厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年143冊目『多動力』

2017-06-19 17:03:03 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

堀江貴文さんの最新刊は、自ら実践している、いくつもの異なることを同時にこなす力「多動力」がテーマです。

多動力がある人は、次から次に興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着きがない。これは、かつてはマイナスでしかなかったかもしれません。

しかし、テレビなどの家電はもちろん、自動車も、家も、ありとあらゆるモノがインターネットにつながり、すべての産業が「水平分業型モデル」となって、タテの壁が溶けていく。そんなかつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」です。

そして、越境者に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる多動力なのです。

・日本人の頭に染み込んでいる「石の上にも三年」という価値観の転換

・完璧主義や準備至上主義といった「バカ真面目」の洗脳

・幼少期から教え込まれている「バランス教」のおかしさ

・「自分の時間」を取り戻し、仕事を効率よく進める工夫をする

・「原液」なるものを生み出し、自分が動かなくとも自分の分身にまで働いてもらう

本書を読んで、価値観を根っこから変えてみよう。まったく新しいサービスやプロダクトを次から次へと生み出す秘訣は、業界の壁などなく、すべてがごちゃ混ぜの状態から始まります。

【my pick-up】

◎電話をかけてくる人間とは仕事をするな

僕は「電話に出ないキャラ」を確立している。電話は多動力をジャマする最悪のツールであり、百害あって一利ない。電話でしかやりとりできないような人は、僕の時間を無駄に奪う害悪だ。インターネットの大きな功績は、非同期通信を手軽にしたことである。非同期通信が手軽になったおかげで、人がどれだけ隙間時間を活用できるようになったか。非同期通信が手軽に使えるようになった画期的な時代に、なお電話という同期通信にこだわり続ける。そういう人間に僕は言いたい。「お前にあげる時間はねえよ」と。

◎仕事の速さはリズムで決まる

仕事が遅い人は決まってリズムが悪い。大切なのは「速度」より「リズム」である。僕は仕事のリズムを崩されると、たまらなくイライラする。グダグダと長ったらしい話をしたり、メールを書いたりしてくるヤツに限って、結局何が言いたいのかわからない。「お前は何が言いたいんだ」と逆質問しても、キョドってまともに答えられなかったりする。

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2017年142冊目『すごい効率化』

2017-06-18 21:56:26 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

残業時間を減らすことは手段であり、真の目的は残業をしないことで増えた時間を自分のために活用し、あなたのなすべきことを達成することだ。

この本は、会社のための「働き方改革」ではなく、あなたのための「働き方改革」の実現を目的とします。

・仕事をするときに必要な環境の数々を整える。(特にパソコンに関する環境作り)

・実際の仕事に関わる効率化のノウハウ。(PDCAではなく、CAPDを提唱)

・仕事以前にの基礎的な部分の底上げ。(運動・食事・睡眠)

これらを14日間で学び、理想の自分まで辿り着くための道筋を描くことを目指します。

一度「お金を稼ぐために働く」という働き方自体を見直し、自分が大切にしたいことを優先できる働き方を模索すべきではないでしょうか。

お金を稼ぐこと以上に、仕事を通じて充実した経験ができるかどうかに重きを置いた働き方を。本書で紹介されている効率化メソッドを駆使して、一人ひとりが自分のための時間を取り戻してほしいです。

【my pick-up】

◎毎日集中できる環境の作り方

一般的に仕事ができる人というのは、孤独な人でもあるのです。やはり人よりも結果を出せるということは、みんながやらないことをやり続けられるからであって、そういう人はどこかで一人孤独に作業しているものです。そのため、人が遊んでいる時間や寝ている時間に、家族や同僚と離れ、孤独に耐えて朝活・夜活をするのは、一流になるための第一歩と言えます。

◎伝えるときは文章+直接の「2度言い」でミスを防ぐ

私はできるだけ「2度言い」を心がけています。これは、まずメールや何かのメッセージツールで文章を送り、その後電話する、という2度のステップで伝える手法です。具体的には、メールを送ってから10分後などに電話をしています。メールもちょっとした根回しだけでいっぱい来る中、1回でメッセージが伝わるとは到底思わない方がいいでしょう。手段を伝える場合にはメールの文章でも簡単なことが多いのですが、目的は伝えるのが難しいため、電話の方が効率的だったりします。

◎スケジュールは自分で決めた予定で埋める

私がやっている中で人と違う点があるとすれば、「まず自分がやることを予定に入れる」というのがあります。毎日何も予定がないということがない、常にびっしりスケジュールが埋まる状態になります。すると誰かから「明日の19時、空いてますか?」とか聞かれても「明日は予定があるから」と断れる習慣が身につきます。これをしておかないと、スケジュールを見ても空いているから、いつも時間があるような錯覚状態になり、結局人の誘いに乗って何もやらなくなってしまいます。私が公認会計士試験の勉強をしているときも、もう朝6時から夜24時までびっしり予定を入れていたので、誘いは全部バッサリ断りました。常に自分の行動に対する予定を入れておき、定時になったら」「じゃあ、予定があるから」と自分の時間を大切にすることです。とにかくこいつは忙しい奴だなという印象を植え付けるようにしましょう。

◎「パフォーマンス」=「スキル」×「コンディション」

ある程度スキルが上がったら、あとはコンディション次第で実際に仕事ができる、できないが決まっていきます。どんなに能力が高くスキルがある人でも、もしメンタル面が不安定で、睡眠不足の状態が続き、食事も気を使わず、運動もせず体力がない・・・という状態であれば、意外と普通の人の方が結果を出せることもありえるでしょう。

