったという話では、ベラルーシ人も大変驚き、同情していました。

 避難区域で無人となった地域に野生動物が繁殖しているという話では、チェルノブイリと同じだという感想でした。
 「人種は関係なく、放射能汚染の問題が起こると結果は同じ。」という意見もありました。
 福島もチェルノブイリの歩んだ道を通るのだろうか・・・と思いました。
 もっとも海洋汚染への影響など、チェルノブイリが経験していない課題も福島(というより日本)にはあるので、未知の部分もあります。

 レクチャーの後半にはペクチンやセルロースといった食物繊維が放射能を排出させる働きがあることの紹介、チロ基金がSOS子ども村でビタペクトを配り続けている活動についても話しました。
 ミンスクなど非汚染地域に住んでいるベラルーシ人は意外とペクチンのことを知りませんので、もともとベラルーシ生まれのビタペクト3のことを詳しく紹介しました。
 そのうえで参加者で、希望する人にビタペクト3を無料配布しました。
 これでチロ基金のビタペクト配布活動は通算206回目となります。渡した数は16個になります。
 ビタペクト3を購入するためにご寄付くださった方々に厚く御礼申し上げます。

 実際には内部被曝量を測定してから飲んで、その後再測定するのが理想です。しかし参加者の全員がミンスク在住なので、ベルラド研究所に測定に行くのは簡単にできます。
 意識が高い人は進んで測定に行くでしょうね。

 結局拡散してしまった放射能を回収するすべはないのですから、とにかく病気にならないように自己防衛するしかない時代に私たちは生きており、じゃあどうすればいいのかと言えば、ちゃんと方法があるのだという結論です。
 被爆しないように、被爆しても体の外に出すようにする対策をしながら生きていく時代に移行してしまったのだなと改めて思いました。
 そのためにも情報の共有は大事ですよね。
 そういう意味で今回このような場を設けることができたのは、よかったと思っています。

(画像は参加者の方々との記念撮影のようすです。)
 

 
 

 
  

チロ基金の活動が書籍の中で紹介されました

2014-06-12 | チロ基金
 2014年6月に出版されたエッラ・オリナ著の書籍「Добру вечно побеждать!」にチロ基金のことが紹介されました。
 タイトルは翻訳すると「善行は永遠に勝利する」といったところでしょうか。
 この本はチロ基金が2002年から内視鏡手術器具を寄贈しているベラルーシ国立子ども外科センター(ベラルーシ小児外科病院)で懸命に治療に当たっている医師たちの業績をジャーナリストのエッラさんが執筆しまとめたものです。
 エッラさんが若い頃この病院で秘書をしていたことは知っていたのですが、ベラルーシの医師に光を当てた本を書いているとは知らなかったので驚きました。
 この病院に支援を続けているチロ基金についても外せないということで、書籍の中で取り上げてもらったのです。
 チロ基金の支援活動がこのような形でベラルーシで紹介されることになり、大変うれしいです。
 お医者さんたちも医学の専門書ではなく医療従事者の姿をテーマにした文献が発表されるのは珍しいので大変うれしいことだと喜んでいます。
 エッラさんはベラルーシの子どもたちを影で助ける医師たちの姿を記録にして、多くの人に知ってもらいたいと思ったそうです。
 チロ基金のことも書いてくださって感謝の気持ちを告げたところ、エッラさんからはチロ基金がベラルーシの子どもたちの命を助けてくれていることに感謝していると逆にお礼を言われました。
 ベラルーシ全体からすればチロ基金の力は小さなものかもしれませんが、多くの日本人の方々の力を合わせることによって長期に渡りこの支援活動が続けられているということを改めて感じました。
 それに対して感謝を忘れないベラルーシ人がいることもありがたいことです。
 手術器具の寄贈についてご支援くださった皆様に厚くお礼申し上げるとともにご報告いたします。

ゴメリ州ヴィシェミールの学校で集団測定 第2回

2014-05-29 | チロ基金
2014年4月10日、チロ基金はベルラド研究所の協力のもとゴメリ州にある学校で、WBCによる内部被ばくの集団測定を行ったことをご報告しました。
 詳しくは「ゴメリ州ヴィシェミールの学校で集団測定 第1回」をご覧ください。

 4月の測定の際にはチロ基金から子どもたちにビタペクト3を渡し、飲んでもらうことになりました。そして5月20日再測定を行いましたので、ご報告いたします。

1回目の測定のとき対象となったのはゴメリ州ヴィシェミール(チェルノブイリ原発から約80キロ)にある学校の生徒53人と幼稚園児3人の合計56人でしたが、このうち48人が再測定に来ました。

 前回の56人の平均値(小数点第2位を四捨五入。以下同じ。)は体重1キロあたり(以下同じ)28.2ベクレルでした。
 今回の48人の平均値は19・4ベクレルでした。

 前回、最高の被曝量だったのは80.2ベクレル(17歳男子)で、最小の被曝量は17.8ベクレル(10歳女子)でした。
 今回は最高が44.5ベクレル(17歳男子。前回最高の被曝量だった子どもと同一人物)で、最小は7.9ベクレル(15歳男子)でした。

