正月三が日、新聞各紙は正月特集を組んで編集業務を休みました。毎年、ぶ厚い広告チラシとともに、様々な趣向を凝らした正月特集号が加わります。こたつで寝転がって、ミカンなどを食べながら新聞を読むのは、正月の楽しみです。
地元紙・山形新聞では、藤沢周平氏の長女展子さんと文藝春秋社で担当編集者だった鈴木文彦さんが、同氏について対談した記事を掲載しています。この中で目新しい事実は、和子夫人が原稿をすべて目を通していたことでしょう。夫人がメモ帳に誤字脱字を書き、それを見て作家が原稿を直す、という体制だったようです。鈴木氏は「作家は、夫人に仕事を見せるタイプと、そうでないタイプに分かれる。藤沢家では全く(夫人の)気配を感じなかったから、後者のタイプとばかり思っていた。ところが藤沢さんの没後、奥さんがすべて目を通してチェックしていたということを知りました。」と語っています。最初の読者になれるのが編集者の特権でしょうが、藤沢周平の場合は夫人が最初の読者になっていたことになります。作家の夫人に対する信頼を表すエピソードでもあると思われ、ちょっといい話です。
山形新聞では、今年1月26日が没後10年の節目の日でもあることから、作家ゆかりの人々の回想や取材記事を連載するとか。楽しみです。
地元紙・山形新聞では、藤沢周平氏の長女展子さんと文藝春秋社で担当編集者だった鈴木文彦さんが、同氏について対談した記事を掲載しています。この中で目新しい事実は、和子夫人が原稿をすべて目を通していたことでしょう。夫人がメモ帳に誤字脱字を書き、それを見て作家が原稿を直す、という体制だったようです。鈴木氏は「作家は、夫人に仕事を見せるタイプと、そうでないタイプに分かれる。藤沢家では全く(夫人の)気配を感じなかったから、後者のタイプとばかり思っていた。ところが藤沢さんの没後、奥さんがすべて目を通してチェックしていたということを知りました。」と語っています。最初の読者になれるのが編集者の特権でしょうが、藤沢周平の場合は夫人が最初の読者になっていたことになります。作家の夫人に対する信頼を表すエピソードでもあると思われ、ちょっといい話です。
山形新聞では、今年1月26日が没後10年の節目の日でもあることから、作家ゆかりの人々の回想や取材記事を連載するとか。楽しみです。