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2017年141冊目『評価の基準』

2017-06-17 23:09:31 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、あらゆる人間関係の中で正しい評価を得るためには、どのように考え、どのようにふるまい、どのようにコミュニケーションをとって行動していくかを記したものです。

大学卒業後に都銀に入行するも1年半で退職し、様々な職業を転々としながら、外交官になった著者の体験談に留まらず、組織心理学などの学術的視点を踏まえて、汎用性が高く現場で役立つ内容になるよう工夫されています。

本書では、正しく評価されるための基準として「第3の報酬」が提示されています。これは、「金銭的報酬」「地位的報酬」に次ぐ「心理的報酬」で、一体感・承認・貢献・成長という4つの要素を実感できることです。

心理的報酬は、会社側から与えられる類いの報酬ではなく、自らつくり出していける報酬です。本書で述べた方法を活用すれば、「上司が悪いんだ!」とか「この会社は人を見る目がない!」とか「お客様の見方がおかしい!」などと相手のせいにして嘆くことがなくなりますよ。

対上司、対部下、対社内外の広い人間関係という形で、正当に評価されるための大切なポイントが浮き彫りになっています。

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2017年140冊目『社内営業の教科書』

2017-06-14 19:55:12 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

社内営業とは、ビジネスパーソンとして成功するために、会社を味方につけることです。

また、社内営業をすることで、人間関係が良好になり、会社で働くことが楽しくなるという大きなメリットもあります。

社内営業の基本は、日常の行動における誠実さ、勤勉さ、真面目さだと思います。それらは仕事における重要な資質として、人から信頼されることに繋がります。

逆に言うと、ほんのささいな言動が、あなたを不誠実たらしめることもありますので要注意です。

【my pick-up】

◎コミュニケーションは「質」より「量」、「価値のある話」より「雑談」をする

自分のことを知ってもらったり理解してもらうためには、それなりの「量」が必要だ。味方を増やしたいなら、意中の人に会ったら「絶対に声をかける」「話をしてコミュニケーションを取る」という意識を持ったほうがいい。それだけで周囲のライバルに差をつけることになる。質は高くないほうが良い。できるだけ「たわいない」話が望ましい。いわゆる「雑談力」である。

◎幹事は「成功させる」より「思い切りやる」

つつがなく幹事の仕事を遂行するだけでは、長期にわたって持続する関係には発展しにくい。ただ成功させることよりも、実現のハードルが高いことに挑み、失敗してしまったほうが記憶に残る。笑える失敗はいつになっても笑い合えるものだ。社内行事やイベントで幹事を任されたときは、言われたことを無難にやるのではなく、「どうせやるんだったら面白いことをやろうぜ」と、過剰なまでにハードルを上げてみることにチャレンジしてはいかがだろうか。

◎難易度が低いことを強調しすぎない

何かをお願いする、手伝ってもらう側としては、引き受けてもらいたいがために、仕事の難易度が低いことを強調しがちである。仕事のハードルを下げて引き受けることへの抵抗をなくそうとした言葉であり、言っている本人に悪気はない。だが場合によっては、相手の気分を害してしまう恐れがある。そんな誤解を避けるためには、「あなただからお願いしたい」という気持ちを伝えることだ。

◎「やってみろ」には免責条項が付いている

「やってみろ」のケースでは、たいていの場合「失敗してもいいから」「俺が責任を取るから」という言葉がセットになっている。はじめから免責条項がついているのだ。パーソナルブランディングで「やってみろ」と指名されると、難易度が高くても、積極的に引き受けることができるのだ。

◎「私以外で誰がいい?」と聞きつつ「私」に誘導する

「次の課長ってさ、誰がいいと思う?私以外で」言うまでもなくこのセリフのミソは「私以外で」のところだ。「だったら△△さんですかねえ」理解を示しつつ、暗に自分に誘導するのが正解だ。「なるほど。あの人って、あれでバランス感覚があったら文句なしだからね」私以外でといいつつ、消去法で自分が残るように仕向けているのだ。こうすることでエージェントに、いろいろ考えてみたけれど、適任は自分しかないことを刷り込むことができるのだ。

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2017年139冊目『1億稼ぐ人の「超」メモ術』

2017-06-13 21:37:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

・手書きすることで思考は整理される

・情報同士が化学反応を起こし大きなアイデアが生まれる

・メモに悩み事を書くと翌朝には解決策がひらめく

・未来を書くことで夢は現実のものとなる

「元・野村證券伝説の営業マン」著者の市村洋文さんは、社会人になってからメモを片時も離していません。メモはすべての行動の源泉。毎日朝4時半に起き、ひたすら白い紙にメモを書く習慣を始めてから、仕事の効率が上がり、売上も増え、運がどんどんよい方向に回転していくようになったとのこと。

この本では、市村さんの人生を変えたともいえるこのメモを基軸に、30年かけて編み出した夢を叶えるためのメモ、そしてノート術を伝授します。

野村證券時代に、先輩から「とにかくメモを取るように」とB6版の小さなノートをすすめられ、とにかく小さなことでもメモを取るように指導されましたが、現在は「ブロックメモ」を長年愛用しているそうです。

本書を読むと、仕事の生産性を上げ収益を出すために、手書きにこだわっていることが分かります。メモはただの走り書きなどではなく、そこから巨大なビジネスを起こして成功につなげていけるツールなのです。

また、毎日続けていくことの大切さも理解できます。

【my pick-up】

◎ベストセラー本は新鮮なアイデアの宝庫

私はたいてい週末には大型書店に行き15~20冊の本を買って乱読します。アイデアというのは、既存の要素と新しい要素の新たな組み合わせ。ということは、既存の要素をどれだけ蓄えられるかで、発想の総合力が変わってきます。読書を通じてインプット習慣をしていくことで企画頭は発展していきますよ。

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