ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金創立20周年

2017-05-05 | チロ基金
 2017年5月チロ基金は創立20周年を迎えました。
 これも多くの日本人支援者の皆様のおかげです。
 心から感謝申し上げます。
 今月末にはチロ基金20周年記念将棋大会を開催する予定です。
 また改めてご報告いたします。

中国新聞紙上でベラルーシの子どもたちが描いた絵が紹介されました

2017-04-18 | チロ基金
チロ基金の活動「戦争と平和の絵本と子どもたちの絵」の記事でもご紹介しましたが、2017年4月17日付の中国新聞紙上で、紹介していただきました。

 この記事に関しては「ヒロシマ平和メディアセンター」のHPから見ることができます。
 こちらがリンク先です。ぜひご覧ください。

 ベラルーシの子どもたちの作品がカラー写真で掲載されているのを見ると、本当にうれしく、今回のこの活動を行ってよかったとしみじみ思いました。
 日本の関係者の皆様に喜んでもらえてよかったと思うと同時に、ベラルーシの子どもたち、つまり戦争を知らない若い世代に平和について、考える機会を与えてくださり、感謝申し上げます。
 このように次の世代につなげ、さらには広い世界に、平和が大切なものであることを伝えていかないといけませんね。

(画像は私がハーモニー絵画教室で撮影したもので、エレーナ先生と今回の作品を描いてくれた生徒さんです。何だか女の子しかいない印象ですが、生徒さんの中には男の子もいます。)
 

チロ基金の活動「戦争と平和の絵本と子どもたちの絵」

2017-02-16 | チロ基金
 新しい活動報告をいたします。昨年広島県にお住まいのS様から2冊の日本の絵本「おりづるの旅 さだこの祈りをのせて」(うみのしほ・作 狩野富貴子・絵 PHP研究所・出版)と「ピンク色の雲-おばあちゃんのヒロシマ」(宇留賀佳代子・作 稲田善樹・絵 てらいんく・出版)のロシア語版を日本文化情報センターに寄贈していただきました。どちらも広島の原爆がテーマです。

 せっかくロシア語に翻訳されていてすぐにベラルーシ人の子どもでも理解できるわけですから、感想文をこちらから広島へ返礼としてお送りしようと思ったのですが、もっと分かりやすく本を読んだ感想や受けた印象などを絵に描いてもらおうという企画が立ち上がりました。

 協力してくれたのはミンスク市内にあるハーモニー絵画教室のエレーナ・ブラト先生です。
 この絵画教室は公立の施設で小中学生に美術や手工芸、スポーツなどを教えているスベートチ青少年センターの中にある絵画教室です。約30名の子どもが週に2回絵画を習っています。
 エレーナ先生がこの企画に賛同してくださり、まず2冊の絵本を低学年の子どもには読み聞かせ、また高学年の子どもは自分で読み返し、自分たちが感じたことを自由に絵で表現してもらいました。
 集まった作品はまとめて郵送し、現在無事広島に届いています。S様がそれぞれ配布元または作者に全て渡してくださるとのことなので、広島や東京で展覧会などに出展させてもらえれば、より多くの人に見てもらえると思います。

 今回郵送費をチロ基金が支援しましたので、ここにご報告させていただきます。
 この2冊の絵本は日本文化情報センターで閲覧できるようになっていますので、今後も多くのベラルーシ人児童に読んでもらえると思います。
 
 原爆とか戦争と言っても、よく分からないという子どももたくさんいる時代になりましたが、
常に語り続けなくてはいけませんね・・・とエレーナ先生とお話しました。
 戦争とは何か、平和とは何か、一言では語りつくせませんが、絵本を読んだり、絵を描いたりするのも多くある平和教育の方法の一つではないかと思います。
 そんな中、このような機会をベラルーシの子どもたちに与えてくださった広島のS様、本当にありがとうございました。この2冊の絵本を読んだ子どもは人種を問わず、まじめに戦争と平和について考えると思います。

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 追記です。
 ベラルーシの子どもたちが描いた作品は2017年4月17日付中国新聞「平和欄」で紹介されました!
 

「ミンスクが日本語能力試験の会場に」「日本語学習者への支援活動についてお知らせ」

2017-01-20 | チロ基金
毎年世界の多くの国で実施されている日本語能力試験(JLPT)ですが,国際交流基金より,2017年7月の試験実施地の一つとして,新たにミンスクが決定した旨、正式に通知されました。
 ヨーロッパの田舎扱いされていたベラルーシですが、やっとこれで大都市(厳密に言うと日本語学習者が多い地域)の仲間入りを果たしましたよ。
 うれしいニュースです。

 これで、わざわざ越境して受験しに行かなくてもよくなったわけです。
 受験者の負担も大きく減りました。またベラルーシでの日本語学習熱もこれからますます上がっていくことを期待しています。

 さて、ここでチロ基金からお知らせです。
 1998年から2016年まで続けてきた日本語能力試験受験者への交通費支援活動ですが、2017年にミンスクが試験会場の一つとして正式に選ばれたことを機に、この活動を終了いたします。
 今まで多大なご支援をくださった日本人の皆様方に厚くお礼申し上げます。

 19年間で合計53名(のべ人数)の受験者にミンスクーモスクワ間あるいはキエフ間の交通費を支給しました。
 
 2017年からはこの支援活動の形を変えて、ベラルーシの地方都市に住む日本語学習者がミンスクで受験しやすくなるよう、新たな交通費の支援活動(地方都市ーミンスク間)を始める予定です。
 連動して行ってきた絵本の翻訳活動も継続いたします。

