電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

機器の寿命

2024年03月19日 06時00分28秒 | Weblog
形あるものはいつかは壊れるとは言いながら、壊れるまでの寿命の長さにはだいぶ差があるようです。長いものでいうと、我が家での例ですが、農機具や自動車、白物家電、オーディオアンプなどは10年や20年ずっと使い続けているものはざらです。例えば除雪機などは、2001年の購入当時は5〜6年でダメになるかもと言われていたのが、隔年で整備に出すようにしていたせいか2024年の現在まだまだ現役稼働中。農機具なども同様で、使ったらちゃんと保守整備していれば長持ちするということでしょう。

これに反して、CDプレイヤーやパソコン等は耐久性が低く、特にPC内蔵の光学ドライブやハードディスクなどは短寿命です。使用頻度にもよるのでしょうが、毎日稼働している我が家の実績ではハードディスクは平均して4年、光学ドライブも似たようなものでしょう。もしかするとCD等を読み取る光ピックアップ部はCD/DVDプレイヤーもPCの光学ドライブも共通で、製造も海外の途上国なのかもしれません。そうなると、寿命が短い理由も理解できます。

オーディオアンプ、特にプリメインアンプ等の増幅部は意外に長寿命で、昔のミニコンポなどもライン入力は生きていることが多いです。逆にダメになっていることが多いのが Phono 部や Tuner 部などで、このあたりはコンデンサなどを多用するため部品の劣化が影響するのでしょう。また、コーヒーメーカーやドライヤーなど電熱部を有する機器も、機構が単純なだけに意外に長持ちしますが、電熱線の接合部あたりが弱いのか、途中で切れてしまうようです。単身赴任時によく使った電子レンジは東芝製を15年後の今も使っていますが、シートスイッチに難があるようで、耐久性は今一つかもしれません。

近年は、コンピュータ制御の機能を有する機器が多くなり、コンピュータ部の不具合が起こると機器本体は異常がなくても廃棄されることが多くなったように思います。マニュアル操作の古い農機具は長持ちしますが、コンピュータ制御のトラクター等は基盤が提供されなくなった時点で修理不能になるようで、もったいない話だなあと思ってしまいます。

(写真は、2008年5月、単身赴任のアパートの食卓兼用デスク。この中で、Iiyama の液晶ディスプレイはリビングでまだ使用中。これ以外のプリンター、照明スタンド、PHS、デスク下のPC等はすべて使えなくなり、すでに廃棄しています。)


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