電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

近頃の個人出版は

2012年07月02日 06時10分24秒 | 手帳文具書斎
従来、個人出版はハードルが高く、特別な人が特別な動機で刊行することが多かったように思います。ところが、電子出版(*1)が現実のものになってくると、様相は変わってくるのでしょうか。入力から編集、組版にいたるまで、自分である程度やってから、電子出版にまわすことが普通になれば、ずいぶんいろいろな可能性が考えられるようになるでしょう。その分、素人編集が明らかな野暮ったいものも多くなるのでしょうが。

ただし、身近な年配の人たちにも読んでもらいたいようなものには、電子出版は不向きで、実際に紙の本の形にして贈るのがよいようです。これも、ネット経由でオンライン入稿し、製本までしてもらえるサービスが始まっているようです。少部数の学術出版や各種報告書などでは一般的になっているようですが、一般の人向けにもサービスが始まっている(*2)ようです。学術印刷などに強い京都の中西印刷の「冊子工房」(*3)によれば、50部とか100部とか、一般人には現実的な部数の印刷物をオンデマンド印刷で対応することによって、通販を成り立たせているようです。技術をビジネスにする形として、なるほどと思います。

(*1):電子出版~Wikipediaの解説
(*2):印刷ネット通販にお客様が増えてきた~中西秀彦「フロム京都」より
(*3):冊子工房~中西印刷

「個人出版」などというキーワードを持つこの記事は、もしかしたら商売目当ての機械的トラックバックや書き込みがあるかもしれませんが、話題が話題だけに、仕方がありません(^o^;)>poripori

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