 詳細は改めてお知らせいたします。
 皆様方のご支援、ご協力を引き続きよろしくお願いいたします。
 
 

ユーラシアバザーのご報告

2016-12-14 | チロ基金
 先日お知らせしました日本ユーラシア協会大阪府連主催の『2016年冬のユーラシアバザール』についてご報告です。

 バザールにお越しくださった皆様、そしてベラルーシの商品をお買い上げくださった皆様、本当にありがとうございました! 厚くお礼申し上げます。
 日本人の皆様がベラルーシの商品を通し、ベラルーシの文化に触れていただき、また興味を持ってくださったら、本当にうれしいです。(^^)
 チロ基金のような小さな基金にとっては、バザーの売上金はとても大切な活動資金となります。
 売上金は今後の基金の活動のため、有効に活用させていただきます。
(チロ基金の活動について詳しくはこちらをご覧下さい。)

 会場の中で広いスペースを用意してくださっただけではなく、ベラルーシ商品のPRをしてくださった日本ユーラシア協会大阪府連の方々にお礼申し上げます。

 今回のバザーでも新美南吉ロシア語訳童話集「ごんぎつね」を出品したのですが、好評だったそうで、来年7月の夏のバザーでも出品することになりました。しかし「ごんぎつね」は次回の出品が最後になる予定です。
 
 日本ユーラシア協会大阪府連の皆様、「Vesna!」のスタッフの皆様、毎回裏方で大変なご苦労があると思います。
 スタッフの方々やお買い上げくださった方々のおかげで、チロ基金の活動が継続できていること、いつも痛感しています。本当にご苦労様でした。
 ベラルーシという日本ではあまり知られていない国のことを日本でご紹介してくださる、この貴重な機会に毎回お誘いくださり、本当に嬉しく思っています。
 
 ご協力くださった皆様に、深く感謝申し上げます。
 次回のバザールでも再びお世話になると思いますが、チロ基金をどうぞよろしくお願いいたします。

 
 それではまた次回のバザーをお楽しみに・・・(^^)



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 追記です。
 2017年夏のユーラシアバザールでも新美南吉ロシア語訳童話集「ごんぎつね」を販売する予定でしたが、2017年1月に完売いたしました。
 お買い上げくださった皆様、ありがとうございました。
  

日本語能力試験受験者への交通費支援活動(1998年-2016年)

2016-12-04 | チロ基金
 毎年7月と12月の第1日曜日に国際交流基金主催の日本語能力試験が世界各地で一斉に実施されます。
 しかしベラルーシでは日本語学習者数そのものが少なく、試験会場になったことはありません。
 したがって越境して受験しなくてはいけませんが、試験会場となる都市までの交通費がベラルーシ人受験者の大きな負担となっています。

 チロ基金は1998年から日本語能力試験受験希望者で、日本文化情報センター所有の日本の絵本を日本語からロシア語あるいはベラルーシ語に翻訳してくれたベラルーシ人の日本語学習者に、受験地までの交通費を支給する活動を行っています。

 試験会場に指定されており、べラルーシから近くてベラルーシ人がビザなしで入国できる国はロシアとウクライナです。
 そこでミンスク・モスクワ間(1998年以降現在まで。)、あるいはミンスク・キエフ間(2011年から2013年まで。2014年以降は中止。)の列車往復代を支援しています。

 2016年はのべ6名のベラルーシ人が絵本の翻訳作業をし、このうち3名が7月に、さらに2名が12月に受験しました。

 2016年度の翻訳絵本の画像はこちらの日本文化情報センターのサイトでご紹介しています。

 絵本を寄贈してくださった日本人の方々に厚くお礼申し上げます。
 上記のサイトはロシア語ですが、画像で翻訳された絵本の表紙を見ることができます。

 日本文化情報センターとしては、翻訳された絵本の数が増えて大変助かっています。すでに約100冊の日本の絵本がベラルーシの子ども達に読まれています。

 現在までの交通費支援者数はこのとおりです。 

1998年度 4名
1999年度 7名
2000年度 8名
2003年度 1名
2004年度 1名
2007年度 4名
2008年度 6名
2010年度 1名
2011年度 2名
2012年度 3名
2013年度 4名
2014年度 3名
2015年度 4名
2016年度 5名

 今までで合計53名(のべ人数)の受験者に交通費を支給しました。

 最後になりましたが、今年モスクワで受験した5名のための往復列車代をチロ基金を通じ支援して下さった日本人の協力者様、本当にありがとうございました。

 日本語能力試験を受験した人たちが、学んだ日本語を生かして、将来日本とベラルーシを結ぶような仕事をしてくれたら・・・といつも願っています。


(絵本の翻訳活動についてはHP「ベラルーシの部屋」内のこちらのページをご覧ください。ただし、内容は98年度のものだけです。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no1/no1.html


(過去の日本語能力試験受験者への交通費支援活動についてはHP「ベラルーシの部屋」内のこちらのページをご覧ください。ただし、内容は2003年、2004年のものだけです。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/japanese.html


