電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

某地域クラブで「画像処理入門」の話をする

2008年06月08日 08時41分47秒 | コンピュータ
昨晩は、某地域クラブで、依頼のあった「画像処理入門」の話をしてきました。参加者は15名くらいでしたでしょうか、比較的年配の人が多かったのですが、中には若い人もまじっておりました。内容は、こんな感じで進みました。

(1) 液晶ディスプレイを、虫眼鏡で見てみよう~1024×768の意味、画素
(2) デジカメ写真を液晶ディスプレイに全画面表示できるのはなぜか~データを間引いて表示しているだけ
(3) 実際に画像を縮小するには~グラフィック・エディタの導入
(4) デジカメ写真のトリミングと縮小~QVGA(320×240)程度の画像の便利さ
(5) 参加者の実習~それぞれにトリミングと縮小を試みる

ここで、皆さんが持参したパソコンには、ほとんど Microsoft Office は導入されておりましたが、グラフィック・エディタは導入されていない、というものがかなりありました。これは予想の範囲内でしたので、Gimp 2.4.6 という最新版を CD-R に焼いて持参しておりました。ぐるりと見まわり、必要な方にインストールをサポート。なんとか足並みがそろいました。ここまでで、およそ70分を経過しておりました。

(6) 影付けと装飾枠~Gimp の Script-Fu で、drop shadow や角丸め、ファジー縁取りなどを紹介。残り時間20分を切りました。


■影付き


■角丸め


■ファジー縁取り

(7) Word などに画像を挿入するさいの、レイアウトの工夫~画像のプロパティで、レイアウトを前面や背面にしてフリーレイアウト。あるいは表の中に画像を並べて挿入し、罫線の色を白にする、など。これで10分程度。

以上、所要時間は1時間50分くらいでした。従来版に慣れているはずの私自身が、最新版の Gimp2.4.6 のメニュー変更にとまどってしまい、時間も不足していましたので、ロゴはちょいとできませんでした。次回の課題でしょう。応用っぽいところは駆け足になりましたが、基本的な画素の知識とトリミング、リサイズはなんとかできました。あと、Gimp を初めて導入した方は強力なツールを入手できたわけで、喜んでいただけたかな、と思います。

そのほか、今回はできませんでしたが、こんな効果も面白いものです。


■古い写真


■集中線
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