電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

高齢老人の孤独死に対する受け止め方は年代によっても違うようだ

2021年02月23日 06時00分20秒 | Weblog
地区内の高齢老人が、前々日に孤独死していたことが判明し、今日は自宅にお悔やみに出向く予定です。都会で仕事をしている息子さんが帰形して喪主をつとめるとのことですが、最近はこうしたケースが増えてきています。若い年代の人たちは、「なんとお気の毒に」「さぞや寂しかったろう」などと気の毒がりますが、今年で満93歳になる老母の受け止め方は、少々違っていました。

息子の家とはいえ、見知らぬ土地で最後を迎えるよりも、慣れ親しんだ自分の家で死ねたら御の字。孤独死というが、チューブに繋がれて希望のない時を長引かせるよりも、むしろ良かったのでは。冬だもの、2日くらいで見つかったら、上等。

だそうです。

なるほど、そういう受け止め方もあるわけだな。たしかに、「老木は植え替えるべからず」ともいいますし、根付いた土地で最後を迎えるのが自然なのかも。カレンダーには、数年前に亡くなったご主人の命日が「じいちゃん命日」と書いてあったそうな。もしかすると、夫君を思いながら彼岸に旅立ったのかもしれず、静かで幸せな最後だったのかもしれません。


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