(日本語能力試験についてはこちらの公式サイトをご覧ください。)

http://www.jlpt.jp/



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 2017年1月の追記です。
 2017年から日本語能力試験の会場の一つとしてベラルーシのミンスクが正式に決定しました。
 これをもちまして、この支援活動を終了します。
 長年にわたり、この活動をご支援してくださってきた日本人の皆様、本当にありがとうございました。
 
 2017年からはベラルーシの地方都市に住む日本語学習者がミンスクで受験しやすくなるよう、新たな交通費の支援活動を始める予定です。

 詳細は改めてお知らせいたします。

東日本大震災から5年・「ビタペクト無料配布 第206回」

2016-03-11 | チロ基金
 東日本大震災から今日で5年。明日は福島第1原発が最初の放射能拡散を起こしてから5年ですね。
 また3月11日という日付がやってきました。
 後日詳しくご報告しますが、日本文化情報センターで東日本大震災を振り返り、また放射能被爆から自分を守る方法についてのベラルーシ人向けレクチャーを行います。

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 ご報告です。

 日本文化情報センターで東日本大震災当時を振り返り、また5年が経過した現在の様子をベラルーシの人たちに知ってもらうための講演会を行いました。また放射能被爆対策についてもチロ基金の取り組みについてお話しました。

 参加者は20名ほどで、ベラルーシでは日本という外国の震災については関心も薄れているのかもしれませんが、来場くださった方々はみんな意識が高く、困難の中でかえって見つけられたものを学ぼうという人たちばかりでした。

 ベラルーシは地震も津波も起こらないので、被害の大きさや被災した日本人の辛苦など想像できない人も多いと思います。しかし放射能汚染に感しては、チェルノブイリ原発事故後に生まれた世代も無関係ではない現在進行形の問題なので、他人事ではない気持ちで会場に来てくれたと思います。

 レクチャーでは震災に関する主なデータ。現在の状況、特に被災地の人口の減少について、また小児甲状腺がんの発病数についてお話しました。
 もう120人以上も福島で甲状腺がんの子どもが見つかったという話では、ベラルーシ人も大変驚き、同情していました。

 避難区域で無人となった地域に野生動物が繁殖しているという話では、チェルノブイリと同じだという感想でした。
 「人種は関係なく、放射能汚染の問題が起こると結果は同じ。」という意見もありました。
 福島もチェルノブイリの歩んだ道を通るのだろうか・・・と思いました。
 もっとも海洋汚染への影響など、チェルノブイリが経験していない課題も福島(というより日本)にはあるので、未知の部分もあります。

 レクチャーの後半にはペクチンやセルロースといった食物繊維が放射能を排出させる働きがあることの紹介、チロ基金がSOS子ども村でビタペクトを配り続けている活動についても話しました。
 ミンスクなど非汚染地域に住んでいるベラルーシ人は意外とペクチンのことを知りませんので、もともとベラルーシ生まれのビタペクト3のことを詳しく紹介しました。
 そのうえで参加者で、希望する人にビタペクト3を無料配布しました。
 これでチロ基金のビタペクト配布活動は通算206回目となります。渡した数は16個になります。
 ビタペクト3を購入するためにご寄付くださった方々に厚く御礼申し上げます。

 実際には内部被曝量を測定してから飲んで、その後再測定するのが理想です。しかし参加者の全員がミンスク在住なので、ベルラド研究所に測定に行くのは簡単にできます。
 意識が高い人は進んで測定に行くでしょうね。

 結局拡散してしまった放射能を回収するすべはないのですから、とにかく病気にならないように自己防衛するしかない時代に私たちは生きており、じゃあどうすればいいのかと言えば、ちゃんと方法があるのだという結論です。
 被爆しないように、被爆しても体の外に出すようにする対策をしながら生きていく時代に移行してしまったのだなと改めて思いました。
 そのためにも情報の共有は大事ですよね。
 そういう意味で今回このような場を設けることができたのは、よかったと思っています。

(画像は参加者の方々との記念撮影のようすです。)
 

 
 

 
  

チロ基金の活動が書籍の中で紹介されました

2014-06-12 | チロ基金
 2014年6月に出版されたエッラ・オリナ著の書籍「Добру вечно побеждать!」にチロ基金のことが紹介されました。
 タイトルは翻訳すると「善行は永遠に勝利する」といったところでしょうか。
 この本はチロ基金が2002年から内視鏡手術器具を寄贈しているベラルーシ国立子ども外科センター(ベラルーシ小児外科病院)で懸命に治療に当たっている医師たちの業績をジャーナリストのエッラさんが執筆しまとめたものです。
 エッラさんが若い頃この病院で秘書をしていたことは知っていたのですが、ベラルーシの医師に光を当てた本を書いているとは知らなかったので驚きました。
 この病院に支援を続けているチロ基金についても外せないということで、書籍の中で取り上げてもらったのです。
 チロ基金の支援活動がこのような形でベラルーシで紹介されることになり、大変うれしいです。
 お医者さんたちも医学の専門書ではなく医療従事者の姿をテーマにした文献が発表されるのは珍しいので大変うれしいことだと喜んでいます。
 エッラさんはベラルーシの子どもたちを影で助ける医師たちの姿を記録にして、多くの人に知ってもらいたいと思ったそうです。
 チロ基金のことも書いてくださって感謝の気持ちを告げたところ、エッラさんからはチロ基金がベラルーシの子どもたちの命を助けてくれていることに感謝していると逆にお礼を言われました。
 ベラルーシ全体からすればチロ基金の力は小さなものかもしれませんが、多くの日本人の方々の力を合わせることによって長期に渡りこの支援活動が続けられているということを改めて感じました。
 それに対して感謝を忘れないベラルーシ人がいることもありがたいことです。
 手術器具の寄贈についてご支援くださった皆様に厚くお礼申し上げるとともにご報告いたします。

