電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ご縁のない遊び

2010年08月12日 05時59分25秒 | Weblog
当方のような中年オジンには、ご縁のないことはたくさんあります。色恋沙汰とは無縁ですし、一攫千金とも権力闘争とも無縁ですが、そんなことではなくて、もう少し下世話な話です。

若い頃、貧乏学生の時分にはまるで縁のなかったパチンコに、職場の仲間内で出かけることになりました。当方、当時は病気療養中の親に仕送りをしている身分でしたので、一応付き合いはしたものの、ほんの数分、小銭の範囲であってもお金が惜しい。「ちょっと散歩してくるよ」と言って近くの書店に移動し、文庫本や新書本を物色しておりました。たしか、当時は岩波新書が黄版の時代で、1冊180円くらいだったかな。パチンコ代で、数冊は買えたのではないかと思います。ヒルトンの『心の旅路』(*)を見つけたのは、たしかこの頃のはず。

当方、以後パチンコには縁がなく、少し懐があたたかくなると書店とレコード店方面を渉猟しておりますが、最近は書店もレコード店も、ほんとに少なくなりましたね~。パチンコ屋は相変わらず繁盛しているようですが(^o^)/

(*):ヒルトン『心の旅路』を読む~「電網郊外散歩道」2007年5月
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