電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

老母のワクチン接種案内が届く〜WEB予約を試みたが希望の医院ではまだできないみたい

2021年05月18日 06時00分48秒 | 健康
先日、当地の自治体より高齢者を対象とするワクチン接種案内が届きました。我が家で年齢的に該当するのは今年93歳の老母です。本人は「長生きしても浦島太郎になるだけだからなあ」とのことでしたが、「コロナは呼吸ができなくなるから苦しいそうだよ」と言ったら、「じゃあ受けてみるか」となりました。そこで、妻が電話予約をしようとしましたが、なかなかつながらない。ではWEB予約はどうか。これまでの実績から、政府機関が下請けに出すシステムの出来具合には期待できそうにない(*1)ということで、今回は Linux PC からではなくリビングの Windows10 のPCから予約システムに接続。案の定、あっけないほどスムーズにつながりました。10桁の番号を入力し、氏名ヨミを入力し、生年月日で本人認証、次の段階として

  • 接種会場で選択
  • 接種日時で選択

の2つから選びます。本人の希望は、大きな会場では駐車場から接種会場まで長い距離を歩かなければならないことから、「いきつけの医院でなら」というものでしたので、「接種会場」を選択。すると、

  • 集団接種会場 (1)
  • 各医院 (0)

とありましたので、各医院を選択しましたが、希望の医院だけでなくぜんぶが「×」でした。どうやら、カッコ内の数字は受付中の会場の数を表しているもののようです。

調べてみると、どうも全国的に集団接種会場での実施を先行させているようで、接種率アップのための戦略としては正しい方向と思いますが、それならばテキパキと予約・実施できる若い人から案内したほうが良かったようにも思います。出歩く確率の高い人から実施するほうが防疫上は効果的なのではなかろうか。私も高齢者の一人ですが、高齢者を優先する「敬老精神」は儒教道徳としては大事なものだろうけれど、政策としては若者対策のほうが重要度はずっと高いように思えてなりません。たぶん「高齢者を大事にする施策のほうが支持されやすい」あるいは「敬老を打ち出すほうが票になる」あたりが実際の理由なのかもしれませんが(^o^;)>poripori

いやいや、今はそんな皮相な見方をするよりも、実際に予防接種業務に従事する皆様の安全と、関連する事態が少しでも前進することを祈りましょう。

(*1): 国勢調査オンラインは「やっぱり」回答できず〜「電網郊外散歩道」2020年9月

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