ゴメリ州ヴィシェミールの学校で集団測定 第2回

2014-05-29 | チロ基金
2014年4月10日、チロ基金はベルラド研究所の協力のもとゴメリ州にある学校で、WBCによる内部被ばくの集団測定を行ったことをご報告しました。
 詳しくは「ゴメリ州ヴィシェミールの学校で集団測定 第1回」をご覧ください。

 4月の測定の際にはチロ基金から子どもたちにビタペクト3を渡し、飲んでもらうことになりました。そして5月20日再測定を行いましたので、ご報告いたします。

1回目の測定のとき対象となったのはゴメリ州ヴィシェミール(チェルノブイリ原発から約80キロ)にある学校の生徒53人と幼稚園児3人の合計56人でしたが、このうち48人が再測定に来ました。

 前回の56人の平均値(小数点第2位を四捨五入。以下同じ。)は体重1キロあたり(以下同じ)28.2ベクレルでした。
 今回の48人の平均値は19・4ベクレルでした。

 前回、最高の被曝量だったのは80.2ベクレル(17歳男子)で、最小の被曝量は17.8ベクレル(10歳女子)でした。
 今回は最高が44.5ベクレル(17歳男子。前回最高の被曝量だった子どもと同一人物)で、最小は7.9ベクレル(15歳男子)でした。

 48人中47人が前回より内部被ばく量が減少しました。逆に増えてしまった子どもが1人いましたが、たったの0.5%の増加です。
 48人の平均の減少率は27.95%、つまり約28%の減少率でした。
 
 最も大きく減少したのは64.9%で、最小の被曝量だった子ども(15歳男子)です。

 前回は80ベクレル代が1人、60ベクレル代1人、40ベクレル代1人、30ベクレル代11人、20ベクレル代39人、10ベクレル代3人で、10ベクレル代やそれ以下は0人でした。

 しかし今回は40ベクレル代1人、20ベクレル代19人、10ベクレル代27人、10ベクレル以下は1人でした。

 つまり前回は健康リスクが増えるとされている20ベクレルを下回ったのが56人中3人しかいなかったのですが、今回は48人中28人で、過半数を占めたということになります。

 性別や年齢による効果の差などは見られませんでした。
  
 本当にすばらしい結果だと思います。やはりペクチンは効果があると再確認できました。

(ここで、チロ基金がこのような結果報告を公開しても「証拠を提示してないから、うその数字を並べているのではないか?」と疑う人もいると思います。どうしても測定結果の数値をこの目で見たい、という方は別途ご連絡ください。子ども達の本名や生年、体重などプライバシーに関することが記載されているので、測定結果の全項目をネット上で公開しませんが、どうかご了承ください。)

 今回の集団測定の結果が日本でも、手軽にできて長続きする内部被ばく対策につながれば・・・と心から願っています。


ゴメリ州ヴィシェミールの学校で集団測定 第1回

2014-04-18 | チロ基金
 2014年4月10日、チロ基金はベルラド研究所の協力のもとゴメリ州にある学校で、WBCによる内部被ばくの集団測定を行いました。
 対象となったのはゴメリ州ヴィシェミール(チェルノブイリ原発から約80キロ)にある学校の生徒53人と幼稚園児3人の合計56人です。
  
 子ども達にはチロ基金からビタペクト3を56個配布しました。今回で通算177回目の配布となりました。 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2216個となりました。

 再測定は5月を予定しています。結果が楽しみですね。

 今回は遠いので私は測定に同行していないのですが、測定中の画像をベルラド研究所から送ってもらいました。

 このヴィシェミールはベラルーシ保健省の2004年の調査によると、1平方キロあたり3.15キュリーの地域となっており、2011年時点での住民数は440人です。学校と幼稚園には近辺の村(ドゥハノフカ、ゴンチャロフカ、セミョノフカ)から通っている子どももいます。

 ちなみに2001年に作成された汚染地図で確認するとヴィシェミールは汚染地域に指定されています。

 ヴィシェミールの住民の外部被爆の平均は前述と同じくベラルーシ保健省の2004年の調査によると年間0.38ミリシーベルト、内部被爆の平均は0.40ミリシーベルトで、合計0.78ミリシーベルトとなっています。
 1ミリシーベルを超えていないので、住んでよいという判断ですね。しかし人口が440人だけ(10年前の調査による)で、近隣の村の子どもを集めても、小中高生の生徒数が56人ほど(現時点)というのは過疎化が進んでいる地域と言えるでしょう。

 今回測定した56人中3人が幼稚園児で、53人は小学1年生から高校2年生まで年齢はさまざまです。 ベルラド研究所からは56人の測定結果が小数点第2位まで表示されていたのですが、小数点第2位を四捨五入して、算出した56人の平均値は体重1キロあたり28.2ベクレル±1.0でした。

