厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年75冊目『ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか』

2015-05-08 14:05:42 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本は、ハーバードで教えられている思考、行動、習慣を120の項目にまとめたものです。著者の佐藤智恵(作家・コンサルタント)さんが、現地で「一流のリーダーとはどういう人か」をテーマに教授陣に取材を実施。授業内容、著書、論文なども参考にしながら、その教えを1冊に凝縮しています。

仕事術の本というのは、基本的には「部下」としてのスキルを高めるために役立つもの。「上司=リーダー」として活躍するには別の能力が必要になってきます。すでに部下としてのスキルを極めているならば、仕事術から卒業すべきです。

ハーバードでは一切、仕事術を教えません。徹底的に叩き込むのが、リーダーとしての思考様式と行動様式です。本書は、仕事術の次の段階として、一流のリーダーへと導くための本です。

掲載されている120項目すべて出来ている人は、おそらく皆無でしょう。7~8割実践できれば十分、「一流の人」。1つずつ達成していく構えで、読んでいきましょう。

【my pick-up】

◎太らない

ハーバードのキャンパスを訪れると、太っている学生がほとんどいないことに気づきます。成人の3割が「肥満」と言われているアメリカで、これほど太っている人が少ないというのは珍しいことです。ハーバードに合格するような人たちは皆、ストイックなのです。つまり、努力して太らないようにしているのです。なぜ、それほど一生懸命、太らないようにするのでしょうか。理由は3つあります。1つ目は、大きな病気をするとキャリアが終わってしまう恐れがあること。2つ目は、太っている人は採用されにくいこと。3つ目は、太っている人は自己管理もできないダメな人だと思われること。グローバル社会では太っているだけでも、採用や出世に不利になるのだということを覚えておきましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする