厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2015年77冊目『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?』

2015-05-10 18:10:45 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

次世代を担うアラサーのビジネスパーソン・小川晋平さんと、長年に渡るサラリーマン経験を持つ俣野成敏さんによる、一流の会社員が身につけておきたい習慣です。

「成果を生み出す習慣」にフォーカスして取り入れていけば、自分がやりたいようにビジネスを進められます。また、「人生は思い通りにはいかないが、いつからだって変えることができる」という当たり前のことにも本書から気づかされます。

朝の習慣から始まり、昼の習慣、夜の習慣。そして、毎日の習慣、毎週・毎月の習慣、毎年の習慣。最後は一生の習慣と、身近な良い習慣から少しずつ人生を視座を高める習慣にレベルアップしていく構成になっています。

【my pick-up】

◎成果を出したいなら通勤時間を短く

ビジネスマンにとって通勤時間が長いことは相当な損失です。デメリットを挙げるとするなら以下の3つです。(1)エネルギーの浪費(アウトプットの低下)、(2)時間の浪費(機会損失)、(3)交通費増加(会社への貢献度低下)。本人と会社にとって良いことはひとつもありません。チューリッヒ大学の調査によると、通勤時間が22分増えたときの幸福度の低下を補うためには、収入が3分の1増えないといけないそうです。通勤時間が伸びたおかげで仕事の成果が上がったという話は聞いたことがないので、普通の会社員であれば確実に幸福度が下がるということです。「時間」というコストをかけて、浮いた家賃で「お小遣い」を得ることが正しいのか、それとも「引っ越し代」や「家賃」といったコストをかけて、時間を得て、結果的に「生涯年収を増やす」ことが正しいのか、どちらが長期的なゴールとしてふさわしいのかという話です。

◎昼休みを戦略的に使いこなす

昼休みは人も出払って電話も減るので、朝に続く第2の集中タイムになります。そもそも、12時のチャイムが鳴ったら反射的にごはんを食べにいこうと思う時点で、他人にコントロールされすぎです。そこに「食べない」というオプションがなぜ存在しないのか不思議でなりません。わざわざごはんをするくらいなら仕事を続けて、昼休みの締めに10~15分の仮眠を取った方が午後のパフォーマンス向上に役立ちます。

◎いかに早く帰るかを考える

残業に意味はありません。早く帰った方が会社にも、自分自身にとってもいいはずです。このとき重要なのは、1日何時間働きたいのかを先に決めておくことです。「やらないことを決める」作業は引き算なので、もし8時間しか働きたくないのであれば、やらないことをどんどん増やして8時間に近づけるしかありません。また、ムダに残業が長い人に共通しているのは、ひとつひとつの仕事をフェーズで区切っていないことです。フェーズで区切るとは、期間と達成基準を明確にすること。

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