 0ベクレルから10ベクレルまでの子どもはいませんでした。
 一番少なかった子どもでも17.8ベクレル(10歳女子)で、20ベクレル以下の子どもは56人中3人しかいませんでした。この3人にもビタペクト3は渡してあります。
 逆に一番結果がよくなかったのは80.2ベクレル(17歳男子)でした。この子だけが飛びぬけて多い値で、次に多かったのは61.5ベクレル(13歳男子)、次が43.2ベクレル(6歳男子)で、人数的に多かったのは20ベクレル代(39人)と30ベクレル代(11人)です。

 年齢は最年長が17歳で、最年少が6歳です。たった56人の測定結果なので、はっきりしたことは言えませんが、性別や年齢による大きな差や目立った傾向はないようです。
 ただ、あえて言うなら20ベクレル以下(低発病リスク)だった3人は全員女子。そして被爆量が多かった上位5名中4人が男子、1人が女子でした。
 しかしここで「男の子のほうが内部被爆しやすい。」と断定するつもりはありません。

 ちなみにカリウムの量ですが、56人中必要摂取量が摂れている子どもは1人もいませんでした。(これはショックです・・・)この地域の住民の食生活はどうなっているのかと思いました。
 学校の給食でカリウム強化メニューを出して、せめて平日の昼ごはんでカリウムをたくさん子どもたちに食べさせるほうがいいですよ、と校長先生に言いたいです。

 ベラルーシの基準で言えば住んでも安全、と言う地域ですが、子ども全員が内部被爆している現状を目の当たりにすると、本当に安全と言ってよいのかと心配になります。
 しかもこのような地域がベラルーシのあちこちにあるのかと思うと、気が重いです。

 来月の再測定の結果、少しでも子どもたちの被爆量が減っていることを祈ります。

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 2014年5月に行われた再測定の結果はこちらです。




チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第3回」 (1)

2013-05-29 | チロ基金
 5月29日、予定していた第3回目のSOS子ども村WBC集団測定を実施しました。
 第1回目と第2回目の測定についてはこちらをご覧ください。

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (1)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/48e464bf1b7cdf77aea7566af26c0598

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (2)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/3f3d9d6dab222e8d040e1673e8319e5d

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第2回」 (1)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7e3bc18e013ad3e7fef8d23815cb22d1

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第2回」 (2)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5e458b0341a50fee875834be22da76d6


 今回は28人が測定に参加しました。
 今回が初測定になった人、1回目と3回目の測定をした人、3回とも測定した人・・・とバラバラです。
 順番にご報告しますね。
 1回目の測定は3月21日、2回目の測定は4月30日に実施しました。そして3回目の測定は5月29日です。
 ○印はその測定の後、ビタペクト3を飲んだことを表しています。 


<3回とも測定し、ビタペクト3を飲んだグループ>
14歳 男子 20.82ベクレル ○ → 11.42ベクレル → 0.00ベクレル
12歳 女子 21.49ベクレル ○ → 16.75ベクレル → 0.00ベクレル
11歳 男子 19.91ベクレル ○ → 15.03ベクレル → 0.00ベクレル
 9歳 女子 21.37ベクレル ○ → 18.18ベクレル → 0.00ベクレル


<3回とも測定し、ビタペクト3は飲んでいないグループ> 
25歳 男性  7.86ベクレル →  5.86ベクレル → 0.00ベクレル
 8歳 女子 17.64ベクレル → 16.76ベクレル → 8.05ベクレル
 

<1回目と3回目に測定し、ビタペクト3を飲んだグループ>
 9歳 男子 20.27ベクレル ○ → 0.00ベクレル


<1回目と3回目に測定し、ビタペクト3は飲んでいないグループ>
66歳 女性  0.00ベクレル →  0.00ベクレル
36歳 女性 12.20ベクレル →  9.13ベクレル
12歳 男子 19.23ベクレル → 11.10ベクレル 
12歳 女子 12.55ベクレル → 11.56ベクレル
11歳 男子 13.55ベクレル →  9.98ベクレル
 8歳 女子 10.38ベクレル →  8.96ベクレル
 7歳 男子 10.53ベクレル →  9.93ベクレル


<2回目と3回目に測定し、ビタペクト3を飲んだグループ> 
55歳 女性 8.32ベクレル ○ → 8.58ベクレル
39歳 男性 3.43ベクレル ○ → 2.89ベクレル


 子どもだけを注目してみると、ビタペクト3を飲むと、セシウムの排出が早くなるという説明に納得がいきます。
 
 12歳の男子で1回目の測定結果が19.23ベクレルだった子ですが、本当はそのときビタペクト3をあげたかったのです。20ベクレル以下ですが、19ベクレル代だった子どもにもあげているので、この子にも、と思ったのですが、お母さん(生みの親)がサプリメントや薬を子どもに飲ませたくない主義の人だったので、断られてしまいあげなかった、という経緯がありました。
 そのとき私自身は「飲ませるほうがいいのに、分かってくれないお母さんだな。」と思う一方で、「申し訳ないが、比較対象群のほうの好例になってもらおう。」とも思いました。(複雑な心境です・・・。)

 同じように19ベクレル代だったので、ビタペクト3を飲んだ11歳の男の子の結果と比較してください。

 ビタペクト3を飲んだけれどほとんど変化がなかった大人2名もいますが、これはもともとの被曝量が少なかったためと思われます。
 ペクチンサプリの放射能排出作用についてですが、もともとの被曝量が大きければ大きいほど、体内のセシウムが減る量が多く、もとの被曝量が少ないと、ペクチンサプリを飲んでもあまり効果はない、とベルラド研究所や医師が話しているのですが、これは本当だと実感しました。
 
