電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

オーケストラの日2018「あなたに贈るオーケストラコンサート」を聴く

2018年04月01日 06時02分55秒 | -オーケストラ
三月の末日は土曜日で、朝から良いお天気になりました。燃やせるゴミを集めてゴミステーションに運搬し、一休みした後に寺の雪囲い外し作業に従事、その後は自宅裏の果樹園の剪定枝を結束する作業の続きです。梅とプルーンと柿がほぼ終わり、スモモと桃と梨が作業中です。夕方には一区切りつけて、山形交響楽団の演奏会に出かけました。オーケストラの日2018「あなたに贈るオーケストラコンサート」です。

山形県民会館、通称「やまぎんホール」が会場で、19時開演。今回のプログラムは、《第1部》~世界が驚愕した若き天才チェリスト、北村 陽~、そして《第2部》~世界を席巻する名手・須川展也がお送りするロマンティックプログラム~という2部構成となっています。

  1. ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
  2. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番、イ短調Op.33 北村陽(Vc)
  3. 石川亮太:日本民謡による狂詩曲 須川展也(Sax)
  4. モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス 同上
  5. ジミー・ドーシー:ウードルズ・オブ・ヌードルズ 同上
  6. サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より"あなたの声に我が心は開く" 同上
     以上、指揮:海老原光、管弦楽:山形交響楽団

楽器配置は、弦楽セクションが左から第1・第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、右端にコントラバスが 8-6-4-4-3 と並び、正面奥にフルート(2)、オーボエ(2)、その奥にクラリネット(2)、ファゴット(2)、さらにその奥にトランペット(2)、トロンボーン(3)、管楽器群の右側にホルン(4)、左側にはティンパニとパーカッションが並びます。

最初のロッシーニの序曲は、いかにも幕開けにふさわしい軽やかな雰囲気を持った曲で、賑やかで華やか。
続いてサン=サーンスのチェロ協奏曲第1番は、北村陽さんの独奏です。北村さんは、最近は何かと話題の活躍が多い中学生の一人。某中学生棋士と同様に、ほんとに素晴らしいサン=サーンスの演奏でした。西濱さんのインタビューによれば、チェロとの出会いは3歳の頃にディズニーの「ファンタジア2000」を見てファゴットに一目惚れしたが子供用のファゴットがない。次にコントラバスに興味を持ったがこれも子供用がない。楽器図鑑でファゴットと同じ音域を持つチェロという楽器を知り、ダンボールでチェロを作り、およそ半年それで遊んだ後に、子供用のチェロを学べる機会が得られたため、だそうです(^o^)/
続いて須川展也さんが登場、ホール内がぱっと明るくなったようです。石川亮太「日本民謡による狂詩曲」では、竹田の子守唄や最上川舟唄、ソーラン節などの旋律が出てきましたが、中でも最上川舟唄が良かった〜(^o^)/
サクソフォンと弦楽セクションによる「ニューシネマパラダイス」も良かったけれど、サン=サーンスの「サムソンとデリラ」から「あなたの声に心は開く」が格別に良かった。犬伏さんのヴァイオリンとともに歌うサクソフォンのロマンティックな旋律に、元となった歌劇「サムソンとデリラ」を観たくなりました。

終演後は、定期会員むけの交流会もありましたが、妻と一緒でしたので、まっすぐ帰宅しました。夜、クッキーと紅茶で「良かったね〜」と話をしました。そう言えば、そろそろ結婚40周年が近づいているのかも。来年あたりかな?

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