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リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2011-10-25 |
評価
(3点/5点満点)
この本のプロローグは短いので全文紹介しましょう。
頭がよくて器用に何でもこなせる人は、20代まではチヤホヤされる。ところが30代で坂道を転がり落ち始める。「あんなに優秀だったのに・・・」「いったい何をどう誤ったのだろう・・・」という人が、あなたの周囲にもいるはずだ。器用で何でもこなせる人は、器用で何でもこなせることが災いして、便利屋さんとして人に使われておしまいなのだ。反対に不器用で遠回りの連続だった人が、なぜか30代で抜きん出てくる。リーダーというのは、人の心の痛みがわかる人のことだから。
本書の根底に流れる軸に「何が起こっても原因は自分にある」という考え方があります。原因を自分の外に求めると、人は謙虚さを失います。
リーダーの哲学書として、20代だけではなく、30代やそれ以降のベテランまで読んでは損はない1冊です。
【my pick-up】
◎睡眠時間は、すべてにおいて最優先させる
睡眠時間の短さを自慢するのは20世紀で終了したと考えよう。リーダーはどの部下よりも睡眠時間を確保して熟睡しているべきだ。理由は2つある。1つは睡眠時間を確保できるのは、仕事がそれだけ段取りよくできているということ。もう1つは、組織のリーダーならクリアな頭で決断してもらわなければならない。