 言い換えれば、体重1キロあたり10ベクレル以下(一桁代)だった人が、
「いや、それでも0ベクレルにしたい。」
とペクチンサプリをがんばって飲むのはあまり意味がない、ということになります。

 ペクチンは食物繊維なので体に毒なものではありませんが、WBCで測定してみて、被曝量がわずかだったら、わざわざお金を出してまでペクチンサプリを買ってきて無理に飲まなくてもいいと思います。

 それより、りんごなどペクチンを多く含む食品をふつうの量食べるほうが自然で、簡単にできると思います。

 
 
  


 

チロ基金の活動 「WBC集団測定・児童図書館 第2回」 (1)

2013-05-07 | チロ基金
 予定通り5月7日、ミンスク市立第5児童図書館内で第2回目となる集団WBC測定を行いました。
 第1回目の図書館での測定についてはこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/cf77c23828331b83f064d9fe319a4e02


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/fd3b225b5043f26dd60e555aa833d57c


 再測定となる今回は41人が測定しました。前回測定した人でビタペクト3を渡した人のうち67歳の女性とロシア在住の5歳の男の子以外全員が再測定に来ました。そしてほぼ全員放射能が減っていました。
 1週間前、SOS子ども村で再測定した私は0ベクレルになっていました!!! もちろんこの1週間もビタペクト3をちゃんと飲みましたよ。
 つまり、20.88ベクレル →(ビタペクト3を3週間飲み続けて)→ 8.02ベクレル →(さらに1週間飲み続けて)0.00ベクレル になったということです。ばんざーい!

 前回と今回の測定の結果はこのようになっています。またどれだけ被曝量が減ったのか、あるいは増えたのかも示していますが、5ベクレル以下は0ベクレル(不検出)として表示されることがあるので、0ベクレル以外だった結果について増減を記します。

12歳 女子 23.20ベクレル → 16.86ベクレル (6・34ベクレル減)
25歳 女性 12.15ベクレル →  8.34ベクレル (3.81ベクレル減)
40歳 女性 13.45ベクレル →  8.10ベクレル (5.35ベクレル減)
43歳 女性 20.88ベクレル →  0.00ベクレル 
47歳 女性 21.14ベクレル → 15.33ベクレル (5.81ベクレル減)
48歳 男性  7.27ベクレル →  5.70ベクレル (1.57ベクレル減)
52歳 女性 10.45ベクレル →  5.62ベクレル (4.83ベクレル減)
53歳 女性  7.31ベクレル →  6.57ベクレル (0.74ベクレル減)
55歳 女性  9.76ベクレル →  6.47ベクレル (3.29ベクレル減)
56歳 女性 13.45ベクレル →  7.85ベクレル (5.60ベクレル減)
60歳 女性  8.61ベクレル →  7.44ベクレル (1.17ベクレル減)
76歳 女性  6.39ベクレル →  8.69ベクレル (2.30ベクレル増)

 一桁代の人が増えてうれしいです。
 ちなみに48歳の男性は
「毎日ちゃんと飲まなかった。思い出したときだけ飲んだ。」・・・そうで、およそ1ヶ月経った現時点で、まだ半分ぐらい残っている、と話していました。
 ビタペクト3は64錠入りなので、毎日2錠ずつ4月9日から飲んでいれば、ほとんど飲み終わっているはずなのです。
 他の人は「ちゃんと飲んだ。」と話していましたが、76歳の女性は病気になり、点滴や注射を受けたから、ビタペクト3の効果がなかった、と自己分析していましたが、私には因果関係は分かりません。どちらにせよ、病気になる、ということは免疫力が落ちていることになるから、放射能被曝もしやすい体質になってしまう可能性があります。
 とにかく病気にならないことが肝心です。そして被曝すると発病のリスクが高まり、悪循環になりますので、病気ではないときはとにかく被曝を防ぐように務めないといけないと思います。

 そして今回、3月に保養のためSOS子ども村に来ていた家族にも再測定に来てもらいました。
 この家族についてはチロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第145回」をご覧ください。(家族B)の家族です。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67b82e7ea465b7fdc8d9b1d36efd906d


 この家族はミンスクに近いコロディシ(チェルノブイリ原発から約350キロ)に住んでおり、3月には長男と三男にビタペクト3を渡しています。今回お母さんが三男と次女を連れて再測定に来ました。その結果はこの通りです。

母親(事故発生時15歳)17.59ベクレル → 14.24ベクレル (3.35ベクレル減)
三男 (7歳)24.82ベクレル → 16.73ベクレル (8.09ベクレル減)
次女 (4歳) 0・00ベクレル → 29.35ベクレル

 3月に0ベクレルだったのでビタペクト3を渡さなかった次女が29ベクレルになってショックです。
 三男はビタペクト3を半分ほど飲み終えたころ、けがをして1週間入院し、そのままビタペクト3を飲まない時期があったのですが、最近また飲み始めたものの、まだ全部飲み終えていない、ということでした。
 今回は測定に来られなかった長男(21ベクレルでビタペクト3を3月に渡しました。)はちゃんと飲んだそうですが、どうなっているのか気になります。
 私の判断でこの家族にはビタペクト3を2個渡しました。1個は次女専用。もう1個はお母さんと三男、念のため長男の3人で分けて飲むよう話しておきました。

