電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

カクノ白軸にインクを補給、実用的に使えるペンだ

2021年05月12日 06時01分09秒 | 手帳文具書斎
毎度のことですが、いつのまにかインクがなくなり乾く寸前だった万年筆カクノ白軸にインクを補給しました。愛用インクは、多様なノート・紙でも裏抜けしにくいプラチナ古典ブルーブラックです。



記録によれば、2019年、2020年、2021年5月現在までの通算補給回数の上位三本は、

  1. カクノ白軸(M)+コンバータCON-70 6+7+2=15回
  2. プラチナ#3776ブルゴーニュ(F)   3+8+2=13回
  3. プラチナ「PROCYONプロシオン(M)」 6+4+1=11回      

となっており、断然多いです。



もちろん、使う頻度はブルゴーニュが一番多いのですが、細字(F)のためインク消費速度の面では不利なのと、カクノは他の2本のようにスリップシール機構を持たないので乾きやすいこと、またインク残量の少ない容器からはインクを吸入するのが苦手なコンバータCON-70の特徴から吸入量が少ないまま使い始める場合があることなども理由に挙げられますが、一番の理由は「使いやすいから」でしょう。いつもデスク上に転がしておいてすぐに手にする使いやすさ、またパイロットの中字のかっちりした書きやすさなど、お値段からは想像しにくい、なかなか使えるペンだと感じます。インク補給回数のデータは、そのあたりの実情を正直に反映しているようです。



ところで、プラチナ社の古典ブルーブラックインクのボトルがなぜ旧型の小瓶を今だに使っているのかというと、モンブランやこのカクノなど現行ボトルのインクリザーバと相性が悪いペンも、この小型ボトルだと補給吸入時に具合が良いのです。それで、2013年に購入したインクを使い切っても、新しい現行ボトルから中身を移しながら容器だけ使い続けている次第。

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