できる男の活力マネジメント (ディスカヴァー携書) 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2009-06-15 |
評価 (3点/5点満点)
男性は女性に比べて10年分保守的だといわれます。本書はこの厳しい時代の中、女性に比べて10年の遅れをとっている男性が、若々しく、健康で、自信をもって、はつらつと生きていくために必要な情報を、最新男性医学の知見に基づいて、エイジング・スペシャリストの朝倉匠子さんが紹介しています。
どんなに仕事が忙しくても、毎日の運動・睡眠時間は十分確保したいものです。早い時期から自分の心身に注意を払い、継続して実践していけば、若々しさを長く保つことができます。
【my pick-up】
◎男性更年期改善のための10ヵ条
①食事を見直す
カロリーは控え目で、滋養の高い食事を目指します。
②運動をする
運動は男性ホルモン(テストステロン)を活性化させる効果があります。
③サプリメントを飲む
食事の栄養面での補佐役として活用します。
④定期検診&アンチエイジングドッグを受ける
年に一度の健康チェック。
⑤ホルモンチェックをしてみる
血液や唾液による男性ホルモンをはじめとする数種類のホルモン検査。
⑥ストレスマネジメントを心がける
男性更年期障害の克服において最も重要なことが「ストレスをためないこと」。
⑦男性グループに参加してみる
同じ悩みを共有する男性たちとのネットワークづくりは、心の安定と最新情報の獲得に最適です。
⑧適度な性生活を行う
キスしたり、抱きしめたり、いろいろな形で愛情表現を試みましょう。
⑨質の良い睡眠をとる
しっかり休息することです。
⑩禁煙&過度の飲酒を避ける
今のところ喫煙のメリットは見当たらず、デメリットは枚挙にいとまがありません。
◎「○○は遺伝だから仕方ない・・・」?そんなことはありません!
遺伝子は生活習慣や環境で、発現を活性化したり、不活性化したりします。その割合は遺伝子30%、生活習慣&環境70%と考えられていて、後者がはるかに大きいのです。
◎砂糖を食べて痩せよう
「日常生活で砂糖を多く摂っている人のほうが痩せていて、お腹の脂肪も少ない」という研究結果もあります。また、脳を常に活性化するには、毎回の食事で糖質を供給することが必要です。さらには、砂糖は脳を活性化するだけでなく、心を癒してくれるという大切なはたらきをします。心が満たされれば、バカ食いをしたりしないようになります。
◎低GI(血糖値を急激に上げない)食事法の要点
①炭水化物の摂取量を、いままでの3分の2から半分にする
②たんぱく質を意識して、もちろん野菜もたっぷり!
③一口めに炭水化物を食べない
◎適量のアルコール摂取の良い面
①血液抗凝固作用があり、心筋梗塞、脳梗塞が起こりにくい(反対に脳出血にはマイナス)
②神経伝達系列を刺激し、脳を活性化する
③コレステロール代謝がよくなり、HDL(善玉コレステロール)を上げる
④ワインなどのポリフェノール(特に赤ワインのレスベラトロール)は高い抗酸化作用があり、老化を防ぐ
⑤何よりもストレスを解消できる
◎老化とは乾燥すること
排出される水分の内訳は、
尿:1.2リットル
糞便:0.3リットル
不感蒸泄:1リットル(呼吸から水蒸気として体外に吐き出される呼気及び皮膚表面から感知できない程度に分泌される汗)
排出した分と同じだけ水分をとるには、
飲料水:1.5リットル
食物:0.7リットル
代謝物:0.3リットル(体内でたんぱく質や炭水化物、脂肪などが酵素によって分解されるときに排出される水分)
◎健康、美容にいい水の摂り方
①1日1リットル以上を目標に
②1日に6、7回くらいのタイミングでコップ1杯ずつ飲む
③乾く前に飲む
◎なぜノンレム睡眠が必要なのか?
成長ホルモンのほとんどは、寝入ってから最初にくるノンレム睡眠と、2回目にくるノンレム睡眠のときに分泌されます。ということは、最初の3時間の睡眠の質をいかによくするかで成長ホルモンの分泌量が変わり、あなたの活力度が変わるというわけです。
.