 今回で通算163回目のビタペクト配布となりました。今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2039個となりました。
 
 前回23ベクレルだった12歳の女の子が、とても結果を気にしていて、今回は「ちゃんとビタペクト3飲んでいる。」と緊張気味に測定していたのですが、結果が20ベクレル以下になっていて、ほっとした笑顔を見せ、私もとてもうれしくなりました。

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第2回」 (1)

2013-04-30 | チロ基金
 4月30日にSOS子ども村で第2回目のWBC集団測定を実施しました。
 第1回目の測定についてはこちらをご覧ください。

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (1)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/48e464bf1b7cdf77aea7566af26c0598

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (2)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/3f3d9d6dab222e8d040e1673e8319e5d



 今回は40人が測定しました。
 気になる再測定の結果ですが、前回ビタペクト3を渡した子ども7人のうち、5人しか再測定に来ませんでした。
 ただこの5人全員の数値が前回より減っていました。
 前回と今回の測定結果の推移はこの通りです。

14歳 男子 20.82ベクレル → 11.42ベクレル (9.40ベクレル減)
12歳 女子 21.49ベクレル → 16.75ベクレル (4.74ベクレル減)
11歳 女子 22.03ベクレル(今回未測定)
11歳 女子 19.94ベクレル → 10.46ベクレル (9.48ベクレル減)
11歳 男子 19.91ベクレル → 15.03ベクレル (4.88ベクレル減)
 9歳 女子 21.37ベクレル → 18.18ベクレル (3.19ベクレル減)
 9歳 男子 20.27ベクレル(今回未測定)

 前回の測定より一ヶ月以上経過しているので、ビタペクトを全部飲んでいないといけないのですが、この子どもの中で、ちゃんと全部最後まで(64錠)飲んだ子供は14歳の男の子と12歳の女の子だけです。
 年齢が低くなるほど、「最後まで飲まなかった。」という率が高くなる傾向があるので、やはり親がきちんと飲ませるようにしないといけませんね。
 それから年齢が高い子どものほうが放射能とは何か、測定の意味が分かっているので、結果をとても気にして測定のときは緊張気味でした。
 そして数値が減っていたので、ほっとしていました。本当によかったです!

 それにしても、再測定に来なかった2人の結果が気になりますね。
 SOS子ども村では第3回目の測定を5月末に予定しています。これでSOS子ども村での集団測定は最終回なので、この2人には来てほしいですね。

 正直な感想を言えば、「ちゃんと最後までビタペクト3を飲んでほしい。」「再測定には来てほしい。」・・・ですが、子どもには責任はなく、保護者の意識がやっぱり低いとしか言いようがありません。
 でも、今回のことから言えるのは、日本人もこれから日本国内でWBC測定を受ける機会が増えていくとは思いますが、特に年齢が低い子どもに関しては、親がしっかりしていればしているほど、適切な被曝対策ができると思います。
 子どもでもある程度の年齢になれば(小学校高学年以上)自分で自分の被曝を理解し、対策も取ろうとするのではないでしょうか。
 
 逆に言えば、被曝のリスクが高くなる子どもとは「親の意識が低い」「年齢は小学校中学年以下」「ペクチンを飲むなどの被曝対策をきちんと行わない。あるいは行うよう親がチェックしない」という条件が重なった子どもだと思います。
 半ば強制的に学校で身体測定のように被曝量を測定して、ペクチンサプリを給食で出して、ちゃんと飲むようすれば一番確実なのだろうと思います。
 が、一方で横並び意識の強い日本の教育現場では「○○ちゃんはペクチンを飲まなくてもいいのに、私は飲まないといけないのはいやだ。」と言い出す子どもや保護者も出てくるでしょうね。
 とにかく現在のところはベラルーシも日本も個々の家庭の姿勢に被曝対策はかかっていると言えます。
 
 さて、図書館での第1回目集団測定では20.88ベクレルだった私ですが、3週間毎日2個ずつビタペクト3を飲み続けた結果、今回SOS子ども村で測定すると・・・8.02ベクレルに減っていました! 12.86ベクレル減です! 再測定した人間の中で私が一番下がっていますね。
 まだビタペクト3は残っていますので、最後まで飲み続け、図書館での第2回目集団測定に備えます。


 

チロ基金の活動 「WBC集団測定・児童図書館 第1回」 (1)

2013-04-10 | チロ基金
 今年チロ基金はベルラド研究所の協力の元、集団のWBC測定を行い、成人体重1キロ当たりセシウム137が70ベクレル以上、子どもで20ベクレル以上だった被験者にビタペクト3を無料で配布し、1日2個の摂取を勧め、再測定をして内部被ばくの変化を調査することになりました。
その第1回目の測定が3月21日にSOS子ども村で行われました。この活動の詳細についてはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (1)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/48e464bf1b7cdf77aea7566af26c0598

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (2)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/3f3d9d6dab222e8d040e1673e8319e5d


 この第1回目の集団測定については予想以上に被験者が少なかったため、追加の測定として、初めて日本文化情報センターが入っているミンスク市立第5児童図書館内で行うことになりました。図書館員さんが中心ですが、他にもその親戚など関係者が加わります。
 児童図書館での第1回目の集団WBC測定についてここでご報告します。
 
 今回は合計46名が測定しました。
 このうち16名はSOS子ども村から着物展を見るついでに測定に来た子供たちなので、再測定はできません。
 この保養滞在グループについては、チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第148回」をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/d995311e2795f4fb054794c5cd2dea4c


