電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

村上もとか『JIN~仁~』第1巻を読む

2011年09月06日 06時03分09秒 | 読書
一ヶ月ほど前に、書店で平積みになっていた中に、文庫本サイズの村上もとか著『JIN~仁~』シリーズを発見しました。先にテレビでドラマを面白く観た記憶が鮮明でしたので、第1巻~第3巻までを購入し、読み始めました。自分で漫画を買って読んだのは、たぶん手塚治虫の『火の鳥』シリーズ以来かも。実に画期的なことです(^o^)/
私が読み終わると妻が読み始めますので、なかなか書棚に落ち着くことはありませんが、楽しみなシリーズです。全13巻、集英社漫画文庫。

原作とテレビドラマでは、婚約者だった美紀さんの存在が大きく異なります。テレビでは、美紀さんと野風さんがそっくり瓜二つという想定でしたが、原作では、南方先生の求婚を断って指輪を返却するエピソードに出てくるだけで、この女性の名前すらはっきりしません。
でも、そのほかの物語の内容は、ほぼ原作に忠実なストーリーになっていたことがわかりました。橘恭太郎の頭部負傷と開頭手術、子供をかばって馬に頭部を蹴られた母親の手術、麻疹に倒れた喜市と橘咲の治療、辻斬り事件、勝麟太郎の知遇、横浜における水兵の手術、そしてコロリの流行。

テレビドラマと原作と、一番イメージが違ったのは、実は咲さんの年齢でした。テレビでは綾瀬はるかさんが演じていましたが、どちらかといえばかなり成長した女性のイメージです。ところが原作では、咲さんの年齢はなんと16歳!今ならば高校一年生にあたります。南方仁センセイ、もしかして、青少年保護条例に抵触してませんか(^o^)/

もっとも、明治生まれのわが祖母は、18歳でお嫁にきたそうです。江戸時代には、この年齢で婚約というのは、別に珍しいことではなかったようですが(^o^)/

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