電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

最近、ネット界で目につく「次へ」偽装ボタン

2024年04月06日 06時00分39秒 | コンピュータ
最近、興味深い記事を読んでいるときに、「次へ」「次ページ」等のボタンをクリックしたら全く関係のない広告だった、ということがあり、偽装ボタンの存在に気づきました。本当の「次頁」へのリンクはずっと下にあり、目立たないテキストベースのものなので、大きな「次へ」画像を使ったボタンはやけに目立ちます。クリックしたのは自己責任、クリックしたほうが悪い、ということなのでしょうが、続きに興味を持ってクリックしたのに無関係な広告を見せられた方の怒りはかなり大きく、詐術的な手法として反感を持たれることが多いのではないかと思います。



では、そんな広告手法がなぜまかり通るのか。これは想像でしかありませんが、おそらくはネット広告の事情に不慣れなクライアントがカモにされているだけなのでは。クリックされた回数を実績として数値で示されると、広告主はつい信用してしまう。しかし、クリックされた数値は同時に反感を買ってしまった回数でもある、という実態を隠しているからでしょう。ネット広告がテレビ等の旧媒体の広告宣伝費を上回ったと報道されてからしばらくなりますが、不慣れなクライアントが実はカモにされていたことに気づくまでにはまだ時間がかかるのではないかと懸念されます。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 室内に生けた桃の剪定枝に花... | トップ | ステーショナリー・フリーマ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あの手この手 (しろまめ)
2024-04-22 21:35:27
アヤシゲなサイトでならともかく、まっとうなサイトでそうした悪質な誘導があるのは許せませんね。
動画サイトをmp3に変換するサイトなどで、ダウンロードをクリックすると関係ないソフトがダウンロードされたり、おかしな広告が表示されるケース(一応、そのページにダウンロードボタンはあるのだが)は目にしたことがありますが。

似たようなケースでは、アンケートサイトで広告バナーが表示されるのにタイムラグがあり、「次へ」をクリックすると、そのタイミングで広告バナーが表示される(無理矢理に広告バナーをクリックさせられる)手口もありました。
嫌気がさして、そのアンケートサイトは使わなくなりましたけど。
返信する
しろまめ さん、 (narkejp)
2024-04-23 07:12:17
コメントありがとうございます。そういえば、無関係なダウンロードを誘導するタイプのガセ・ボタンもありますね。一般化していえば、「目立ちすぎるボタンはガセだ」ということなのでしょう。そういう意味で言えば、本物は案外地味な姿をしていることが多いのかも。
返信する

コメントを投稿

コンピュータ」カテゴリの最新記事