 残り30名が今回測定そのもの初めてという図書館関係者の方々です。
 その結果、体重1キロ当たり20ベクレル以上だった子どもや70ベクレル以上だった大人はほとんどおらず、1人だけでした。
 この女の子にはビタペクト3を配布しました。

 ちなみに私も測定をしました。
 3月21日にSOS子ども村で測定をして0だったので、今回すごーく気楽に測定を受けたら・・・20.88ベクレルでした!!!
 ガーン! ときましたよ。3週間前は不検出だったのが、急に21ベクレルですよ。
 この3週間の間に食べたもの、何だったっけ? と頭がぐるぐるしました。(涙)
 今回夫も子どもも測定したのですが、夫は10ベクレル。娘は16ベクレル。
「そういや、冷凍のなめこ食べたよね?!」
と私が言うと夫は
「家族3人で同じ物を食べたのに、お前だけ高いのはおかしい。」
となめこ説を一蹴。
 冷凍のなめこは屋内栽培なので、放射能は大丈夫と思って買ったのですが・・・やっぱりなめこは関係ないのかな・・・。
 でも何も思いつかないんですよね。私1人だけよくハーブティーを飲むのですが、薬局で販売されている「放射能検査済み」の印が入っているものや、ベラルーシ産ではないものを買っています。
 とにかく考えても分からないので、考えるのをやめました。精神的にしんどくなりますからねー。
 体重1キロあたり70ベクレル以上ではありませんが、自分で人体実験することにして、ビタペクト3を飲み始めることにしました。

 さて、このほかにも70ベクレル以下だった図書館員さんたちの多くが
「少しでも放射能があるのはいや。」「やせたい。」「デトックスしたい。」
とビタペクトを希望したので、一ヵ月後再測定することを約束してもらい、ビタペクト3を希望者には渡すことにしました。
 その数、私を入れて12個です。

 さらに偶然ロシアに住んでいる夫の親戚一家がベラルーシへ遊びに来ていて、
「ロシアではこんな測定できないからぜひ。」
と言うことで測定しました。
 その結果が驚きでした。
 その家の5歳の男の子が17ベクレルだったのです!!!
 ちなみにこの男の子もその母親もロシア生まれのロシア育ちです。父親はロシア生まれですがベラルーシ育ちです。
 もう長年ロシアで暮らしているので、放射能の影響はこの一家には全然出ないと思っていました。この子の母親は10ベクレル、父親は8ベクレルでした。
 ロシアと言っても広いですが、この一家が住んでいるのはペンザというところで、チェルノブイリ原発から1000キロも離れています。
 もちろん誰も放射能被曝のことを意識せず暮らしていますし、WBC測定なども行われていないし、WBCそのものを知らない人ばかりです。
 チェルノブイリ原発から1000キロ離れたところで事故後、20年以上経過してから生まれたロシア人の子どもが、体重1キロ当たり17ベクレルも被曝しているとは予想していませんでした。
 ただもしかすると、この一家が3月31日にベラルーシへ遊びに来てから、4月9日までの10日間の間にベラルーシで汚染された食品を食べてしまい、このような結果になった可能性があります。
 しかし、この男の子はとても小食で、あまりご飯を食べないので心配だ、とお母さんが話していたので、短期間で内部被ばくが認められるほどの汚染食品を大量に摂取したとは考えいくいです。
 この一家はもうすぐロシアの自宅に帰る予定で、今度ベラルーシへいつ来るのか分かりません。再測定ができないのが残念ですが、両親が強く希望したので、ビタペクト3を渡しました。

 それにしても、今までベラルーシの被曝のことばかり考えていましたが、今回のことでロシアに目が向きました。
 ロシアにもチェルノブイリ原発事故などによる汚染地域がありますが、大きいロシアからすると一部です。大部分のロシアの地域に住む人は放射能被曝のことは、離れているから他人事のように感じているでしょう。
 広いために人口の多いロシアでロシア人全員をWBCで測定するとしたら、どのような結果になるのでしょうか・・・。
 今回のチェルノブイリから1000キロ離れたところに住む男の子の被曝量から想像すると・・・怖くなってきます。
 日本でも福島第一原発から近いとか遠いとか関係なく、日本に住んでいる人は全員測定を受けるほうがいいのではないかと思います。

 このように全部で14個のビタペクト3を渡しました。このうち男の子を除く13人が5月予定の再測定に来る予定です。


  

チロ基金の活動「第7回 医療器具寄贈」その5

2013-04-04 | チロ基金
 4月3日無事寄贈式を行うことができました。
 お医者さんたちは大喜びしていました。たくさんの感謝の言葉をいただきました。それを直接日本に届けられないのが残念なぐらいです。
 また医師として、皆さんは日本の放射能被曝の今後の影響を心配していました。一方で最近は特に日本の医師との交流が増えてきて、日本とベラルーシの医学面での意見交換や交流の活発化がこれからももっと必要になってくるでしょう、という話をしました。
 日本もベラルーシも大変な時代を迎えました。今回は日本側からチロ基金を通じての支援が行われましたが、ベラルーシ側から日本側への情報提供なども行われるようになってきています。
 お互いの協力関係がこれからも長く続くよう願っています。

 最後に寄付金をお寄せくださった皆様に重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。