 48人中47人が前回より内部被ばく量が減少しました。逆に増えてしまった子どもが1人いましたが、たったの0.5%の増加です。
 48人の平均の減少率は27.95%、つまり約28%の減少率でした。
 
 最も大きく減少したのは64.9%で、最小の被曝量だった子ども(15歳男子)です。

 前回は80ベクレル代が1人、60ベクレル代1人、40ベクレル代1人、30ベクレル代11人、20ベクレル代39人、10ベクレル代3人で、10ベクレル代やそれ以下は0人でした。

 しかし今回は40ベクレル代1人、20ベクレル代19人、10ベクレル代27人、10ベクレル以下は1人でした。

 つまり前回は健康リスクが増えるとされている20ベクレルを下回ったのが56人中3人しかいなかったのですが、今回は48人中28人で、過半数を占めたということになります。

 性別や年齢による効果の差などは見られませんでした。
  
 本当にすばらしい結果だと思います。やはりペクチンは効果があると再確認できました。

(ここで、チロ基金がこのような結果報告を公開しても「証拠を提示してないから、うその数字を並べているのではないか?」と疑う人もいると思います。どうしても測定結果の数値をこの目で見たい、という方は別途ご連絡ください。子ども達の本名や生年、体重などプライバシーに関することが記載されているので、測定結果の全項目をネット上で公開しませんが、どうかご了承ください。)

 今回の集団測定の結果が日本でも、手軽にできて長続きする内部被ばく対策につながれば・・・と心から願っています。


ゴメリ州ヴィシェミールの学校で集団測定 第1回

2014-04-18 | チロ基金
 2014年4月10日、チロ基金はベルラド研究所の協力のもとゴメリ州にある学校で、WBCによる内部被ばくの集団測定を行いました。
 対象となったのはゴメリ州ヴィシェミール(チェルノブイリ原発から約80キロ)にある学校の生徒53人と幼稚園児3人の合計56人です。
  
 子ども達にはチロ基金からビタペクト3を56個配布しました。今回で通算177回目の配布となりました。 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2216個となりました。

 再測定は5月を予定しています。結果が楽しみですね。

 今回は遠いので私は測定に同行していないのですが、測定中の画像をベルラド研究所から送ってもらいました。

 このヴィシェミールはベラルーシ保健省の2004年の調査によると、1平方キロあたり3.15キュリーの地域となっており、2011年時点での住民数は440人です。学校と幼稚園には近辺の村(ドゥハノフカ、ゴンチャロフカ、セミョノフカ)から通っている子どももいます。

 ちなみに2001年に作成された汚染地図で確認するとヴィシェミールは汚染地域に指定されています。

 ヴィシェミールの住民の外部被爆の平均は前述と同じくベラルーシ保健省の2004年の調査によると年間0.38ミリシーベルト、内部被爆の平均は0.40ミリシーベルトで、合計0.78ミリシーベルトとなっています。
 1ミリシーベルを超えていないので、住んでよいという判断ですね。しかし人口が440人だけ(10年前の調査による)で、近隣の村の子どもを集めても、小中高生の生徒数が56人ほど(現時点)というのは過疎化が進んでいる地域と言えるでしょう。

 今回測定した56人中3人が幼稚園児で、53人は小学1年生から高校2年生まで年齢はさまざまです。 ベルラド研究所からは56人の測定結果が小数点第2位まで表示されていたのですが、小数点第2位を四捨五入して、算出した56人の平均値は体重1キロあたり28.2ベクレル±1.0でした。

 0ベクレルから10ベクレルまでの子どもはいませんでした。
 一番少なかった子どもでも17.8ベクレル(10歳女子)で、20ベクレル以下の子どもは56人中3人しかいませんでした。この3人にもビタペクト3は渡してあります。
 逆に一番結果がよくなかったのは80.2ベクレル(17歳男子)でした。この子だけが飛びぬけて多い値で、次に多かったのは61.5ベクレル(13歳男子)、次が43.2ベクレル(6歳男子)で、人数的に多かったのは20ベクレル代(39人)と30ベクレル代(11人)です。

 年齢は最年長が17歳で、最年少が6歳です。たった56人の測定結果なので、はっきりしたことは言えませんが、性別や年齢による大きな差や目立った傾向はないようです。
 ただ、あえて言うなら20ベクレル以下(低発病リスク)だった3人は全員女子。そして被爆量が多かった上位5名中4人が男子、1人が女子でした。
 しかしここで「男の子のほうが内部被爆しやすい。」と断定するつもりはありません。

 ちなみにカリウムの量ですが、56人中必要摂取量が摂れている子どもは1人もいませんでした。(これはショックです・・・)この地域の住民の食生活はどうなっているのかと思いました。
 学校の給食でカリウム強化メニューを出して、せめて平日の昼ごはんでカリウムをたくさん子どもたちに食べさせるほうがいいですよ、と校長先生に言いたいです。

 ベラルーシの基準で言えば住んでも安全、と言う地域ですが、子ども全員が内部被爆している現状を目の当たりにすると、本当に安全と言ってよいのかと心配になります。
 しかもこのような地域がベラルーシのあちこちにあるのかと思うと、気が重いです。

 来月の再測定の結果、少しでも子どもたちの被爆量が減っていることを祈ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 2014年5月に行われた再測定の結果はこちらです。