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2015年74冊目『頭がいい人の仕事は何が違うのか?』

2015-05-06 18:01:26 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本のサブタイトルは「入社1年目から差がついていた!」。期待されるアウトプットを確実に出せる能力の有無をまず見極められるのが、入社1年とちょっと、遅くとも入社3年以内の時期です。

なかなか表に見えない、「頭がいい人の仕事のやり方」を、逆にうまくいっていない惜しい人と比べながら紹介していきます。

社会人になって間もない20代の方が読者のターゲットとなっていますが、30代・40代という組織において中堅・ベテランに入ろうとする方にも参考になると思います。自身の仕事のやり方を改めて振り返る良いチェック本となるでしょう。

【my pick-up】

◎頭がいい人は、上司が安心する「報連相」をする

経過も結果もちょくちょく早めに知らせるべきです。問題が起きても起きていなくても、仕事の区切りや、何か変化があった場合には、その都度上司に伝えておきます。「問題が起きていない」「スケジュール通りに進んでいる」ということも、上司にとっては大事な情報です。報連相ができる人ほど成果に対する貢献度が高いと評価されるのです。

◎頭がいい人は、不備がないようにメールする

ミスだらけのいい加減なメールを量産していると、それがその人の能力とみなされて、すぐに信頼を失うので要注意です。メールのミスとは、丁寧に見直しをすれば誰でも防げるものなので、それをできないというのは致命的なのです。実際、頭がいい人は、メールによるミスの発生が圧倒的に少ないです。ミスが起きづらいように、メールの使い方を工夫していると言えます。1回のメールに用件は1つのみが原則です。その用件に関する必要事項は、一度ですべて整理して送ってくれるので、あとで見返すときも、その1通だけ見ればOKです。関連資料もきちんと添付されていますし、送る前に、不備がないか確認されているのがわかります。

一方で、惜しい人の場合、1通のメールに複数の用件を入れてきたり、ある用件に関わる必要事項を「先ほど書き忘れていたのですが・・・」「先ほど間違ってしまったのですが・・・」という感じで、パラパラと時間差で送ってきたりします。厳密にはミスなのかリテラシーの問題なのかわかりませんが、配慮を身につけていないと、受け取る側の効率を著しく下げることになってしまいます。

コメント
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