厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年144冊目『何があっても必ず結果を出す 「防衛大」式最強の仕事』

2017-06-19 17:31:24 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

防衛大では、国から指定された教育として、将来の幹部自衛官の任務、仕事を全うするために必要な考え方、時間の使い方、段取り術、困難な仕事を前にしたときの気持ちの上げ方など徹底的に指導を受けます。

この本では、防衛大の経験をもとに現在はチームマネジメント等のコンサルタントを行っている著者が、「決められた納期までにアウトプットの質を高める行動を繰り返し、最高のアウトプットを出す」ための仕事術・時間術を紹介します。

本書からも、日本一厳しい大学ということがひしひしと伝わってきますが、決して「気合」や「根性」といった一時的な精神論の押しつけを中心とした教育でもないことが分かります。

防衛大での規律や仕組み、その根底にある考えは、一般企業の仕事にも応用できるものが多いです。

【my pick-up】

◎閉鎖社会だからこそ取り組んだ「読書」

私は空いた時間は「読書」をするようになりました。ここで知りえた読書生活の経験は、のちの人生を大きく変えた。そう思っています。過酷な防衛大生活において、心が折れそうになったときに本に書かれていたアスリートの名言に救われたこともありました。「読書」のおかげで、外出できない平日でも、自分の「世界観」を広げることができました。

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2017年143冊目『多動力』

2017-06-19 17:03:03 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

堀江貴文さんの最新刊は、自ら実践している、いくつもの異なることを同時にこなす力「多動力」がテーマです。

多動力がある人は、次から次に興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着きがない。これは、かつてはマイナスでしかなかったかもしれません。

しかし、テレビなどの家電はもちろん、自動車も、家も、ありとあらゆるモノがインターネットにつながり、すべての産業が「水平分業型モデル」となって、タテの壁が溶けていく。そんなかつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」です。

そして、越境者に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる多動力なのです。

・日本人の頭に染み込んでいる「石の上にも三年」という価値観の転換

・完璧主義や準備至上主義といった「バカ真面目」の洗脳

・幼少期から教え込まれている「バランス教」のおかしさ

・「自分の時間」を取り戻し、仕事を効率よく進める工夫をする

・「原液」なるものを生み出し、自分が動かなくとも自分の分身にまで働いてもらう

本書を読んで、価値観を根っこから変えてみよう。まったく新しいサービスやプロダクトを次から次へと生み出す秘訣は、業界の壁などなく、すべてがごちゃ混ぜの状態から始まります。

【my pick-up】

◎電話をかけてくる人間とは仕事をするな

僕は「電話に出ないキャラ」を確立している。電話は多動力をジャマする最悪のツールであり、百害あって一利ない。電話でしかやりとりできないような人は、僕の時間を無駄に奪う害悪だ。インターネットの大きな功績は、非同期通信を手軽にしたことである。非同期通信が手軽になったおかげで、人がどれだけ隙間時間を活用できるようになったか。非同期通信が手軽に使えるようになった画期的な時代に、なお電話という同期通信にこだわり続ける。そういう人間に僕は言いたい。「お前にあげる時間はねえよ」と。

◎仕事の速さはリズムで決まる

仕事が遅い人は決まってリズムが悪い。大切なのは「速度」より「リズム」である。僕は仕事のリズムを崩されると、たまらなくイライラする。グダグダと長ったらしい話をしたり、メールを書いたりしてくるヤツに限って、結局何が言いたいのかわからない。「お前は何が言いたいんだ」と逆質問しても、キョドってまともに答えられなかったりする。

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