電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

情報化社会で大切な覚悟とは

2006年06月16日 21時28分01秒 | コンピュータ
最近、様々な事件に関連して、偉い人が「お詫び」をしている場面をよく目にする。たいていは対応が遅れて集中砲火をあび、火だるまになることが多い。情報化社会で大切な覚悟とは、「嘘はばれる、隠せば現れる、待ってはくれない、正直が一番強い」ということだとつくづく思う。

松下電器のファンヒータ事故の際、事後の対応が徹底していた。あらゆるメディアを使い、協力店舗を総動員して、1軒1軒可能性をつぶしていったあの手法は、わが家の老父母の印象では、松下電器の名前に続く言葉を、危険から信頼に変えていった。ネガティブキャンペーンだったはずのものが、いつかポジティブキャンペーンに変わっていった。

安かろう悪かろうは、ほとんどの人が経験している。大切なものは信頼を重視しなければならない。コンピュータが手足を持つ時代、ソフトウェアや基礎となるデータの信頼性が問われる時代だ。ミスのないプログラムはありえないと思う一方で、しかし重大な事故を生じさせないしくみが必要だと思う。そのしくみには、技術的なものもあり、社会的なものもあり、また文化的なものもあるように思う。
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