電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

サクランボ剪定作業の疑問を一つ解消

2020年02月12日 06時01分18秒 | 週末農業・定年農業
晴れた日の午後、お天気に誘われて裏の果樹園に出て、さくらんぼの剪定作業の続きをやりました。隣接するサクランボ畑に、一級上の先輩が出ていましたので、いくつか疑問点を教えてもらいました。太めの枝をバッサリ剪定すると、新梢がたくさん出てくるけれど、全部切ってよいのか、それとも何本か残したほうが良いのか、残すとすれば、どんな枝を残せば良いのか? 先輩は希少な専業農家ですので、まさにプロ中のプロです。答えは、

新梢は水を吸い上げるポンプの役割を持っているので、全部切ってはいけない。状況にもよるが、枝ぶりの良い勢いのある枝ならば、原則として新梢を1本残してあとは切ってよい。太くて長いものはすぐ成長してコントロールが難しいので、細めで短いものを残すほうがやりやすい。

とのことでした。なるほど! 栄養成長の役割だということだな。

もう一つ、なるほどと納得したことがありました。作業の様子を見ていると、選定して落とした枝はその日のうちに適当な長さに裁断して結束し、それぞれの樹の下にひとまとめにしています。なるほど、そのようにしておけば足場も確保でき、あとでまとめて集めるよりも能率的なのだな。仕事に必要な道具の段取りも、大事な要素なのだなあ。

ちなみに、考えられる段取りは:

  • 脚立
  • 剪定ノコギリ、剪定ハサミ
  • 高枝切りハサミ
  • トップジン・ペースト
  • 枝切りハサミ
  • 結束ヒモ

などを準備すること。思いがけない怪我を防ぐため、軍手ではなく革手袋が望ましい、などでしょうか。

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