電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

長編・中編・短篇

2006年06月17日 06時31分32秒 | 読書
読書のカテゴリーでブログの記事を書いていて、「~な長編です」とか「~い短篇です」などと書くことがあります。どのくらいが短篇で、どのくらいの分量があれば長編なのか、権威ある定義があるのかどうかわかりませんが、私の便宜的な区分は・・・。
(1)短篇 文庫本1冊の中に、それぞれ独立した複数の物語が含まれているときは、短編集と考えます。
(2)中編 文庫本1冊が、一つの物語となっているとき、これは中編であると考えます。
(3)長編 文庫本1冊におさまらず、上中下三巻に分かれているようなものです。
(4)大長編 文庫本5冊とか7冊とか、片手で持ち切れなくなるほどの分量がある場合です。
こんなふうに考えると、『赤ひげ診療譚』は短篇、『蝉しぐれ』は中編、『樅の木は残った』は長編、『デイヴィッド・コパーフィールド』は大長編になりますが、『御宿かわせみ』は江戸の宿屋を舞台に大長編のような体裁を取るに至った短編集、という位置づけです。いかがなものでしょうか。
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