電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

消化器内科で胃カメラをのみ、鮮明な画像に驚く

2012年06月14日 06時01分15秒 | 健康
定期検診で判明した貧血症状の原因を、栄養や運動不足などに帰着させず、たまにある胃の痛みに結びつけて、胃カメラをのんで来ました。30代の終わり~40代のはじめ頃に一度胃カメラの経験がありますが、最近再読した吉村昭著『光る壁画』(*1)の影響で、また胃カメラを体験してみようかという、実は興味本位の部分もあります。予約した消化器内科は、初めてのクリニックでしたが、お医者さんもスタッフも、なかなか感じの良いところでした。

当日は、絶食して胃カメラに臨み、例のどろりとした麻酔薬で口の中がじわ~っとしびれてきたところへ、さらに別の薬をスプレーでシュッシュッと噴霧し、昔よりもぐっと細くなった内視鏡をのみます。のどを通過するときは少々苦しいけれど、あとはそれほどではありません。カラーの画像を見ていると、まるで映画の「ミクロの決死圏」を見ているような鮮明さで、実に興味深いものです。へぇ~、これが私の胃袋の中か~!と感動です。

小さな胃炎が数ヶ所あるとのことで、ファイバーを差し込み、一部の組織を取って、病理検査に回すそうです。うーむ、まさかガンのようなものではあるまいなと、少々「いや~ん」な感じです。でも、麻酔のさめ方もきわめて早くスムーズで、二十年ぶりの胃カメラ体験は、なかなか貴重なものでした。



お医者さんの説明の際には、なんと個人用のノートが渡され、これに先ほどの胃カメラの写真が貼り付けてあります。そこで診断を聞くわけですが、なるほど、具体的で説得力があります。ちなみに、写真中の黒い点々は、ドクターが説明のために入れたもので、私の胃袋にほくろがあるわけではありません(^o^;)>poripori
来月にもう一度来院して、病理検査の結果をお知らせしますとのことで、さっそく予約を入れて来ました。

(*1):吉村昭『光る壁画』を読む~「電網郊外散歩道」2012年3月6日

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2 コメント

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Unknown (親父りゅう)
2012-06-15 00:38:52
胃カメラ、大腸カメラともに年に一度は受けるようになっている自分としては、大変、「親近感の沸く」(?)記事でした。
これで、小腸カメラ(飲み込むタイプがあるそうですね)も実施したら口から肛門までの消化管全範囲を制覇したことになります(?)。まあ、したくありませんけどね・・・。
それにしてもきれいな胃壁ですね。さぞやお顔の肌ツヤもよろしいのでしょうね。
内視鏡写真も見慣れると、その人の外側の様相もだいたい分かってくるものなのです(というのは、ウソです)。

病理検査は、ちょっとでも何かあると必ず採取しますね。その方が病院が儲かるから(?)。
私なんぞ、胃へ行く前の喉の途中でも採取されまして、しばらく声が出ませんでした。

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親父りゅう さん、 (narkejp)
2012-06-15 06:19:51
コメントありがとうございます。そうでした、胃カメラ等は大先輩でしたね(^o^;)>poripori
消化管全範囲を制覇(^o^)/
それはあまりしたくないですね~(^o^)/
当方の胃壁はきれいなほうですか。顔の肌ツヤまでは自分では見えませんので不明ですが、そう言われれば安心いたします(^o^)/
大腸ガンのほうも、ヨーグルトを常食しておりますので、リスクはかなり少ないのではと思っています。いずれにしろ、久々の胃カメラ体験は、技術の進歩を感じました。
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