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稼げる30代になるために絶対に染まってはいけない70の習慣 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2011-11-25 |
評価
(3点/5点満点)
前回に続き千田琢哉さんの書籍です。今、最も出版ペースの早い作家さんですね。一時期の中谷彰宏さんや和田秀樹さん、齋藤孝さんを彷彿とさせます。
本書は、普通の30代が往々にしてやっている悪習の具体例を紹介しています。これらの悪習に多くの人が染まるのはそれがラクだからに過ぎず、共通する一つの心構えは「責任をとりたくない」です。この結果、グチや不満の多い人生になるのだと思います。
また、社会人としての習慣は、一人前扱いされ始める入社5年目頃までには形成され、30代で頭角を現すグループとそうでないグループに分かれます。
皆さんは、ホテルに宿泊した際、チェックアウト後の部屋を意識しているでしょうか。あとがきにも書いてあるとおり、チェックアウト後の部屋があなたの生き様そのものです。悪習の改善の第一歩は、自分の行動を振り返り、気づくことです。
【my pick-up】
◎二次会に参加しない
ダメ30代は日付が変更するまでダラダラ飲み会をやっている。仕事で実績があがらずに上からも下からも板挟みになっているために、鬱憤を晴らさないとやっていけないからだ。
稼ぐ人は二次会には参加しない。一次会で支払いの場になった際、みんながダラダラ計算しているうちに、少し多めに幹事にお金を渡して颯爽と飛び出して歩いていく。一次会の店の前の歩道を塞いでダメ30代たちが「どうする、どうする」合戦をしている頃には、まったく別世界で自分の好きなことを楽しんでいる。
もし稼げるグループに入りたかったら、人生から二次会を捨てることからスタートしよう。時間が急増して輝けるようになる。